アインシュタインはそんな事言ってない!?

Albert Einstein (アルバート・アインシュタイン)という人類史上最大の天才がかつて、”The definition of insanity is doing the same thing over and over and expecting a different result.” (狂気の定義は、違う結果を期待して同じことを何度も繰り返すことです)と言ったとか言わなかったとか。今日はこのアインシュタインの有名な格言は、本当にアインシュタインが言ったものなのかどうかを調べてみたいと思います。

Albert_Einstein_(portret)

Chris Ingram: Doing the unthinkable and voting for Trump

Over the course of the past eight months, I’ve been entertained, amazed, disappointed, angered and dumbfounded by the candidacy of Donald J. Trump. At times I thought I would wake up from a bad dream and normalcy would return to the political process.

But this isn’t a dream. The Trump phenomenon is real. Normalcy is so passé. The establishment of the Republican Party is shaking in its proverbial boots — and that’s a good thing.

I’m a big fan of Einstein’s definition of insanity: “doing the same thing over and over again and expecting a different outcome.” Electing the same old politicians, or even the newer ones who play by the same old tired rules, is effectively the same thing, and it’s insane. http://www.tbo.com/

「過去8か月にわたり、私はドナルド・J・トランプの立候補により、笑い、驚き、失望、怒り、呆れを与えられた。時々私は悪夢から覚めてまともな選挙戦に戻るのだろうと考えた。しかしこれは夢ではないのです。トランプ現象は現実なのです。政治の正常性は過去のものなのです。共和党主流派がビクビク震え上がっているのは良いことなのです。私はアインシュタインの”異なる結果を期待して同じことを何度も何度も繰り返す”という狂気の定義の大ファンです。古参の政治家や例え新人であっても古い考えに囚われている政治家の選出は、事実上同じことの繰り返しであり、狂気の沙汰なのです。」

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Einstein didn’t say such a thing!

He has been misquoted!! 皆に愛されているこのアインシュタインの名言が、アインシュタインによるものではないと主張する輩をネット上で多々みかけます。本当なのでしょうか?

Different versions of this quote appear everywhere (doing the same thing twice, expecting the same result, etc.), and we owe none of them to Einstein.

After Michael Becker, an editor at the Bozeman Daily Chronicle (a local paper in Montana), let the wrong version slide into an editorial, he did some research on his personal blog.

Becker traced the original back to Rita Mae Brown, the mystery novelist. In her 1983 book “Sudden Death,” she attributes the quote to a fictional “Jane Fulton,” writing, “Unfortunately, Susan didn’t remember what Jane Fulton once said. ‘Insanity is doing the same thing over and over again, but expecting different results.'” http://www.businessinsider.com/

「色々なバージョンがあるものの、どれ一つとってもアインシュタインの名言ではない。デイリークロニクルというモンタナにある地方新聞の編集者のマイケル・ベッカーが、間違ったバージョンを社説に載せてしまったので、個人ブログでちょっとした調査を行った。ベッカーはミステリー小説化のリタ・マエ・ブラウンをその名言の出所だとした。1983年に書かれた彼女の著書 ”突然死”において、彼女はその名言はジェーン・フルトンという架空の人物の作だとしている。」個人ブログをソースにして反証するとか常識的に有り得ないでしょう。

このブロガーは自分のミスが悔しくて恥ずかしくてたまらず、この名言はアインシュタインの作でも何でもないと言ってしまったように思われる節があります(プライドの高さがこの人の文章からは滲み出ている)。 このブログに対して非常に興味深いコメントがありました。

Though he did say that one cannot solve a problem with the same consciousness that created it, which is basically just wording it differently. – http://www.news.hypercrit.net/

「そうは言うものの、アインシュタインは、問題を生み出した同じ思考で問題は解けない、とはっきり言っていて、基本的にただそれを違った言い回しにしているだけです。」想像力皆無な人間は、”insanity”と言っていないから全然違うと言うのでしょうが、言外の意味を理解出来る人間は言い回しが違うだけで、基本的に言ってることは一緒と分かるはず、みたいな?

個人的にはアインシュタインの狂気の定義は今後も使い続けるつもりですが、狂気と言えば、日本も1997年のアジア通貨危機、拓銀・山一ショックで国内が混沌としていたた時期に、メディアはさかんに経済・政治・公務員改革が必要と力説していました。政治の腐敗、無駄の多過ぎる公務員、規制で雁字搦めの経済、19年経った今でも何一つ解決されていないどころか、政治はさらに腐敗し、公務員は国の重荷となり、経済は半ば統制経済化しつつあります。問題を生み出した連中が、19年間国の中枢に寄生し続けた結果、こんな酷い状況に陥ってしまったのです。まさにアインシュタインの言うところの狂気の定義にぴったり当てはまります。先進国全てが狂気の中でもがき苦しんでいるとも言えます。いわゆる”Millennials”の多くは無職か奴隷かの選択しかなく、将来設計が描けずに未婚・少子化を加速させています。ヨーロッパではその解決策を社会主義革命に求め、結果として欧州債務危機を引き起こしました。アメリカも”Millennials”が社会主義革命を求めてバーニー・サンダースを熱狂的に支持しているのですが、バーニー革命(Feel the Bern)もクリントンに潰されそうです。日本は超縁故主義的社会主義で政治・社会的縁故がある人間は政府・社会の保護を受けながら悠悠自適な生活を送っていますが(公務員がその代表)、その他大勢の一般庶民はそいつ等の奴隷として生きるしかない状況になっています。いつまでたっても江戸時代気質が抜けないと言えるかもしれません。その腐り切った社会主義のお蔭で国の借金は対GDP比先進国中ぶっちぎりの一位です。自浄作用が全くと言っていいほど働かないこの国は、ギリシアのようにもう破綻しているのかもしれません、少なくともモラルに関しては。

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