日経平均株価 ドル円暴落、日銀まさかの梯子外し

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日銀のまさかの梯子外しで日経平均株価とドル円が暴落した。熊本地震の影響もあり日銀の追加緩和が大いに期待されていただけに、市場の失望感は相当だったはずだ。日銀の追加緩和を期待して上昇していたドルは一気に売られ、円急騰(暴騰)により、日経先物は一時高値17580円から安値16500円まで何と1080円も暴落した。ドル円に至っては、1ドル112円台を伺う勢いだったのが、日銀失望売りにより、1ドル107円台を目指す展開へと180度のトレンド転換を果たした(円、107円台後半に上昇 18日以来の高値、欧州株安も買い誘う)。日銀は異常な金融緩和を即刻止めるべき!という声が多い中、追加緩和を見送った事は英断とも言えるのではないだろうか。日銀は今後は追加緩和を模索するのではなく、出口戦略に向かう道を模索するべきなのは言うまでもない。円高物価安、公務員人件費の大幅削減こそがこれからの日本が唯一生き残れる道なのだ。

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日経平均株価 ドル円暴落

日銀の追加緩和見送りにより、市場マインドが一変した。見事なドル円の急落ぶりだった。ドル円暴落により、日経平均株価も当然ガラったわけだが、その崖は見るだけでも一見の価値があるだろう。
ドル円と日経平均株価の相関チャート
非常に恐ろしい崖である。こんな所から落ちたらひとたまりもないだろう。見ているだけで思わず震えてくる、ギャンブルの恐ろしさをまざまざと見せつけられる断崖絶壁だ。個人的には追加緩和はあると思っていたが、失望に終わる内容になると予想していたので、日銀は恐らく、失望に終わる追加緩和を提示するよりは、追加緩和自体を見送ったほうが良策だと考えたのかもしれない。もしかしたら日銀は、5月26日27日両日にわたり開催される、G7伊勢志摩サミットが終了するまでは動けないのかもしれないと言ってもいいだろう (伊勢志摩サミット)。動くとしたら夏の参院選前の6月しかないと思われる。

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円高 円安 株高 株安 今後の展開

ゴールデンウィーク開けの展開が非常に気になるところだが、5月6日の米雇用統計が当面の最大の山場になるだろう。雇用統計が予想より弱ければドル売り圧力が強まり、予想より強い結果なら円売り圧力が強まる。連休中はノーポジで連休を満喫するのが人としての在り方と言える。欧米の株式市場の動きが気になるところだが、日銀のサプライズで今日は大幅下落の可能性もあるが、明日以降はどういう展開になるのか予想が難しいところだ。企業決算が芳しくない一方で、原油高という追い風が吹いているので、一進一退の攻防が続くんだろうけど(何も言っていないのと同じではあるが)、米第一四半期GDP成長率速報値が予想(0.7%)を下回る0.5%に終わった事もあり、Bad new is good news. なのか、Bad news is bad news. なのかで状況が全然違ってくる(U.S. economy slows, with GDP growing 0.5% in first quarter)。この辺は、来週以降にならないと良く分からないとしか言いようがない。

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原油は来週はどう動くのか

原油はここへ来て45ドル台の大台を回復し、来週以降は50ドルを目指す動きになることが大いに期待されている。原油高がダウを押し上げる可能性も否定出来ないので、期待外れの企業決算に足を引っ張られるのか、あるいは、好調な企業決算によって上値を追う展開になるのか、どっちに転ぶのかは誰にも分からない。そもそもそんな事が分かる人間はこの世に存在しない。
原油価格チャート
原油高が株価の追い風になる以上、後は企業決算次第といったところか。

UPS Earnings Rise as Deliveries Increase
Viacom Q2 Adjusted Earnings Beat Estimates, Falling Less Than Feared
MasterCard Earnings Beat Estimates as Card Spending Climbs
Ford reports record earnings

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日銀ショック

日銀の追加緩和見送りは日本だけでなく、世界市場にも衝撃を与えた。ダウも絶賛下落中である。zerohedge の記事、Japanese Bloodbath After BoJ Disappoints – Nikkei Drops 1000 Points, USDJPY Crashes、から引用させてもらう事にした。

If there was a sign that nothing else matters but central bank largess, this was it. The moment The Bank of Japan statement hit and proclaims “unchanged” a vacuum hit USDJPY and Japanese stocks. Reflecting that Japan’s economy has “continued a moderate recovery trend” which is utter crap given the quintuple-dip recession, Kuroda and his cronies said they will “add easing if necessary” and apparently that is not now. Not so much as a higher ETF purchase or moar NIRP.. and the aftermath is carnage – NKY -1000 points and USDJPY crashed to a 108 handle!!

毎度の如く、日銀のデタラメぶりを猛烈に批判していて、それと共に、日経平均株価の衝撃的な高値からの1000円以上の暴落と、ドル円の高値から3円以上の暴落の衝撃を伝えている。コメント欄を見てみると非常に気になるコメントが載っていた。

Just some fun with numbers, totally meaningless…. But, “markets” seem to have a fixation with the number six.

16,666.05 (Nikkei tonight close)

S&P 666 (March 6, 2009)

And lest we forget:

Illinois lottery winning pick 3 numbers 666 day after Obama elected……And Chicago has a nice 60606 zip code……

ここでもlestが使われている。閑話休題、666という数字がここにも登場している。前回も666が登場しているので、日経平均株価大暴落を予兆しているのかもしれない。キリスト教徒でなければ気にならない数字なのだが、キリスト教徒にとって、666は非常に不吉な数字なのである。

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