通常の1000倍のビタミンC用量が癌に絶大な効果を発揮する!

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臨床試験が、一般的ながん療法の転帰改善のための可能な戦略の1つとして、推奨1日摂取量の800倍~1000倍に当たるビタミンCを、脳腫瘍と肺がん患者に定期的に点滴することが安全であることを発見しています。Cancer Cellに掲載された論文の中で、アイオワ大学の研究者は、癌細胞(正常細胞ではなく)における鉄代謝の変化が、高用量ビタミンCによってもたらされる癌細胞破壊に対する感受性の増加を引き起こす経路も同時に明らかにしています。

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ビタミンC(酸化還元活性化合物)

High doses of vitamin C to improve cancer treatment passes human safety trial

“This paper reveals a metabolic frailty in cancer cells that is based on their own production of oxidizing agents that allows us to utilize existing redox active compounds, like vitamin C, to sensitize cancer cells to radiation and chemotherapy,” says co-author Garry Buettner, who was one of the first to propose that cancer cells might have a vulnerability to redox active compounds over 40 years ago. Buettner, along with study senior authors Bryan Allen and Douglas Spitz, are faculty members at the University of Iowa’s Department of Radiation Oncology, Free Radical and Radiation Biology Program, in the Holden Comprehensive Cancer Center.

”本論文は、がん細胞を、放射線療法や化学療法に対して敏感にするために、ビタミンCのような既存の酸化還元活性化合物の利用を可能にする、自らの生産物である酸化剤による、ガン細胞の代謝脆弱性を明らかにしています。”と、40年以上前に、ガン細胞が、酸化還元活性化物質に対して脆弱かもしれない事を、最初に提唱した1人である、共著者のギャリー・ブートナー氏は語ります。ブートナー氏、本研究の上席著者ブライアン・アレン氏とダグラス・スピッツ氏の3人は、アイオワ大学放射線腫瘍学部、ホールデン総合がんセンターの活性酸素・放射線生物学プログラムの教職員です。

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酸化還元活性鉄分子

Why is this approach safe? Vitamin C, even at high levels, isn’t toxic to normal cells. The research group at Iowa found, however, that tumor tissue’s abnormally high levels of redox active iron molecules (a by-product of abnormal mitochondrial metabolism) react with vitamin C to form hydrogen peroxide and free radicals derived from hydrogen peroxide. These free radicals are believed to cause DNA damage selectively in cancer cells (versus normal cells) leading to enhanced cancer cell death as well as sensitization to radiation and chemotherapy in cancer cells.

このアプローチが何故安全なのか?ビタミンCは、高濃度であっても、正常細胞に対しては無毒なのです。しかし、アイオワ大の研究グループは、腫瘍細胞の異常に高濃度の酸化還元活性鉄分子(異常ミトコンドリア代謝の副産物)が、ビタミンCと反応して、過酸化水素と過酸化水素に由来する活性酸素を作り出すことを発見しています。こういったフリーラジカルが、がん細胞の放射線・化学療法への感作性のみならず、より一層のがん細胞死を引き起こす、がん細胞(正常細胞に対して)における、選択的なDNA損傷をもたらしていると考えられています。

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酸化還元活性金属イオン

”この事は、正常細胞に対する癌細胞の酸化還元活性化合物に対する潜在的メカニズムと基礎科学の詳細を知ることが、どのようにして、癌療法で臨床的に利用され得るのかの、重要な一例になっています。”と、生化学的な研究に焦点を当てている共著者のダグラス・スピッツ氏は語ります。”今回、我々は、ガン細胞内の酸化還元活性金属イオンの増加が、高用量のビタミンCに対するガン細胞対正常細胞のこの感受性差に関与していることを立証しています。”

“The majority of cancer patients we work with are excited to participate in clinical trials that could benefit future patient outcomes down the line,” says co-senior author Bryan Allen, who led the clinical side of the study. “Results look promising but we’re not going to know if this approach really improves therapy response until we complete these phase II trials.”

“我々の研究に参加したがん患者の大半が、何れ、未来の患者予後に利益をもたらす可能性がある今回の臨床試験に参加できて喜んでいます。”と、研究の臨床面を主導した共著者のブライアン・アレン氏は言っています。”結果は前途有望に見えますが、これら第Ⅱ相臨床試験を終えるまでは、このアプローチが本当に治療応答を向上させるのかどうかは分かりません。”

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超低価格療法

The cost per patient above standard insurance billing for the phase II vitamin C glioblastoma multiforme protocol is approximately $8000 spread over 9 months of test infusions. This cost can be less than a single dose of some immunotherapy and/or chemotherapy drugs.

上記の、第Ⅱ相ビタミンC多形性膠芽腫プロトコルに対する、標準的な保険請求の患者一人あたりのコストは、9ヶ月にわたるテスト点滴の約8000ドルです。このコストは、一部の免疫療法や化学療法に使われる薬剤の、単回投与の価格に満たない可能性があります。

1日の推奨摂取量の1000倍でも安全らしいので、ビタミンCは基本的に摂取し過ぎるということがないように思えます。点滴と経口摂取の違いこそあれ、普段からふんだんにビタミンCを摂取することが、風邪予防や風邪治療に有効なだけではなく、癌の予防や治療にもなるみたいな感じなので、健康のためにもビタミンC不足には気をつけましょう。

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