人が見て見ぬふりをするのは仕返しが怖いから

誰だって仕返しは怖いです。いじめの原理も、その根本は、仕返しが怖いという心理的恐怖にあります。ビビリな性格な人は、一倍仕返しを恐れるあまり、それが正常な人間関係の構築を阻害したり、ニート・ひきこもりの原因にもなってしまっています。世の中怖いもの知らずもいますが、そういう人間が全てを仕切ってもいます。

不幸なことに、怖いもの知らずが、ビビリを仕切ることで人間社会は成り立ってしまっていますが、怖いもの知らずとビビリの間の微妙な力関係が崩れると、さまざまな問題に発展してしまいます。学生時代の学校社会においては、基本的に力が全てを支配していましたが、大人の社会は形式的には法治社会なので、学校のような放置社会と違い、原則的に力による支配は許されません。喧嘩が強いか弱いかで上下関係が決まる、動物界同然の学校社会と、法律によって喧嘩が弱い人間でも上に立てる大人の社会とでは、本質的に決定的な違いが存在します。しかし、会社という狭い、ある意味、学校のような社会構成においては、依然として力によるイジメや恫喝が存在し、到底大人の社会とは言えない世界が存在しています。

こういった世界では社会的地位とか一切関係なく、怖いもの知らずの部下が、ビビリの上司に対して、非道な行為を行ったりします。ブッラク企業は、怖いもの知らずの人間達が、学生のノリで恐怖政治を敷いている、大人になれない子供の集まりとも言えます。体は大人頭脳は子供の、困った人達なのですが、社会がこういう人達を許容してしまっている事にも問題があります。こういう人間達が日本社会を蝕んでいるのも事実です。

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規範違反

Fear of retaliation

Imagine a group of travelers who witness two cases of littering at a train station. One person throws a coffee cup on the platform. Another person throws away not only a coffee cup, but an entire bag of trash. Who is more likely to be confronted and reprimanded by bystanders? Although throwing away a bag of trash is considered the bigger norm violation, this behavior does not elicit a stronger reaction in witnesses.

「鉄道駅でポイ捨ての2つのケースを目撃した旅行客グループを想像してみて下さい。一人はプラットフォームにコーヒーカップを投げ捨てます。他の人間は、コーヒーカップだけではなく、ゴミ袋全部を投げ捨てます。どちらの人間が、すぐ近くにいる人々に立ち向かわれて叱責されるでしょうか?ゴミ袋の投げ捨てはより大きな規範違反ですが、この行為は、目撃者達の中により強い反応を引き出していません。

駅で規範違反を犯した人間を注意して、悲惨な結果を招いていしまうことが多々ありますが、君子危うきに近寄らずではありませんが、規範違反を犯す問題のある人間には関わり合いにならない方が身のためです。こういう人間はわざと喧嘩をふっかけるために、そういう行為をしている可能性もあるので危険です。

心理的には、不道徳な行為を黙認することは、気持ちのよいものではありませんが、目に余る規範違反を犯す人間は、明らかにどこかおかしいし、注意1秒怪我一生と言うように、注意はしない方がいいでしょう。まず注意しようとする前に、その注意しようとする思いを注意する必要があるということです。

下手な正義感は怪我の元

Travelers have more negative emotions toward the larger violation and felt that it should be reprimanded more severely. Despite these emotional responses, however, the surveyed individuals admitted that they would be reluctant to confront or punish such violations in real-life settings.

「旅行者達は、より大きな違反行為に対してより否定的な感情を持ち、より厳しく非難されるべきだと感じました。こういった感情的反応にもかかわらず、しかし、調査の対象になった個人達は、彼等が実生活でそのような違反行為に立ち向かったり、あるいは、罰を与える事に対しては消極的な事を認めました。」

大きな社会的な規範違反を犯す人間はやばい人間なので、まじで立ち向かったり、罰を与えようなんて考えない方がいいです。見て見ぬふりをするか、駅なら駅員や警官に言った方がいいです。つまらない正義感は身を滅ぼす原因になります。

プロに任せる

The scientists explain this reluctance with the perceived risk of retaliation by the norm violator. The greater the norm violation, the greater the retaliation might be. Bystanders feared that in cases of a more severe social norm violation, the person’s reaction would be stronger when confronted or reprimanded. The study shows that social self-regulation has its limits. Up to a certain point, we reprimand each other for bad behavior. But in cases of more extreme norm violations, social self-regulation no longer works and we need authorities, police and security personnel.

「科学者達は、この消極性を、規範違反者による報復の知覚リスクで説明しています。規範違反が大きいほど、報復もでかくなるかもしれません。傍観人達は、もっと酷い社会規範批判の場合、その違反人の反応が、立ち向かわれたり叱責された時、より過激になるだろう事を恐れていました。今回の調査が、社会的な自己規制には限界があることを示しています。ある程度までは、我々は、悪い行いに対してお互いに叱り合いますが、もっと極端で危険な規範違反が起こった場合、社会的自己規制はもはや働かなくなり、警官や警備担当者などの専門家達の助けが必要になります。」

余程腕っ節に自信があれば別ですが、例えそうであったとしても、力道山の例を見るまでもなく、腕力は凶器の前では無力です。特殊な訓練を受けていない限り、ほとんどの人間は凶器を見ただけで、恐怖から筋肉が萎縮し、酷い時は逃げ出すことさえできなくなってしまいます。地上1m程度の平均台なら誰でも簡単に渡れるでしょうが、それが崖に掛けられていたとしたら、渡るのは困難です。筋肉の萎縮、震え等で、平均台から落ちる可能性すらあります。これは高所恐怖症とかに関係なく、余程の命知らずでもない限りは、誰でもそうなります。恐怖の克服をする、ある程度の訓練が必要です。

人間は所詮は動物なので、その程度のものと思っておいた方がいいかもしれません。例えばゴミ箱を荒らす熊を注意する人間はいないだろうし、それと一緒で、野生動物と思った方がいいかもしれません。特に最近の日本ではそういう人間が増えているので、下手に注意をしない方がいいし、それが長生きの秘訣とも言えます。

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