日本は移民政策を真剣に考える時に来ている

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日本は移民を受け入れるか、没落への道を選ぶかの2択を迫られているとよく言われますが、個人的には、移民云々の前にワープア若年層の支援をすべきで、その気がゼロなら移民受け入れしかないと思っています。どっちもしない場合、2030年までにこの国は相当悲惨なことになっているだろうと悲観的な予想がなされています。

ブレグジットは移民政策へのイギリス国民の不満が爆発した結果と言われていますが、他の欧州諸国(特に独仏)は深刻さを増す移民・難民問題により、その原因を作ったと猛烈な批判を浴びている、ドイツのメルケル首相が、次の選挙で移民排斥を掲げる右派の大攻勢により、大変な苦戦を強いられるだろうと予測されています(Populist Tide Puts Angela Merkel on the Defensive)。ドイツ以上に移民問題が深刻な隣のフランスでも、イスラム系移民排斥を掲げる、右派のルペン女史勝利が予想されています(French politicians are now marching to Marine Le Pen’s immigration tune)。

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トランプ現象と反移民感情

トランプ氏が共和党プライマリで勝利できたのは、氏の痛烈な不法移民放置政策への批判にあったと言われています。ほとんどの日本人の感覚から言うと、不法移民は強制送還されて然るべきなのですが、リベラルなアメリカ人は不法移民は保護されるべきと主張し、アメリカは法治国家ではなかったのかという疑問さえ生じてきます。さらに一部の狂信的な過激なリベラル達は、犯罪を犯した不法移民でさえ保護されるべきであると言っているので、もうメチャクチャとしか言いようがありません。あまりにも酷すぎると、保守派から非難されていますが、そんなのおかまいなしで、我が道を行くと言った感じです。

アメリカは移民の国で移民がアメリカを特別な国にしているという、リベラルの常套句に対し、トランプ氏は、アメリカはゴミ捨て場じゃないと言ったことがありますが、氏が意味することは、質の悪い移民、特に悪質な不法移民(犯罪者)はいらないということみたいです。トランプ氏はアメリカ人に危害を加える恐れのある、犯罪歴のある不法移民を国外追放すると言っているのに対し、民主党員達は全力でそれを阻止すると言っているので、法と秩序を重んじる、トランプ氏が大統領になるのも当然という声さえ聞かれます。

共和党員達は、この法律は嫌いだから守らないみたいな、子供じみた事は許されないと民主党を批判していますが、確かに、法律は選り好みできないし、するべきでないし、法律が気に入らなければ法を変えればいいだけです。しかし、今回の選挙でアメリカ人は、過激な民主党の移民政策にノーを突き付けてもいるので、トランプ氏はアメリカ国民の望む方向で、移民問題を解決するだろうとかなり期待されています。

クラスメートの不法移民学生や、不法移民大学職員を大学は全力で守るべきと言っている学生達が、その不法移民達が、アメリカ人の学習の機会と就業の機会を奪っている事に対して何とも思わないのか?と尋ねられた時、そんなの知るか、と答えていました。不法移民に対してはエンパシーを持てても、同胞のアメリカ人にエンパシーを持てないというのは、如何なものかみたいな意見がありましたが、この辺のリベラル思想は日本人には理解不能で、日本人感覚だと、トランプ大統領誕生は当然の帰結だったとしか言えません。

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アメリカの厳格な入国審査

私が留学時代、I-20の不備で入国を拒否された日本人留学生がいましたが、アメリカは入国審査が非常に厳しいです。私も一度空港で執拗な取り調べを受けて、危うく乗り継ぎに失敗するところでしたが、その取り調べの時に通訳をして下さった若い日本人女性が大変親切な方で、その人も最後の方では取調官に対し少し切れ気味でした。入国審査官達の超圧迫取り調べが終わった後、私を乗継便の所まで案内してくれて、横柄な態度の取調官達の非礼を詫て、アメリカを嫌いにならないでと言ってくれました。その時の彼女の話によると、日本人留学生は、不法滞在者や不法就労者が異常に多いので、特に審査が厳しくなると言っていました。自分も執拗に勉強じゃなくて働きに来たんじゃないのかとか、訳分からんことを言われ続けましたが、実際に大学に入学してみると、留学生の不法就労が多いことにかなり驚かされました。中には学校にいかないで、スーパー、ディスカウントストア、ホテル、ファストフード、コンビニ、ガソリンスタンド等で一日中働いている留学生もいたので、唖然とさせられました。真面目な留学生は、ワーキングパーミッションを申請して、週20時間の範囲で働いていましたが、期間が半年~1年しかないので、どうしても不法就労になってしまうみたいな事を言っていた留学生が多かったです。そのまま不法移民化する留学生が多いので、こっちの問題も深刻だと言われています。

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日本も優秀な移民受け入れへ

日本滞在最短1年で永住権 人材呼び込み、17年度にも

 政府が、高度な専門知識を持つ外国人の永住権申請に必要な滞在期間を最短で1年に短縮する方針を固めたことが19日、分かった。早ければ2017年度に実施する。現在は申請に5年の滞在期間が必要だが、実現すれば韓国と並ぶ「世界最速級」(内閣官房)となる。

これは安倍ちゃんグッドジョブ過ぎます。高度な専門知識をインドカレーや中華料理等の料理人にも適用して、どんどん外国から日本に移民してもらうようにすれば完璧です。さらに安倍ちゃんが凄いのは、介護職員の外国人受け入れの全面解禁をした事です。
外国人労働、まず介護から 改正入管法成立

外国人労働者の受け入れを拡大するための法律が18日、成立した。留学生や実習生として日本に入国した外国人を介護専門職に育成し、就職につなげる。来年中に施行する。国内での外国人材育成を重視する新たな仕組みで受け入れの大幅増を目指す。政府は人手不足分野と高度人材の2本柱で受け入れを検討中で、介護での制度構築は、その第1弾になる。

この法律と前の法律のコンボで、外国人介護職員が一年日本で働けば永住権を獲得できるようになるのではないでしょうか。これで働き者の外国人がどんどん日本に帰化してくれるようになればいいのですが、ただ、日本人の偏狭さと陰湿さ故に、日本に永住したいと思う外国人が少ないのがネックになっているみたいです。繊細でまともな外国人は日本という土人国家に嫌気がさして逃げ出してしまうと言う人さえいます。繊細でまともな日本人の多くが、無業者になってしまうのと同じ原理なのかもしれません。無能なくせに声だけはやたらでかい性悪で陰険な日本人が偉そうな面をするブラック社会が出来上がってしまい、日本がどんどん衰退していっているとさえ指摘されています。

優秀・有能、働き者の外国人にどんどん日本に帰化してもらい、彼らに長く日本にいてもらうためには、性悪陰険日本人の意識改革が必要だと指摘されています。そういった意味からも、外国人に対する差別を違法化し、違反を犯した日本人は厳罰に処すような措置が必要という善良な日本人もいます。日本人は法律に縛られないと、人間らしく振る舞えない輩が異常に多いと言っている人達もいます。日本人の腐りきった性根を叩き直すためにも、それもありかもしれないという意見もありますが、何れにしても、善良な在留外国人に対する偏見や差別は絶対に許されない事と、彼らの力なしにこの国がやっていけない事を自覚すべき時に来ていることだけは確かです。移民受け入れは2018年からいよいよ本格化するので、日本人は今から心の準備をしておく必要があるでしょう。

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