企業は人であり、社員を見れば企業体質が分かる

武田信玄はかつて、人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり、と言ったと言われています。どんなに立派で強固な城を築いたとしても、人心が離れれば城は陥落します。結局城を守るのは人で、家臣団から忠誠心が消えれば落城します。忠誠心をいかにして築くかは、城を築くよりも遥かに難しいと言えます。

ブラック企業は恫喝や脅迫等の恐怖支配で、従業員を酷使しているわけですが、それが働いたら負けのような思想を生み、若者の貧困を助長してしまってもいます。職場が温厚で優しい人間だけなら、人手不足やニート、鬱病の深刻化などの問題はなくなるはずです。日本の職場にはサイコパスが多過ぎるのかもしれません。それは人事の問題であり、何故そのような問題人物を採用してしまうのか、理解に苦しみます。

温い職場だと、従業員がダレるという問題は確かに存在しますが、飴と鞭ではありませんが、仕事の能率によって、従業員の給料を差別化することで簡単に解決します。ダラダラやる非正規労働者は再契約しなければいいし、一生懸命でも仕事が遅い従業員は低賃金、仕事が早い従業員は昇給していく、本当に優秀な人材は正社員化、みたいなシステムにすれば、誰もが働きやすい職場が簡単に完成します。それができないのは、指揮命令者が怠けているか、質が劣悪だからです。3ヶ月契約更新制にして、再契約審査を厳格化すれば、故意に怠ける従業員はいなくなります。

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日本企業が抱える深刻な問題

日本の労働市場は深刻な問題を抱えています。それは、職場環境が劣悪過ぎて、本当に有能な人材が埋没してしまっている事です。企業にとって一番有能な人材とは、薄給でも文句を言わずに自発的に与えられた仕事を黙々とこなし、仕事が無くなれば、自発的に他者を助けたり、仕事を効率化するための業務改善を進言したりする従業員です。しかし、そのような人材は、得てして大人しく、粗暴な人間とは相容れません。なので、職場の上司、同僚、先輩に人間性に問題がある従業員がいると、すぐに辞めてしまいます。それが日本企業の生産性を著しく低くしてしまっている元凶でもあります。

日本企業の根本問題は、職場環境において、悪貨が良貨を駆逐してしまっている事です。悪貨同士が結託して、無駄な仕事を増やしつつ、仕事をダラダラやって残業泥棒したり、怠けること無く、与えられた仕事を定時で黙々とこなす良貨を駆逐したり、やりたい放題やっている事で、そういう輩を放置している企業に一番の問題があるのは言うまでもありません。

日本の多くの企業は、人手不足ではなく、人材不足に直面していて、企業に在籍している人材がまともなら、類は友を呼ぶで、まともな人材が集まります。人材不足に陥るのは、そもそもその企業にまともな人材が存在しないか、少な過ぎるからです。従業員に優しい企業でなければ、顧客に対しても優しくないのは一目瞭然で、客の前で従業員を怒鳴りつけるチェーン店がいかに多いことか、もちろん、そんな企業では金輪際買い物も飲食もしませんが、従業員もそんな会社はさっさと辞めた方が身のためです。

企業は人

自分がスマホアプリ会社を起業しようとした場合、プログラマー、グラフィックデザイナー、サウンドクリエーターの3人を雇う場合、もちろん、実際にプログラムが組める人、キャラや背景、オブジェクトを描ける人、音楽や効果音を作れる人を雇いますが、採用に当たって一番重視すべきなのは、人間性ではないでしょうか。一緒に仕事をやって苦にならない人材、扱いやすい人材、薄給で与えられた仕事を文句を言わずに定時で黙々とこなす人材、そういう人材を求めるのが正常な採用の考え方だと思います。

いくら仕事が出来たとしても、完成したゲームを自分の物としてアップストアで勝手に売り出したり、ダラダラ仕事をやって残業ドロしたり、権利ばかり主張して義務を果たさない、やたら文句が多くて態度の悪い従業員は御免蒙ります。

しかし、不思議なのは、多くの企業がそのような人材を雇っている事で、酷い時になると、仕事ができないくせに、やたら高圧的で態度と声がでかい、どうしょうもない人間が存在しているという事です。企業が人という事を考えれば、従業員はその企業を代表する存在でもあり、態度や素行の悪い従業員を雇い続ける事は、企業イメージを損なうだけでなく、将来的に会社に対して致命的なダメージを与えかねません。

優しくなければ人間ではない

優しく無ければ人に非ずなので、企業は優しい人間だけを雇うべきです。心の綺麗な人は悪行を働かないし、企業にマイナスな事も絶対にしません。従業員同士の和(輪)も強まり、生産性も上がり、顧客に対して、最高、最良なおもてなしを提供することも可能になります。

正規雇用、非正規雇用問わずに、採用時に個人の性格を正確に診断できる、厳格で精度の高いEQテスト(心理テスト)を実施する必要があります。少しでもおかしな人材を採用しないで済むので、企業にとってはかなり大きなプラスになります。仕事ができて有能でも、人間性に欠ける人間を雇ってはいけません。人柄は面接だけでは絶対に把握できません。

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