アメリカ次期大統領、トランプ氏から学ぶ人生成功の哲学

トランプ氏が大統領に当選できたのは奇跡どころの話ではありません。宝くじバラ10枚買ってそれが全部1等当選するみたいな確率です。トランプ氏は、あしたのジョーの主人公の矢吹丈のように、不可能を可能にする男と言えます。

どのようにして、そのような無理ゲーを最後までプレイして、最後に勝利まで勝ち得る事ができたのか、これを調べれば、人生における成功哲学が自ずと見えてきます。

下馬評では、スコット・ウォーカー現ウィスコンシン州知事、ジェブ・ブッシュ前フロリダ州知事、マルコ・ルビオ現フロリダ州選出上院議員、クリス・クリスティー現ニュージャージー州知事が、共和党大統領候補に選出されると目されていました。

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他と違うことをする

トランプ氏は他の候補者達と一線を画すために、敢えて超大胆な問題発言をひたすら繰り返しました。これを玉砕戦法と呼びますが、負けを覚悟した戦いにおいては、一番効果的な戦略かもしれません。ダメ元で言いたい放題言うことで、メディアの注目を一手に集め、常に自分がニュースの中心にい続けることができます。周囲からは当然総スカンを喰らいますが、それでも悪びれること無く、自分はさも何も悪いことは言っていないかのように開き直り、暴言を吐き続ける事で、クリントン氏が言った、deplorable people の熱狂的な支持を得ることができます。これで支持母体が見事に形成されました。

こんな酷い暴言を繰り返す人間が大統領になれるわけがないと踏んだリベラルメディアは、クリントン氏を勝利させるために、トランプ氏を共和党候補のフロントランナーとして2000億円の広告費に匹敵する、とてつもない宣伝作戦を展開しました。

人の心理を巧みに利用した、世間の注目を浴びる炎上商法(click bait)は、fake newsや刺激的なタイトルを使って、広告費を稼ぎ出す非常にあざといやり方ですが、他の人間達と同じことをやっていたら、お金が稼げないのと一緒で、何をやるにしても、他から抜きん出ないと話になりません。やったもん勝ちとも言えるかもしれません。

人々の心の琴線に触れる

ただ暴言を繰り返していても人々の支持や関心は集められません。今回トランプ氏が使ったのが移民問題でした。不法移民を糾弾することで、反不法移民の人々の心をがっちりと掴みました。この時多くの共和党寄りの政治評論家達が、不法移民を叩けば、共和党は選挙で大惨敗すると言っていました。17人の共和党候補者のうち、不法移民批判をしたのは、たったの3人だけでした。トランプ氏の批判の仕方は、他の2人とは比べ物にならないほど、それは酷いものでした。なので、共和党員達からも猛烈な批判を浴びました。

トランプ氏は、あくまでもクリントン氏を勝たせるために、共和党=反移民のように世論操作をする目的で、不法移民叩きをひたすら繰り返していたと思われ、最終的にそれが功を奏したとも言えます。瓢箪から駒みたいなもんです。

当初の動機はどうであれ、人々の心の琴線に触れる言葉は、人の心を動かし、熱狂的なファンを獲得することができます。日本贔屓を売りにしたウェブサイトが、ネトウヨ達の心をがっちり掴んでいるようなもんです。共和党識者達が言うところの、トランプ氏は、低学歴で無教養な国粋主義者達に迎合しただけなのかもしれませんが、ビジネスというのは、馬鹿にいかに無価値なものを高く売りつけるかで成り立っている、とも言われているだけに、言葉は少々乱暴かもしれませんが、的を射ているようにも見えます。

折れる時は折れる

批判・誹謗中傷の嵐にもめげず、トランプ氏はとにかく滅多に折れませんでした。しかし、それでも折れる必要がある所ではしっかり折れ、完全なサイコパスではない所を見事にアピールしていました。それがキリスト教徒達の心を掴んだとも言えます。自身の非を認めて許しを請うことが、人間時には必要だと言う事です。

自身の信念を簡単に曲げれば人心は離れていきますが、自身の信念を頑なに曲げなくても、やはり人心は離れていきます。この辺の微妙なバランスを巧みに操作するのは、非常に厄介な問題で、そこが人生の成功の分かれ道でもあります。これは投資にも言え、どこで信念を曲げて売る(買う)か、どこまで耐えるか、この微妙なバランスを巧く扱える投資家だけが成功できます。簡単に信念を曲げて売り買いを続けていたら絶対に勝てないし、信念を頑なに曲げないでいると、最終的に塩漬けや、大きな損を招きます。損切りは大事ですし、損して得取れと言われるように、見極めが非常に重要になってきます。

人目を気にせず大胆であれ

芸能人はまさにこれで、彼らは人目は一切気にせず、売れるためなら何でもします。人から相当な誹謗中傷、嘲笑を浴びるので、余程図太い神経をしていないと心がやられます。芸能人の中には、ネットの掲示板を見てかなり凹んだとか、凹むからネットは敢えて見ないとか、色々な意見があり、人の意見を気にしている人間もいるみたいです。

トランプ氏はとにかく人目を一切はばかることなく、勝つためには手段を選びませんでした。焦土作戦とも言える戦略を遂行し、トランプ氏の通った跡は、ぺんぺん草も生えない状態でした。さすがにそこまでやるかと思える酷い状況でしたが、そこまでやっても、最終的にアメリカ人はヒラリー氏ではなく、トランプ氏を選んだわけですから、いかにクリントン氏に人望がなかったか良く分かります。lesser of two evilsで、誰がどう考えても、クリントン氏よりもはるかにevilなトランプ氏が選ばれたという事になり、これは現代の7不思議の一つであるとも言えるかもしれません。

トランプ流成功の哲学は、他から抜きん出るためには手段を選ばず(合法的な範囲で)、言葉を選ばず、とにかくターゲット層の心を掴み続け、世間の批判や誹謗中傷、嘲笑は一切意に介さず、損を恐れないがなるべく損をすることなく得を取り、常に大胆であれです。これを実践できれば、トランプ氏のような人生の成功者になれます。私のように、世間の目ばかり気にする小心者にはとても真似できません。

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