トランプ大統領は暴走するリベラリズムを止められるのか?

リベラリズムが世界を蝕んでいると批判されています。その暴走するリベラリズムを打破するためにトランプ大統領が誕生した訳ですが、早速、大統領権限がリベラルジャッジによってブロックされてしまい、これにはトランプ支持者達は怒り心頭です。逆に、リベラルは狂喜乱舞しています。トランプ大統領とリベラルの熾烈な戦いが始まっています。

EUはリベラリズムの最大の犠牲者ですが、アメリカがEU化するのを防ぐためにトランプ氏は大統領に選ばれています。トランプ政権vs.リベラル達の戦いが火蓋を切りました。今回の連邦判事の決定に対し、トランプ政権がどのように対処するのか、大きな注目を集めています。

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リベラリズムは癌細胞?

リベラリズム、あるいは空想主義(夢想主義)は売国的政治思想と猛烈に批判されています。トランプ政権がこのアメリカに巣食う病巣を摘出できるのかどうか、手腕が問われています。トランプ氏も元々はニューヨークリベラルでしたが、リベラルの暴走に付いて行けなくなり、このままリベラルがやりたい放題やったら、アメリカがアメリカでなくなってしまうと心から憂い、救国のために立候補しています。トランプ政権の目標はリベラリズムの徹底打破です。

暴走するリベラリズムはある意味ファシズムに等しいという声もあります。リベラリズム自体は全く問題ありません。人道的平和主義の根幹を成しているので、非常に重要な政治思想であることは間違いありません。トランプ大統領も自称人道的平和主義者です。リベラリズムを暴走させたのが、ジョージ・ブッシュ元大統領らしいのですが、ブッシュがいなければオバマ大統領の誕生は有り得なかっただろうし、オバマ大統領が誕生しなければ、リベラリズムがここまで暴走することもなかったでしょう。リベラリズムの暴走の結果がトランプ大統領です。

トランプ政権の行動は一見過激なように見えますが、それは行き過ぎたリベラリズムがそのように見せているだけだと強弁するトランプ支持者が多く、トランプ政権の重鎮、ケリーアン・コンウェイ氏は、「これがトランプ流だから慣れなさい」とリベラル達を諭しています。トランプ政権を動かしているのはスティーブ・バノン氏と言われているように(Trump boots top officials — but includes Steve Bannon — in reshuffled National Security Council)、トランプ大統領の懐刀が、世界をカオス状態にしている暴走するリベラリズムを、どのようにして各個撃破していくのか、お手並み拝見といったところのようです。

トランプブリッツクリーク

緒戦のトランプ氏の快進撃をブリッツクリークになぞらえる人達もいますが、相当なインパクトがあったようです。多くのリベラル達が、sucker punchを受けたようだと表現していることからも分かるように、今回のoperation shock and aweは、これから激化する、トランプ政権と暴走リベラリズムとの長い泥沼の戦いを暗示しているような気がします。どっちが勝つにしても、戦闘の代償は非常に大きな物になるだろうし、collateral damageも想像を絶する規模になることだけは確かです。国内の政治的混乱に対する、トランプ氏の frustrationと怒りが外に向かう可能性も指摘されていて、中国との関係悪化も懸念されている中で、国内の冷戦が対外では熱戦に発展する事も十分考えられます。トランプ氏の中国に対する強硬姿勢は、ロシアとの関係改善のためのスケープゴートとして受け取られていますが、トランプ政権は、南シナ海で戦闘状態になっても、総力戦にはならず局地戦で終わると見ているような節があります。

トランプ政権はまだ実際には誕生すらしていません。ジェフ・セッションズ氏が司法長官に就任してからが本当の戦いの始まりと豪語している保守派もいるし、あるいは、連邦最高裁判事が上院で承認されてからが、トランプ政権の本領発揮と言っている人達もいます。

トランプ政権はまだ始まっていない

今週木曜日にトランプ氏が連邦最高裁判事を誰に任命するのかに注目が集まっています。テッド・クルーズ氏は、将来の大統領選挙を視野にいれているために既に固辞したと伝えられているので、クルーズ氏でない事だけは確かなようです。トランプ氏は民主党が上院での承認妨害に出た場合は、マコーネル氏に対してnuclear optionを使うように指示しているので(Trump backs nuclear option if Dems block SCOTUS nominee)、バリバリの保守主義判事を指名するつもりなんじゃないかと、リベラル達は戦々恐々しています。もちろん、生粋の超保守主義判事を指名するだろうし、最高裁がトランプ氏のラバースタンプになり、さらに議会をトランプ氏がコントロールできるようになれば、トランプ独裁政権が誕生すると言われています。トランプ氏が議会にどこまで圧力をかけられるかは、トランプ支持者達の行動力次第とも言われていて、彼等が議員達にトランプ氏に全面協力するよう電話攻撃したり、トランプ氏に対し非協力的な場合は大規模デモを起こしたり、そういった圧力が必要になってくるみたいです。

逆に言えば、トランプ政権がいかに支持者達を扇動できるかにかかっているとも言えます。国境の壁も議会がブロックした場合、トランプ支持者達が議会に圧力をかける必要があると言われており、民衆の力無しでは、トランプ政権のやれる事は限られるだろうとの事です。そうは言っても、上院にはgang of threeがいるので、この3人が民主党とタッグを組めば、トランプ氏の野望はあっさり打ち砕かれることになります。議会が反トランプに回れば、トランプ政権は大統領権限、司法省、連邦最高裁を使って、議会を迂回していくしかありませんが、予算が出ないとできないことが多いので八方塞がりになる可能性もあります。だからと言って、イラン・コントラ事件の例があるように、形振り構わず資金繰りをすることだけは、絶対に避けなければなりません。アメリカの3権分立は良く出来ていると言えば良くできています。

トランプ政権は今後、大統領府の権限を限界まで拡大していくだろうと予想されていて、議会との衝突は必至なようです。議会は既にトランプ氏にロシアへの経済制裁を解除しないように圧力をかけてきています(Trump faces pressure to keep sanctions from GOP)。トランプ大統領はこの辺の複雑な事情をプーチン氏との電話会談時に説明したらしく、プーチン氏と協力してイスラム過激派撲滅に向けて共同作戦を展開していくことで合意したようです。

トランプ政権はまだ始まってすらいないので、セッションズ氏を吸収してトランプ政権が完全体になって、さらに最高裁が保守的になった暁には、いよいよその頭角をメキメキと表してくるはずです。さらに、数カ月間、色々なトリックを学習していけば、真のトランプ政権が誕生します。その時のトランプ政権は、恐らく、今からでは想像できない権力を掌握していると考えられ、暴走するリベラリズムを木っ端微塵に打ち砕いてくれるだろうと期待されています。

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