顔の皮膚に棲み着く細菌の不均衡がにきびの原因だったらしい

細菌学会の年次総会で、研究者達は、人の皮膚に棲む細菌の、ある特定の菌種の有る無しではなく、全体的なバランスがにきびと皮膚の健康の重要な要素である事を明かしています。尋常性痤瘡は、80%-85%の人が、生涯において何らかの影響を被る、一般的な皮膚病になっています。にきびが皮膚の毛包の病気である一方で、その症状に正確な原因については、今のところ不明です。Propionibacterium acnes(アクネ菌)は、長い間、にきびと関連付けられてきていますが、その菌は、健康な肌とにきびの肌の両方の毛包に最も豊富に存在していて、にきびにおけるその役割については、あまりよくは知られていません。

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にきびの原因

An unbalanced microbiome on the face may be key to acne development

In contrast, the acne group contained higher levels of virulence-associated genes, including those relating to the production and transport of pro-inflammatory compounds such as bacterial toxins that are potentially harmful to the skin. Based on the profiles of these genomic elements, the team was able to predict the health status of the individuals with high accuracy.

それに対し、にきび群は、より高いレベルで、皮膚に害を与える可能性がある、細菌毒素のような炎症促進性物質の生産と輸送に関わる物を含む、毒性関連遺伝子を持っていました。こういったゲノム因子のプロファイルを基にして、研究チームは、非常に正確に、個人個人の皮膚の健康状態を予測することが出来ました。

リー博士は、”今回の研究は、毛包の中に棲み着く細菌の構成が、にきび肌や健康な肌のスキンコンディションに影響を与えるだけではなく、反映可能なことを示唆しています。”

皮膚善玉菌を増やす

This study provides new insights into the microbial mechanisms behind acne development and suggests that targeted treatments to modulate the skin microbiota and maintain a healthy bacterial balance may be preferable over antibiotic usage, which can unselectively kill both harmful and beneficial skin bacteria. These treatments could include probiotic supplementation or phage therapy that selectively targets specific bacterial strains.

今回の研究は、にきび発症の裏にある細菌メカニズムに対する新しい見解を提供し、皮膚細菌叢を調節して善玉菌バランスを維持するための標的化療法が、非選択的に、有害・有益皮膚細菌の両方を滅菌してしまう抗菌剤使用よりも好ましいことを示唆しています。こういった治療法は、選択的に特定菌株を標的化する、善玉菌増殖サプリやファージ療法を含みます。

善玉菌を増やすか悪玉菌を減らす

Dr Emma Barnard, a researcher in the Department of Molecular and Medical Pharmacology at the David Geffen School of Medicine at UCLA, who is presenting the work at the Conference said: “Understanding the bacterial community on the skin is important for the development of personalised treatments in acne. Instead of killing all bacteria, including the beneficial ones, we should focus on shifting the balance toward a healthy microbiota by targeting harmful bacteria or enriching beneficial bacteria.”

年次会議で研究をプレゼンした、UCLAデイヴィッド・ゲフィン医科大学院分子医薬学部の研究者エマ・バーナード博士は、”肌の細菌コミュニティーを理解することが、にきびの個別療法の開発には欠かせません。善玉菌を含む、全ての細菌を破壊するのではなく、有害細菌を標的にするか、あるいは、有益細菌を増やすかによって、健康的な細菌叢作りに向けたバランスにシフトすることに焦点を合わせるべきです。”

にきびも、腸内細菌が腸内健康に影響を与えているように、善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れると発生してしまうようです。顔面細菌のバランスはやはりお肌のケアが大事なようです。

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