グルテンフリーダイエットがヒ素や水銀等有害金属リスクを増す!

かつてカドミウムに汚染された米が原因で、イタイイタイ病という4大公害病の1つが発生した訳ですが、どうも米が健康を害する可能性があるみたいな感じです。日本でも 怪しいお米セシウムさんなんていう洒落にならない風評被害がありましたが、新しい研究で、米は有害金属を吸収しやすいので、あまり食べない方が良いと結論付けられています。

国民病と言われているように、日本人に糖尿病が多いのも米を食べ過ぎるせいだと指摘されていますが、そういう事もあってか、最近は若者の米離れが進み、若年層は、米よりも、パンやパスタを好んで食べる傾向にあるような事が伝えられています。

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グルテンフリーダイエット

Gluten-free diet may increase risk of arsenic, mercury exposure

People who eat a gluten-free diet may be at risk for increased exposure to arsenic and mercury – toxic metals that can lead to cardiovascular disease, cancer and neurological effects, according to a report in the journal Epidemiology.

グルテンフリーダイエット(無グルテン食、麩質カット食事)を実践している人々は、ヒ素や水銀などの、心臓病、癌、神経学的影響の原因になっている有毒金属への暴露が増す危険性があると、Epidemiology誌に掲載された新しい報告が警告しています。

無グルテン食は、アメリカ国内で1%にも満たないアメリカ人しか、小麦、ライ麦、大麦に含まれているたんぱく質であるグルテンに対して制御不能の免疫反応を示す、celiac disease(セリアック)病と診断されていないにもかかわらず、どういうわけか人気になっています。

グルテンフリーダイエットは、セリアック病を患う人々に対して推奨されていますが、それ以外の人達も、科学的に証明されていない主張である、炎症を減少させるという理由で、グルテンフリーダイエットを好んで食しています。2015年、4分の1のアメリカ人が、麩質カット食を実践していて、2013年から67%も増加しています。

小麦粉の代用としての米粉

Gluten-free products often contain rice flour as a substitute for wheat. Rice is known to bioaccumulate certain toxic metals, including arsenic and mercury from fertilizers, soil, or water, but little is known about the health effects of diets high in rice content.

グルテンフリー製品は、ほとんどの場合、小麦の代わりに米粉を含んでいます。米は、肥料や土壌または水由来のヒ素や水銀を含む、特定の有毒金属を生物濃縮することで有名ですが、米内容物を豊富に含む食品の健康に与える影響については、あまり知られていません。

イリノイ大学シカゴ校公衆衛生大学院疫学部助教授マリア・アルゴス氏と彼女の同僚等は、グルテンフリーダイエットと血中・尿中の有毒金属バイオマーカーの因果関係を探し出すことを目的に、国民健康栄養調査のデータを詳しく調べました。

彼等は、2009年から2014年の間、サーベイに全て答えた7471人の中から、無麩質食を摂取していると報告した73人の回答者を見つけ出しました。参加者は、6歳から80歳の範囲でした。

有毒金属汚染

麩質カット食を摂取していた人々は、尿中ヒ素濃度と血中水銀濃度が、無グルテン食を実践していない人達に比べて高めでした。グルテンフリー摂取者のヒ素濃度は、ほぼ2倍高く、水銀濃度は70%高めでした。”こういった結果は、麩質カットダイエット摂食の予期せぬ結果である可能性があることを示唆しています。”とアルゴス氏は言いました。”とは言っても、麩質カットダイエットによるヒ素と水銀への高水準の暴露に関係している可能性がある、健康上の影響が存在するのかどうかを判斷するための研究を私達が実行するまでは、このダイエットが重大な健康リスクをもたらすかどうかを確定する前に、より多くの研究が必要とされています。”

”欧州では、食品ベースのヒ素暴露に対する規則が存在し、たぶん、ここアメリカでも考慮される必要があることかもしれません。”と、アルゴス氏は言いました。”私達は、水のヒ素濃度は規制していますが、もし、ライスフラワー(米粉)摂食が、ヒ素暴露リスクを増加させるとするならば、食品中の金属も同様に規制されるのも当然であるように思えます。”

米は化学肥料や土壌から天然の放射性カリウムを吸収しますが、最近では原発由来の放射性セシウムも吸収しているので注意が必要と言われています。ただ、最近はセシウム基準値超えといったニュースを耳にしないので、安心して良いのかもしれません。だからと言って、他の有毒金属の含有量も気に掛ける必要があり、特に魚と米を常食している日本人は、細心の注意を払う必要があると警告されています。野菜や果物にしても、化学肥料だけではなく、農薬、除草剤、ワックス、防カビ剤、防虫剤等、さまざまな化学物質に散布・塗布・付着している可能性があるし、オーガニックと言っても、堆肥の中に成長ホルモン、抗生物質、有毒金属、バクテリアが含まれている可能性があるので、必ずしも安全ではないと言われています。農薬を使う代わりに、遺伝子組み換え昆虫が使われていたり、遺伝子組み換え作物が使われていたりする可能性すら存在します。遺伝子組換えは安全と言われていますが、鵜呑みにはできません。

そういう細かいことに気を使うことが、かえってストレスになり、そっちの方がよっぽど体に悪いとも言われているので、あまり気にし過ぎる必要もないのでしょうが、何でも過ぎたるは猶及ばざるが如しと昔から言われるように、心配し過ぎも、偏食も、体には良くないので、小麦と米を均一に食べ、野菜・果物・肉・魚をバランス良く食べるのが大切なようです。

今回の研究はあくまでもアメリカ人が対象になっていて、米国の国土がヒ素・水銀汚染されている可能性も考えられるので、必ずしも日本に当てはまるとも限りません。さらに、有毒金属を多めに摂取しているからと言って、それが健康を害しているとも、今回の研究では言っていないので、参考程度に受け止めておけばいいかもしれません。もちろん、有毒金属を多く摂取することが体に良く無い事は言うまでもありません。

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