心理:親切は感染しますが、流行病には絶対にならない

他人に対する親切心は、ウィルスのように伝染していくようです。誰かが赤の他人に対して、物凄い親切な行動を取るところを目撃した場合、多くの人達がそれを真似て、他人に対して親切になるみたいです。人の善行を見て、我が身の悪行を悔い改めるみたいな感じですかね。

悲しいことに伝染性のある親切な行為は、絶対にpandemic(パンデミック)にはなりません。それだけ親切な人間が少ないという事を意味していて、人を思いやれる人間は、今や絶滅危惧種になっています。あまりにも悲しい現実です。

日本人の人情味がどんどん薄れて、住み難い世の中になっていますが、こういう社会では、経済の発展は、まず望めないでしょう。日本経済が再び成長するには、人に対する思いやりの心が必要で、人を大切にする社会作りが求められているのではないでしょうか。

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親切な行為は人を感動させる

Kindness Contagion

Witnessing kindness inspires kindness, causing it to spread like a virus

「親切な行為を目の当たりにする事は、親切心を呼び起こし、ウィルスのようにそれが蔓延する原因になります。」

以前にオスカー受賞俳優のヘレン・ハントとケビン・スペーシーが出演したPay It Forwardという映画がありましたが、あの映画がこの事に近いのではないかと思われます。他人に親切にされたら、他人に親切にする、みたいなコンセプトなのですが、皆が他人に対して親切になれば、世の中を根底から変えることができるのではないでしょうか。

例えば、シンドラーのリストを見れば、多くの人が他人に優しくしようと思うだろうし、金儲けよりも人助けの方が尊いと思うはずです。金儲けは決して人を感動させませんが、人助けは人を感動させる力を持っています。金儲けは金を愛する行為であり、あらゆる悪の根源でもあるので、そういう行為は軽蔑されるべきであり、人間の真価は金ではなく、優しさに有るという事を人はもっと学ぶ必要があります。

何でも右に倣えはよくない

Conformity gets a bad rap, and it often deserves one.

「画一性は悪く言われ勝ちで、たいてい言われて当然です。」

慣習に盲従することは良くない、というか大変危険です。そういう人間ばかりだったなら、人間は未だに洞穴に住んでいたし、ネアンデルタール人と何ら変わりはなかったでしょう。慣習をぶち破ることが時には必要なのですが、人間は生まれた時から、親や周囲の真似をして言語を習得したり、社会性を学び、さらに学校で画一的な人間に仕立て上げられるので、どうしても周囲を真似る、右に倣えな人間になってしまいます。社会自体が急激な変化を望まないこともあり、出る杭は打たれるで、革新的な人間は早々に潰されてしまいます。出過ぎた杭は打たれないのですが、そういう人間はなかなか現れません。

厨房・工房辺りの反抗期は、人と違う行動を取ることが格好良く思え、大人に成るに連れて、人と違う行動を取ることの本当の難しさを学びます。人と違う事をする人間はどこかおかしいみたいなsocial norm(社会規範)というかpeer pressure(仲間からの圧力)というか、そういう心理的圧力が人間を画一的にする役割を担っています。そういった意味では、人間はアリや蜂と何ら変わらないのかもしれません。

人は誰でも人から認められたい

The battle between dark and light conformity likely depends on which cultural norms people witness most often. Someone who is surrounded by grandstanding and antagonism will tend towards hostile and exclusionary attitudes herself. Someone who instead learns that her peers prize empathy will put more work to empathize herself, even with people who are different from her.

「陰と陽の間の画一性の戦いは、たぶん、人々が最も頻繁に経験する社会規範に依存しています。スタンドプレーや確執で取り囲まれたある人は、彼女自身、冷淡で排他的な態度をとる傾向があります。それよりむしろ、彼女の仲間がエンパシー(思いやり)を重んじる事を学んだある人は、彼女自身、彼女と違う人々に対してでさえ、思いやるように努力します。」

育ちによって人は陰にも陽にもなります。しかし、その根底にあるのはどちらも同じで、自分の仲間から認められたいという強い重いです。卑劣な環境で育てば、必然的に卑劣な人間が出来上がるし、明るい環境で育てば、当然心優しい人間が育ちます。卑劣な人間に認められたければ卑劣な行為を取るしかないし、心優しい人間に認められたければ、心優しい人間になるしかありません。子供の健全な発育には、周囲の環境が非常に重要です。

情けは人の為ならずで、人に親切にすれば、巡り巡って自分も親切にされるので、人を思いやれる心の優しい人間になりましょう。

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