チコリー(アンディーブ)のチコリ酸が記憶障害に絶大な効果!?

chicory (Cichorium intybus:チコリー、キクニガナ)は、フランス語だと endive (アンディーブ)で、endive(Cichorium endivia:エンダイブ)とは別種のようです。非常に紛らわしいので訳が分かりません。エンダイブはフランス語だとchicoree(シコレ)になるみたいです。endiveはフランス語でアンディーブ(英語でチコリー)、英語でエンダイブ(フランス語でシコレ)となるようです。こんな紛らわしい使い分けは生まれて初めてです。

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chicoric acid (チコリ酸)

The FASEB Journal にオンライン掲載された新しい研究報告書の中で、科学者達は、チコリーの成分のチコリ酸が、アルツハイマ病や、あるいは、他の神経変性疾患に関連した記憶障害を軽減するのに役立つこもしれないことを証明するためにネズミを使いました。

“Chicoric acid, a nutraceutical component of chicory, also exists extensively in Echinacea purpurea, lettuce, dandelion, and other edible plants and vegetables,” said Xuebo Liu, Ph.D., a researcher involved in the work at the College of Food Science and Engineering, Northwest A&F University, in Yangling, China. “Chicoric acid mitigated lipopolysaccharide-induced amyloidogenesis and memory impairment via inhibiting NFκB signal pathway, suggesting that chicoric acid supplementation might be a plausible therapeutic intervention for neuroinflammation-related diseases such as Alzheimer’s disease.”

「”チコリ酸、チコリーの栄養補助成分は同様に、ムラサキバレンギク(エキナセア・プルプレア)、レタス、セイヨウタンポポ、その他の食用植物や野菜に広範囲に渡って存在しています。”と、中国咸陽市楊陵区の西北農林科技大学で今回の研究に関わっている研究者シュエボー・リュー博士は言いました。”チコリ酸が、転写因子タンパク質NFκB(エヌエフカッパビー)シグナル経路経由でリポ多糖誘発性アミロイド形成と記憶障害を軽減したことで、チコリ酸栄養補助が、アルツハイマー病等の神経炎症疾患に対する妥当な治療的介入になる可能性があることを示唆しています。”」

Y字型迷路・モリス水迷路試験

To reach their conclusions, Liu and colleagues used three groups of mice: a control group, a group that received lipopolysaccharide (LPS), and another group that received both LPS and chicoric acid (CA). Learning and memory capabilities were evaluated using two separate behavioral tests (Y-maze and Morris water maze) four hours after LPS injection. They found that the LPS-treated mice took a longer time to find the platform compared to the control group, whereas supplementation with CA significantly decreased the escape latency. Next, the hidden platform was removed to perform a probe trial. Compared with the control group, the mice stimulated by LPS swam across the entire pool and spent less time in the target quadrant, with a lower number of platform crossings. The mice treated with CA plus LPS exhibited a significant increase in the average time spent in the target quadrant, with more crossings of the platform.

「結論に至るまで、リューと同僚等は、コントロールグループ、リポ多糖類(LPS)を与えられたグループ、LPSとチコリ酸 (CA) の両方を与えられたグループの3グループのネズミを使いました。学習能力と記憶能力は、LPS注入の4時間後、2つの別個の行動試験 (Y字型迷路とモリス水迷路)を用いて評価されました。彼等は、LPSを与えたネズミが、コントロールグループと比べ、プラットフォームを見つけるまでより長い時間がかかった一方で、CA補給されたネズミが、顕著に逃避潜時が減少することを見つけ出しました。次に、プローブトライアル(探索試行)を行うために、隠されたプラットホームが取り除かれました。コントロールグループ(対照群)と比べ、LPSによって刺激されたネズミは、全部のプールを泳ぎ渡り、より少数のプラットホーム横断をすると同時に、ターゲットクアドラント(標的象限)でより少ない時間を過ごしました。LPS と一緒にCAを投与されたネズミは、より多くプラットホームの横断をしながら、ターゲット象限で過ごした平均時間が著しく増加することを示しました。」

モリス水迷路試験は、4分割された円のプールの中をネズミを泳がせ、プラットホームが沈められていて、そこでネズミが休めるようになっているっぽいです。target quadrantは、そのプラットフォーム(休憩台)がある象限のことで、プラットホームのある象限を泳いでいれば、当然、プラットフォームを横断する回数も増えることになります。

チコリ酸が記憶向上に役立つ可能性

”これらは挑発的な物議を醸しそうな研究結果ですが、ただし、LPS投与が、長期記憶障害のモデルである可能性は低そうです。”と、FASEB Journalの編集長Thoru Pederson博士が言いました。”とは言っても、チコリ酸が、もしかしたら、総合的な記憶力向上に有益な栄養補助食品になることが、将来的に判明する可能性はまだ残ってはいます。”

チコリ酸が実際にアルツハイマー病や他の神経変性病由来の記憶障害に対する有効な治療薬になるのかどうかは、現段階では分からないみたいですが、将来的に記憶力向上に役立つサプリであることが証明される可能性もあるみたいです。

参照サイトCompound from chicory reveals possible treatment strategy for neurodegenerative disorders

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