今日は前置詞、in, at についてです。in school (prison, hospital, church…)と at school (prison, hospital, church…)、in the school (prison, hospital, church…)と at the school (prison, hospital, church…)の違いは何なのか?と疑問に思ったので、違いを調べてみた結果、特定の場所(school, prison, hospital, churchなど)に対しては、同じ法則が当てはまる事が分かりました。例えば、What do you do? と誰かに仕事を聞かれて、学校で働いていますと答える場合、I work at a school. なら、学校の敷地内で働いているという意味になり、I work in a school. なら、校舎内で働いているという意味になります。at a school ならグラウンドキーパーや用務員の可能性もあるし、in a schoolでも清掃夫や事務員という可能性もあるというわけです。学校で働いているからと言って必ずしも教師であるとは限らないという事です。教師という立場を明確に相手に示したい場合は、I teach school.とか、I am a school teacher.と答えましょう。但し、I work at/in a school. のように、at, in のどっちでも同じ意味という意見もあるので、学校で働いていますと言いいたい場合、特にこだわる必要は無いのかもしれません。
参考サイトwork in / at
He is in school
He is in school. (彼は授業中です)、in school のように schoolの前に冠詞が付かない場合、主語は自動的に、student (生徒)という事になります。生徒は学校にいるのが当然なので冠詞が必要無いらしいです。例えば、He is in hospital. (彼は入院中です)の場合、hospitalの前に冠詞がないので主語は自動的にinpatient (入院患者)になります1。Where is he now? (彼は今どこにいるの?)という質問に対して、He should be in school by now. (彼なら今頃はもう学校で授業を受けているはずです) という答えが返ってきたら、He = student という公式が成り立ちます。in school の場合は授業中 (in class or classes are in session)という意味合いが強く、とは言っても、必ずしも校舎内で授業を受けているとは限らず、体育のような教室外授業の可能性もあります。in school にはそれ以外にも
I am still in school. まだ学生です
He is in the school.
He is in the school. の場合、主語=学生にはならないみたいです。主語の彼は、生徒の父兄かもしれないし、業者かもしれないし、あるいは、学校関係者かもしれないのですが、生徒ではないというのが一般論のようです。He is in the school. (彼は学校にいます)は、彼は授業中です、にはならず、野暮用で学校の中(校舎内)にいるみたいな意味合いになります。He is in the hospital. (彼は病院にいます)は、アメリカ英語とイギリス英語で違いがあると主張するネイティブもいますが、一般的には、in the hospital は入院患者以外の時に使用する事になっています。
She is in the hospital. 彼女は病院にいます。(看護師、外来、関係者など)
“I have asked the school, ‘What are you guys doing to my child while he is in the school? What is the reason for him to behave in this manner? What is going on with my child at school?’ And no one can answer me.”
「”私は学校に質問した。’あんた達は私の子供が学校にいる間に何をしたんだ?彼がこういうような行動をとる理由は何なんですか?一体私の子供に学校で何が起こっているんですか?’そして、誰も私に答える事ができないのです。”」
この場合の、he is in the school のheは4歳の園児なのですが、母親からしてみたら、彼である彼女の4歳の子供は、学校で生徒扱いをされていないという感じの意味合いがあるのかもしれませんし、あるいは単純にその学校(保育園、幼稚園)の中で彼に何が起こっているのか、という事を言っているだけなのかもしれません。または、in the classroom (教室で)という意味なのかもしれません。pre-kindergarten (Pre-K) school = 保育園、kindergarten = 幼稚園、preschool = 幼稚園、保育園
参考サイトIn hospital, to hospital: why no ‘the’ in BrE
He is at school.
He is at school. (彼は学校です=彼は授業中です)、in school = at school で、主語のHeは生徒を意味するのですが、両者には微妙な意味の違いが存在するみたいです。あるネイティブの意見によると、in school は学校の授業時間中(8時半~3時くらい)を意味し、at school は学校にいる間、という事になるということらしいです。例えば、午後5時くらいに母親が子供の帰りが遅くて心配している時に、He/She is still at school. みたいな感じで使われるみたいです。ネイティブによってイギリス、アメリカ、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、オーストラリアと国によっても、あるいは州によっても言っている事が違うので、はっきり言って微妙な違いがよく分かりません。ただ個人的な意見を言わせてもらえば、He is in school. と He is at school. の違いは、in school だと授業中で教室や校舎内にいる感じが強く(体育の授業は別として)、at school の方は学校の敷地内ならどこでもOKみたいな感じがします。ネイティブも感覚で使い分けるしかないみたいに言っているので、慣れるしかないような気がします。
参考サイトPreposition: … <at, in> <the> school
He is at the school.
He is at the school (彼は学校にいます)の場合、He is in the school. とほとんど意味は同じなのですが、微妙な意味の違いがあるみたいです。at the school だと学校の敷地内ならどこでもOK的な感じらしいです。in the school だと校舎内のように建物の中という意味で、at the school だと校庭等の建物の外も含めるみたいです。例えば、I saw police at the school. (私は学校に警官がいるのを見た)だと、警官が学校の敷地内(校庭や駐車場)にいるのを見たという印象が強いし、I saw police in the school. だと学校の建物内で警官を見たという印象が強くなります。まぁ、校内で警官を見るとかそんな事は現実にはあまりないんでしょうけど。
参考サイトin the school/at school?
参考サイトAt School and at the School
参考サイトin the school/at school?