日経平均株価、ドル円、原油、日銀、来週の動向

今日は日経平均株価が、底値17192円から17572円の高値引けで今週の取引を終えた。底値から怒涛の380円上げである。4月18日(月)の底値16254円から1318円も上げている計算だ。先週末の終値16848円から見ても、724円も上げている。ダウが18000円の大台に乗せた心理的安堵感が一番大きかったかもしれない。とは言ってもダウが18000円割れしたにもかかわらず、今日上げたのは「 日銀は金融機関への貸し出しにマイナス金利適用を検討」という日銀の追加緩和予測情報のお陰だった事は言うまでもない。今週も先週同様に円安・株高の流れを受け継いだ形となった。来週27・28日に開かれる日銀の金融政策決定会合での追加緩和が濃厚となった今、関心は緩和内容へと移行している。来週はFRBと日銀が相場を動かすだろうと予想されていて、高値追いの展開となるのか、下値を模索するのかは会合内容次第。

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ダウ113ドル下落、ドル円強含み

今日のドル円、株価の動きはちょっと妙だった。ダウが100ポイント以上下落して18000割れ、さらに昨日の457円もの上げで反動安が予想され、週末でポジション調整の売りが入るだろうと言われ、株価が上がる要素が何一つ無いにもかかわらず、まるで午後の日銀絡みのサプライズ情報を知っていたかのような(情報が事前に漏れてた?)怪しい動きを見せていた。

ドル円、日経平均株価の1分足相関チャート
朝方にポジション調整の売りが入った後に押し目買いが入ったとも取れるが、週末ということと、高値引けを考えると、ちょっとそれも考え難い。何か嫌な感じな株価とドル円の動きだ。中央銀行主導の相場とは所詮はこんなものなのかもしれないが。月曜の原油安と地震絡みの大幅安は何だったのかという上昇の仕方だ。地震が終息したのと、原油が上昇(原油が上がるとドル円も上がる)している事も当然株価の上げ要素にはなるが、昨日と今日で666円も上昇しているのは如何なものかと思えてしまうのは私だけだろうか。666という数字に不気味さを感じるのもあるのだが、そういう事を抜きにしてもしっくりこない一日だった。

来週のFOMCはサプライズ有りか?

まさかの電撃利上げの可能性はあるのだろうか?Market underestimates FED’s hike intention

U.S. financial condition have eased significantly and now closer to the level of August last year. According to Goldman Sachs, FCI, conditions have eased more than 100 basis points since late January.

Assessing the above, we feel there is a 50% chance that FED will hike next week and much more than that in June.

米金融市場は昨年8月の中国の電撃通貨切り下げ前の落ち着きを取り戻しているらしいので、来週のFOMCでの利上げの可能性が50/50であるような事をほのめかしています。個人的には利上げはまず有り得ないと思っているんだけど、日銀の追加緩和策が濃厚な事を考慮に入れるともしかすると、まさかの利上げの可能性も捨てきれない。とは言っても、大方の予想は年末までの利上げは無いとほぼ一致していて、それが昨今の原油高、株高の原動力にもなっている。市場の大混乱を招きかねない利上げが有るとは考えられないというのが市場の見方といったところか。

日銀の思惑

地震の影響もあるので、追加緩和が許される状況にあるのは確かだ。しかし、追加金融緩和は円安・株高のための処方箋にはなっても、景気にとっては劇薬にしかならないという事を日銀はいい加減学習すべき時に来ている。円高・株安で潤うのは国民の2割にも満たない。残りの8割以上の国民は円安による猛烈なインフレで家計が火の車状態だということを何故無視し続けるのか理解に苦しむ。例えば、円高時1kgで税込み1280円だった輸入品が倍に値上がっているケースもある。近所のスーパーマーケットから、黒豚、銘柄黒毛和牛、ジャージー牛乳、地鶏が棚からすっかり姿を消して久しい。高額になり過ぎて売り物にならないからだ。2014年の消費税増税以来、生活の質が落ちまくっている。生活の質が落ちまくっているのに、なお生活が苦しいと言うことは、もう庶民の生活は限界に達しているということだ。政治というのは最大多数の最大幸福を目指すべきで、今の政府・日銀の政策はそれと完全に逆行している。富裕層をさらに裕福にするために貧困層を増やす今の金融政策は言語道断だ。消費税10%の世界だと、庶民的には1ドル95円が限界と思われる。実質実効為替レートだと円は1970年代並の円安水準にあるので、今後は1ドル95円~100円を目指す流れになるだろうと予想しているエコノミストもいる(実質実効レートで「円の真の実力」を知る)(次は「LOWER LOW」、5年後に1ドル=75円不可避-GCI)。ただ、日銀が形振り構わず力づくで円安方向にトレンド転換を仕掛けてきているので、今後のドル円の流れは、行き過ぎた円安の是正に向かうのか、日銀がその自然な流れに逆らい無理くり円安に持っていくのか、誰にも分からないと言っていい。

原油、ドル円、日経平均株価

ドル円は月曜安値の1ドル107.83円から今日の高値110.74円と約3円近く上昇した。原油も月曜の38ドル台から一時44ドル台まで上昇。日経平均株価も今週は大幅上昇し、17000円台を余裕で回復。ドル円は19:45現在1ドル110.63円、WTI原油先物は1バレル43.27ドル。

原油価格とドル円相関チャート5分足

来週は26~27日に開催されるFOMCと27日~28日に開催される日銀の金融政策決定会合と超重要イベントが控えている。会合の中身次第では、ドル円が数円動く可能性があるので注意が必要だ。追加緩和策はマイナス金利拡大、ETF購入枠の拡大などが期待されているが、期待はずれの場合は失望売りが当然予想される(来週のドル/円は日銀会合まで下値維持、緩和規模にらみ神経質)。

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