アベノミクス崩壊で経済の地盤沈下も懸念されていますが、アベノミクスによる首都東京の地盤沈下も懸念され始めているようです。お隣中国の首都北京の地盤沈下も深刻化しているらしいので、アジア2大首都が地盤沈下の危機にさらされている現状は、もっと憂慮されるべきではないのでしょうか？日本の場合は特に、首都圏直下型巨大地震がいつ起きてもおかしくないと言われているだけに、首都圏巨大地震によってそこらじゅうがボコボコ陥没するんじゃないかという、そう言った不安の声も聞かれます。私自身も首都圏住まいなので、首都圏直下型は他人事ではありません。首都圏直下型巨大地震については前回も書いているのですが、30年以内に7割の確率なので騒ぐほどの事でもないような気もします。専門家の中には後5~60年は起きないと言っている人もいるので、心配するだけ無駄かもしれませんが、何が起きるか分からないのが自然です。天災は忘れた頃にやってくると古から言われているだけに、普段から地震に備えておくことは、地震大国日本に住む国民の義務・責務でもあります。
北京は年11cmのペースで沈下！？
まじかよ！？と思ってしまう衝撃的な数字ですが、マジらしいです。
City Slowly Sinking: Research Shows Beijing Is Sinking By 11 Centimeters Annually
Researchers have found that the entire city is sinking, but the impact is much more pronounced in the Chaoyang district, which grew since the 1990s with ringroads, skyscrapers and other infrastructure. The uneven nature of the sinking in some areas of Beijing poses risks to these buildings, researchers report.
「研究者は市全体が沈下していることを発見しましたが、そのインパクトは、1990年以来、環状線、高層ビル、他のインフラが整備された朝陽地区でより顕著だということです。北京の一部エリアで不均衡に沈下していることが、これらの高層ビルにリスクになっている、と研究者は報告しています。」
北京は市全体が沈下しているらしく、一部のエリアでは沈下の度合いが激しいらしく、その不均衡さがビルを危険にさらしてしまっているようです。日本なんかはどうなんですかね？巨大地震の時に地盤沈下の影響がもろ出るような気もします。東日本大震災の時に新浦安で起こった事を鑑みた場合、埋立地は特にやばいような気もします。
subsidence was relatively high in the Chaoyang district, especially because of its rapid growth in recent years. He expects it to keep moving east as the city is sprawled in that direction.
「沈下は朝陽地区で比較的高く、特に近年の急速な発展によっています。北京市のドーナツ化現象で市東部のさらなる発展が予想されています。」
北京市中心部の地価高騰で、市東部が急速に発展し続けているようです。それが災いしてその地区の地盤沈下が深刻化しているらしいのですが、中国政府も対策を打っているので、大事には至らないように思われますが、こればかりは将来的に2000万人の北京市民にどのような影響をもたらすのかは予測がつきません。
東京も相当やばい
地盤沈下問題は東京も対岸の火事では済ませれません。埋立地が多いだけに北京以上にやばいです。さらにいつ来てもおかしくないと言われている、首都圏直下巨大地震の問題も抱えています。色々な意味で都民はのほほんとしている場合ではないのです。建設中の「東京外環道」は本当に必要なのか？ 地下水脈に悪影響、大気汚染が1か所に集中する可能性も
「建設予定地は首都圏でも地下水が豊富な地域。トンネルができれば地下水脈を東西に分断する『遮水壁』となり、地盤沈下や井戸枯れが起きることも考えられます」
国交省は、地下水の多い場所でトンネルの真下を横切るようにパイプを埋め込み、流れを迂回させる「地下水流動保全工法」を採用するという。
建設中の外環道が地盤沈下を招きかねないと懸念されています。この期に及んで環境破壊をしてどうんすんのかという話みたいで、自然との共生を考えるべき時期に、オリンピック効果で都内の環境が破壊されていくと言うのも皮肉な話ではあります。