炎症性大腸炎と大腸がんに対する新しい有効な治療法!

inflammatory bowel disease and colon cancer (炎症性大腸炎と結腸癌) に対する、単一たんぱく質の形状を変えるという、新しい治療法が開発されたみたいです。炎症性大腸炎に伴う腸内の制御不能の炎症と、結果として起こる大腸がん発現の間には密接な関係があります。この制御不能の炎症は、組織上皮の保護細胞壁損傷後、粘膜組織に侵攻可能な、腸内細菌叢の変化に関係しています。しかし、バージニア工科大学の研究者は、炎症をコントロールしているタンパク質であるIRAK-Mの形状を修正することで、両疾患の前臨床動物モデルにおける臨床的進行を著しく軽減させることができることを発見しています。

スポンサーリンク

IRAK-M蛋白質

Researchers help the body protect itself against inflammation and colon cancer

変性タンパクは、免疫系をスーパーチャージして、細菌達が体にダメージを与える前に完全に退治させます。今回のチームの研究結果は、eBioMedicineに掲載されています。

“When we tested mice with the altered IRAK-M protein, they had less inflammation overall, and remarkably less cancer,” said Coy Allen

「我々が変性IRAK-Mタンパク質を持ったネズミを試験した時、ネズミが全般的により少ない炎症を持ち、驚くべき程少ない癌を持つ事を発見しました。とコイ・アレン氏は語った。」

超幹細胞からできたミニ腸

The next step, he said, will be to evaluate these findings in human patients through ongoing collaborations with Carilion Clinic and Duke University. The team is also evaluating their findings in laboratory-assembled ‘mini-guts’–live tissue models that Allen and his team assembled by growing intestinal stem cells on petri dishes to form highly complex small intestinal and colon tissue.

「次の段階は、カリリオンクリニックとデューク大学と協働して、これらの発見を、人間の患者で評価することです。チームは同時に、非常に複雑な小腸と大腸を作り出すためにペトリ皿上で腸幹細胞を成長させる事で、アレン氏と彼のチームが研究室で作り出した、生きている組織モデルであるミニ腸でも、彼等の発見を評価中です。」

最終的に、もし我々が、IRAK-Mをターゲットにした治療法をデザインすることができるとしたら、炎症性大腸炎と大腸がんを抑制するための実行可能な戦略になり得ると、我々は考えています。米国疾病対策予防センターによると、大腸がんは、アメリカ国内で2番目にガン関連の犠牲者を多く出しているガンで、男性と女性の3番目に多いがんにもなっています。

“Working on this project alongside Dr. Allen and our fellow collaborators has personally been a great experience,” said Rothschild. “It’s really exciting when your findings have the potential for clinical implications that can be applied to help patients. From a scientist’s perspective, that’s what it’s all about, and hopefully our findings provide a good avenue for development of future therapeutics to treat maladies such as inflammatory bowel disease and colon cancer.”

「”アレン博士と我々の研究共働者と一緒にこのプロジェクトに取り組んだ事は、個人的に非常に大きな経験になりました。”と、ロスチャイルド氏は言いました。”自分の発見が、病気に苦しむ患者達を救うために利用できる臨床上の意義を持っているかもしれないことは、本当にエキサイティングなことです。科学者の立場で言えば、そのことが全てでもあり、願わくは我々の今回の発見が、炎症性大腸炎や大腸がん等の病気を治療するための将来の治療法の開発に役立つ道を提供してくれるといいのですが。”」

蛋白質の形を変えることで、大腸炎と大腸がんの予防ができるようです。あるいは、新しい治療法につながるようです。潰瘍性大腸炎にも効くのかどうか気になるところではありますが、今回の研究成果が実際の治療法として確立されれば、日本でも大腸がんは女性に多いので、かなり期待できるかもしれません。一刻も早い臨床試験結果が待ち望まれます。腸の健康維持は腸内細菌叢との良好な関係にあるので、善玉菌を増やすことも大切なことでもあります。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする