関係代名詞 that, which, who, whom 関係副詞 where, when, whyの省略

関係代名詞(relative pronoun)、関係副詞(relative adverb)は省略出来る時がありますが、関係副詞の省略はあまりお勧め出来ません。関係副詞の場合は、先行詞の省略の方がむしろ主流ですし、誤った関係副詞の省略をしてしまい、藪をつついて蛇状態になりかねません。とは言っても、ニュースなどの英文には普通、関係代名詞や関係副詞が省略された関係詞(形容詞)節が掲載されているので注意が必要なのも確かです。例えば、A witness who is called by the defense is going to testify. (被告側の証人が証言します) この文は2つに分ける場合、A witness is going to testify. と A witness is called by the defense. この2つの文の主語はA witness (証人)であるので関係代名詞whoが使われているわけです。そして、who is のように関係代名詞 + be動詞の組み合わせは省略可能なので、A witness called by the defense is going to testify. と書き換える事ができます。もし、The defense calls a witness. とa witnessが目的語なら、whomが使われ、A witness whom the defense calls is going to testify. ここでもwhomが省略可能で、A witness the defense calls is going to testify. に書き換え可能ですが省略しなくても問題ないです。

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関係副詞 where の省略

関係副詞、where, why, when, how は省略出来る時があります。This is where he was born. のように関係副詞が副詞節を導く場合は省略できませんが、This is the place where he was born. のように形容詞節の場合は省略可能です。This is the place he was born. ただ、この例文は非常に特殊なケースです。This is the place in which he was born. のwhichを省略した、This is the place he was born in. は文法的には間違っていません(がネイティブ的には止めた方がいいという意見が圧倒的に多いし、文法的に間違っていると言っているネイティブさえいます)。the place という場所を表す先行詞に限り、This is the place that I was born. のようにthatを関係副詞として使うことが出来ます。なので、This is the place (that) I was born. のようなパターンが許されるのです。この場合、whereが省略されたというよりも、thatが省略されたと考えればいいかもしれません。This is the town where I was born. の場合、whereは省略出来ませんし、thatを関係副詞として使うことも出来ません。この場合、This is the town I was born in. と書き換えても全く問題ありません。 この事がthatを関係副詞として使うべきでない理由となっています。多くのネイティブはwhere (that)を省略するよりも、先行詞the placeを省略したThis is where I was born. の使用を薦めています。※whereについては前回も詳しく説明しています

参考サイトThis is the place ‘that’ he was born
参考サイトrelative clauses
参考サイトOmission of “Where”
参考サイトThis is the place ‘that’ he was born

関係副詞 when, why, (how?) の省略

関係副詞(relative adverb) when, why, (how?)も省略可能ですが、how はそもそも関係副詞なのか?という疑問があります。確かにググッても関係副詞はwhy, when, where しか出てこない英語サイトがほとんどです(日本語サイトの多くはhowも関係副詞だと言っている)。もちろん、how は関係副詞だと言っているネイティブもいますが(ネイティブだという保証はないが)、how は関係副詞ではないと言っているネイティブもいますし、分からないと言うネイティブもいます。なので、how は関係副詞扱いしない方が無難なのかもしれません。the place where, the time when, the reason why とは言えても、the way how とは言えない事がその理由しているネイティブもいます(the reason why を冗長と言っているネイティブもいます)。そもそも関係副詞を知らないネイティブもいるので、ただ単にネイティブが文法を知らないだけと言ってしまえばそれまでですが、必ずしもネイティブが正しいとは限らないのか、あるいは、そうは言っても、howが関係副詞と言っている日本人も何かしらの参考書や辞書を盾にそう言っているんだろうし、参考書や辞書も本によって言っている事が違う事が多々あるし、多くのネイティブと真っ向から意見が割れる時があるという事も覚えておくべきかもしれません。ここにも文法偏重主義教育の弊害が垣間見られます。話が脱線しましたが、when, whyもwhere同様、関係副詞のthatで置き換えられる時は省略出来ますが、多くのネイティブは関係副詞を省略するのではなく、先行詞を省略すべきと言っています。I remember the time (when/that) we met. より、I remember when we met. の方がいいみたいです。

参考サイトThe peak season is the season that most people go on holiday
参考サイトRelative Adverbs — When, That
参考サイトrelative adverbs

who, whom, which, that の省略

関係代名詞節の制限節に限り、目的語でも関係代名詞を省略できる時がある。
The girl (whom/who/that) you hate wants to meet you.
口語ではwhoを使います。whomを使うと嫌味な人間に思われる可能性があるらしいので、that を使うのが無難だと言われていますが、関係代名詞を省略するのが一番無難です。受験英語ではwhomを使わないと✗でしょうけど。
分詞を使って関係代名詞を省略できる時がある。
I like to walk along the river that flows through the city.
I like to walk along the river flowing through the city. (現在分詞)

The information which is given in the handout is irrelevant.
The information given in the handout is irrelevant. (過去分詞)
これは関係代名詞+be動詞+現在分詞・過去分詞の関係代名詞とbe動詞は省略できるのと一緒です。

非制限節でも関係代名詞を省略できる時がある。
My mother, who is an excellent cook, is thinking of opening a restaurant.
My mother, an excellent cook, is thinking of opening a restaurant.
参考サイトRelative Clauses
参考サイトthe girl who/whom I saw
参考サイトRelative clauses in English grammar | TESOL Direct

that, which の省略の是非

Relative pronouns: Omitting that/which ←このスレッドでOPが

What do you think about the following sentence:
The letter you sent me arrived yesterday.
Is it correct?

という質問をしていて、全てのネイティブがこの例文を正しいと答えた事に対して、OPが実はこの英文はロングマンのTOEFLの問題で誤りだと答えたら、ネイティブ達はこの英文は正しいと引かず、OPがネイティブかどうかも分からないどこの馬の骨か分からない人間の言うことより、ロングマンという権威を信じると、どっちも引かずに延々と水掛け論を繰り広げています。正解は、The letter which you sent me arrived yesterday. らしいのですが、which でも that でも構わないし、どっちにしても省略できるというのがネイティブ達の一致した意見なのに対し、OPはロングマンによれば、

“an adjective clause can only be reduced if the connector is also a subject.”

「形容詞節(関係詞節)は接続語(この場合はthat/which)が主語の時だけ短縮できる」なので、that/whichが目的語なために省略できないと主張している。The letter arrived yesterday. You sent me the letter. that/whichがsentの目的語という意味。実際はyou(主語)がthatに続くために省略できないと言っている。OPは動詞が関係詞に続く時だけ関係詞が省略できると言い張っている。The man that lives next to me is friendly. のthatは省略できないと言っているポスターに対して、OPは、The man living next to me is friendly. と書き換えられると主張。この論争の争点は、ロングマンとネイティブ達のどっちが正しいのかという事で、結論は出ていない。しかし、実際は目的語でも省略できるという文献があるので、どっちが正しいのかは恐らく永久に結論は出ないだろう。何故ならどっちの文献を信じるかは個人の主観でしかないからだ。個人的には、どう考えてもthatは普通に省略できると思うが、この問題はむやみやたらに関係詞は省略しない方がいいという戒めでもあるかもしれない。whereなんかもやたらと省略しない方が無難なのは先に述べた通りだ。ただ、あるポスターが、ロングマンは関係詞の省略の話をしているのではなく、分詞を用いた関係詞節の短縮の話をしているのではないか?という説にはやたらと説得力があるので、もしかしたらそういう事なのかもしれない。何れにしても関係詞を省略する時は気を付けた方がいいだろう。

参考サイトRelative Clause Defined

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