真理:親の教育方針で子供の将来の幸福度が決まってしまうらしい

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当たり前の話ですが、親の教育の仕方で子供の将来はほぼ決まってしまいます。私の同級生や近所を例にすれば、教育熱心の親の子供は現在、医者、エリート商社マン、大企業の部長クラスですが、親が教育に無関心だった子供は現在、無職だったりフリーターだったりしています。何れも30代~40代の例です。私立の小学校に通い、塾に家庭教師という徹底ぶりだったので、社会的に成功して当たり前です。個人的な経験から言っても、親が子供にどのくらい期待をかけるかが鍵になっているように思われます。もちろん、過度に期待をかけ過ぎれば、子供が重圧で潰れてしまう危険性もあるので、この辺はさじ加減が非常に難しくなってくるのですが、子供の資質みたいなものを見抜く鋭敏な洞察力が親には求められています。

小学校時代の友達の中には、いわゆる鍵っ子と言われていた子供がかなりいました。自分で鍵を開けて誰もいない家に入るのですが、親がいないので勉強もせずにやりたい放題やっていました。その一方で、帰ると家に親がいる友達は、親から宿題やんなさいみたいな事を言われるので、部屋へ行って宿題や予習・復習に勤しんでいました。教育熱心な親が多かったので、塾通いの友達が結構多く、塾に行っていなかった自分は肩身の狭い思いをしていました。少しでもハイレベルの塾へ行くことがステータスのようになっていたからです。わざわざ往復3時間かけて四谷大塚まで通っていたクラスメートがいたほどです。そういう子は開成中学とかへ進学するわけですが、明らかに住む世界が違っていました。

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子供は褒めて育てろ

How do your parenting methods affect your child’s future?

The results demonstrated that people who had experienced “supportive” child-rearing where parents paid them a lot of positive attention reported high salaries, academic success, and high levels of happiness. On the other hand, participants subjected to a “strict” upbringing where parents paid them high levels of attention combined with strict discipline reported high salaries and academic achievement, but lower happiness levels and increased stress.

「その結果は、両親が彼等に多くの好意的配慮を払う協力的な子育てを経験した人々は、高収入、高学歴、高い幸福度を報告していることをはっきりと示しています。これとは逆に、両親が彼等に厳しいしつけをしつつ高水準の注意を払う厳格な教育法を受けた参加者は、高収入で高学歴、しかし低い幸福度と高いストレスを報告しています。」

我が子がヒキニートにならないように子育ては周囲の環境が超大事
都会住まいは子供達の精神病体験に対する脆弱性を著しく高める可能性がある事を、キングス・カレッジ・ロンドンとデューク大学による新たな研究が明らかにしています。Schizophrenia Bulletin誌に掲載された今回の研究が、英国の主要都市で育った若者達がイギリスの田舎町で育った若者達と比べ、40%以上も精神病体験(幻聴や極度の被害妄想感など)を訴える傾向にあることを見出しています。

子供に対し多くの好意的配慮を払う親を持てば、子供も伸び伸び健やかに育ちます。そのような親は当然子供の教育にも熱心なので、高収入・高学歴な子供が出来上がります。教育熱心である一方でしつけが厳しい厳格な親を持った子供は、勉強は出来ますが、何らかの社会性障害を持った人間に育ってしまう可能性が高いようです。たとえ高収入・高学歴であっても幸福度が低い満たされない人生を歩むことになってしまうようです。このような人々が人の上に立ってしまうとかなり息苦しい世の中が出来上がってしまいます。今の日本の問題は、そういう人達がやたらと権力を握ってしまうことにあるような気がします。幸福度の高い人は現状に満足しやすく、出世欲や権力欲、金銭欲もほとんどないので、人の上に立つことは滅多にありません。

引っ越し(転校)が子供に悪影響を与えるのは当たり前
今日は子供の心の健康にスポットを当ててみたいと思います。引っ越し(転校)は子供に対して、大人の想像を絶する精神的・肉体的負担を与えます。基本...

その逆に、満たされない人間の権力欲や支配欲には凄まじいものがあり、それが多くの人々を不幸にしてしまう原因になってしまっています。話は逸れましたが、子供が将来どのような人間に育つかは親の教育方針次第で、子供に高学歴・高収入で幸福度の高い人間に育ってもらいたい場合は、子供を褒めて育てる協力的な親にならなければなりません。子供の教育にも高い関心を持ちつつ、厳しい躾は控え、子供の自主性を養いながら少しでも多く子供と一緒に過ごす、これは口で言うのは簡単ですが、至難の業と言えるでしょう。厳しいしつけ、特に多過ぎる規則は子供を社会的に成功させる事はできても、幸福度の低い高ストレスな人間に育ててしまうらしいのです。

子供の偏差値を上げるには緑の多い環境で育てるのが良い
緑地を含む自然環境は子供の脳の発達に有益である可能性がありますが、残念ながらまだ十分な科学的根拠は存在しません。過去のISGlobal研究が既に学校内や学校周辺の緑の空間が、7歳~10歳の子供の認知発達を高める可能性があることを示唆しています。今回の研究の中で著者等は、誕生からの子供の全ての自宅周囲の緑の影響を評価し、幼少期の認知発達を特徴付ける事でこの知見を広げています。

確かにしつけは大事ですが、厳しいしつけは子供を萎縮させてしまうだけでなく、子供の自主性まで奪ってしまいます。悪いことをしたら叱るのは当たり前ですが、例えば、成績が悪かったら厳しく叱るのではなく、成績が悪い原因を子供と一緒に考えて、成績向上のための方策を練るのが、子供の将来のためには良いということみたいです。成績が上がれば一緒になって喜び、そして褒めてあげる事が大切なようです。子育ては本当に大変ですが、子供の将来の幸せのためにも、子を持つ親には正しい教育方針を持ってもらいたいものです。

ネットは子供に有害!スマホをやり過ぎると精神病発症リスクが高まる
座間市で起こった猟奇事件を見ても分かるように、子供にスマホを安易に与えることは非常に危険です。事件が発覚しないだけで、陰惨な事件に巻き込まれて行方不明になっていたり、泣き寝入りして精神病を発病したり、自殺に走ったりする18歳未満の子供が相当数いると言われています。子供にスマホは百害あって一利なしの無用の長物なので、親はそこんところをもっと真剣に考える必要があります。
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