スマホ:phubbing (ファビング)は相当深刻な社会問題

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

phubbing (ファビング)が世界的に大問題となっているようです。自分はスマホを持っていないのでスマホには全く関心がないのですが、ニュースサイトを漁っていたらこの見慣れないphubbingという英単語を見かけたので気になって記事を読んでみた次第です。そもそもファビングって何ぞや?という人も多いかと思います。ファビングとは、あまりにもスマホのことが気になり過ぎてリアルなコミュニケーションを阻害してしまう現象を言うようです(スマホ依存症が危ない!うつ、小指変形、睡眠障害など深刻な健康被害の恐れも)。

人からファブられると自らが他者をファブるようになる負のループ
自分よりも電話を優先された(ファブられた)人達が、自分達もスマホやSNSを優先するようになることをベイラー大学ハンカマービジネススクールによる新たな研究が明らかにしています。ファビング(連れ合いよりも携帯機器を優先する行為)が人間関係を台無しにし、鬱症状を引き起こす可能性がある彼等の過去の研究を足掛かりに、研究者達はファビングの被害者達が、自分達もネットの仮想現実社会に逃避して、他者をファビングするようになることで悪循環の環を意図することなく、ほぼ完成させてしまうことを見出しています。

確かに街を歩いていると、下を向きながら歩きスマホをしている人達の多さに驚かされる時が多々有ります。歩きながらスマホなんかしてんじゃねーよ!という声も聞いたことがあります。それが原因で喧嘩にまで発展するケースもあるみたいだし、重大事故に発展してしまうケースさえあるそうです。スマホからしばらく離れて、一度自分自身を真剣に見つめ直してみることも人生時には必要なのかもしれません。アル中治療に断酒が必要なように、スマホ中毒には断スマが必要なことは言うまでもないでしょう。

スマホ貧乏脱出:買い物にスマホを使わないことで無駄遣いが防げる
ネットショッピングは、とかく無駄遣いし勝ちで、必要ないものまで買ってしまう傾向が強いようです。カード払いをしている人がほとんどだと思われますが、それがある意味カード払いの怖いところでもあり、気が付いたらとんでもないカード請求額になっていた、なんてことが多々あるのではないでしょうか。財布の中身を確認せずの買い物は危険だとも言えます。
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人間関係よりスマホとの繋がりが大事な社会

How did ignoring people for our smartphones become the norm?という気になるニュース記事があったので読んでみました。

It’s common now to see people snubbing social companions to concentrate on their smartphone. But what causes this behaviour – known as ‘phubbing’ – and how did it come to be regarded as normal?

「最近スマホに集中して仲間を冷たくあしらう人々をよく見かけます。しかし、ファビングとして知られるこの行動は何が原因で、どのようにして正常として見なされるようになったのでしょうか?」

アメリカなんかだと家族の間でもこの現象が顕著のようです。家族を無視してスマホに熱中する子供達が増えているみたいです。子供だけではなく大人までもが、ファビングをしているらしいので、もはや社会問題と言えるでしょう。そもそもスマホを使って何をしているかが問題で、社会的に害悪になるような事をしているケースも考えられるので、少なくとも歩きスマホに対しては、法的規制が必要なような気もします。ドイツなんかでは、歩きスマホ用に地面に信号機を埋め込んでいるらしいです(ドイツが荒業!歩きスマホ用「路面に信号機」)。社会に悪影響を与える依存症の原因になるような物に対しては国の規制が必要なのは過去の例から見ても明らかです。

ネットは子供に有害!スマホをやり過ぎると精神病発症リスクが高まる
座間市で起こった猟奇事件を見ても分かるように、子供にスマホを安易に与えることは非常に危険です。事件が発覚しないだけで、陰惨な事件に巻き込まれて行方不明になっていたり、泣き寝入りして精神病を発病したり、自殺に走ったりする18歳未満の子供が相当数いると言われています。子供にスマホは百害あって一利なしの無用の長物なので、親はそこんところをもっと真剣に考える必要があります。
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phubbing (ファビング)は正常ではない

phubbing (ファビング)が正常な行為であるとは到底言えません。正常な行為ではないという認識を持つ必要があります。ファビングはスマホ依存症の症状とも言えるのです。

This smartphone addiction, in turn, was directly linked to people demonstrating phubbing behaviour. The researchers further found that it was this experience of phubbing – and of being phubbed themselves – that made people more likely to think that phubbing was ‘normal’ behaviour.

「このスマホ依存症は、同様に、ファビング行動を示している人々にも当てはまります。研究者は、このファビングと自分がファビングされる経験が、ファビングは正常な行動なんだと人々に思わせている、ということを突き止めた。」

周囲の人間もファビングしているので、ファビングが正常な行為だと思い込んでしまっているみたいです。集団心理というか、周りがやっているから正常とは言えない行為でも正常に見えてしまうんでしょうね。赤信号みんなで渡れば怖くない的な心境なのかもしれません。要は、誰かと常に繋がっていたい、取り残されたくないという強迫観念がインターネット中毒の原因で、自制心の欠如がそれに拍車をかけてしまっているみたいな感じのようです、明らかに心の病なので、早急な対応が必要なのは言うまでもありません。何かに病的に依存するという行為は非常に危険で、健全な人間関係を築く上での障害になるだけでなく、今ある人間関係を破壊してしまう可能性すらあるからです。子供達をスマホ依存から救い出す活動も始まっているようです(目指すはスマホ断ち! 子ども向け、4泊5日の無人島合宿プラン)。

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政治的解決が必要なのか?

The research, thought to be the first to consider both the causes and consequences of this modern-day phenomena, is likely to lead to further investigations of the impact of phubbing on the quality of social interaction.

「この流行現象の原因と結果の両方を初めて検証したと考えらているその研究は、ファビングが社会的相互関係の質に及ぼす影響のさらなる調査へとつながっていくでしょう。」

ファビングという一種のインターネット中毒とスマホ依存症の混合現象が社会に与える影響は、誰がどう考えても重大なのは言うまでもないし、スマホ規制のような法規制が必要になってくるのは必至だと思われます。15歳未満はスマホ禁止のような法律が出来ても何の不思議もないでしょうし、少なくとも小中学校ではスマホの持ち込みを禁止すべきだし、親も子供にスマホを買い与えることは慎んだ方が良いのかもしれません。私が子供の頃は、スマホや携帯などなくても何一つ不自由はなかったし、逆になくて本当に良かったと思っています。

スマホは便利な文明の利器です。車と一緒で、正しい使い方をしないと周囲の迷惑になるばかりでなく、害悪さえ撒き散らしてしまいます。smartphoneはそれを使う人にもsmartさを要求しているのかもしれません。

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