ダークチョコに抗老化作用、シナモンに血糖値抑制作用

Experimental Biology 2017 meetingで、いくつかの画期的な食品に関する栄養学、生理化学上の研究が発表されたようです。人が普段何気なく食べる物が、どのようにして人体に影響を与えているのか、そして、人は何故に特定の食べ物の選択をするのかという事に関する、今回の新しい発見の数々が、健康的な食品の選択を奨励する栄養計画や栄養方針を決定するために必要な情報を提供する助けになる可能性があります。

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ダークチョコのエピカテキン

4 exciting advances in food and nutrition research

Dark chocolate shows protective effects in mouse model of aging

Oxidative stress and inflammation increase with aging and are thought to play an important role in the development of neurodegenerative diseases such as Alzheimer’s disease. In a new study, researchers from the University of California San Diego School of Medicine show that the epicatechin, a flavanol found in foods such as dark chocolate, reduced damaging oxidative stress and neuroinflammation in a mouse model of aging. Just two weeks of treatment with epicatechin not only suppressed levels of oxidative stress and neuroinflammation that would normally be increased in this mouse model, but also improved memory and anxiety levels in the mice. The researchers say their results may help explain the beneficial effects on memory seen in people who consume dark chocolate.

酸化ストレスと炎症は、老化とともに増加し、アルツハイマー病などの神経変性疾患の発症に重要な役割を演じていると考えられています。今回の新しい研究の中で、カリフォルニア大学サンディエゴ校医学部の研究者達は、ダークチョコレート等の食品に含まれるフラバノールのエピカテキンが、老化マウスモデルにおいて、有害な酸化ストレスや神経炎症を減少させることを明らかにしています。たった2週間のエピカテキンを使った処置が、通常、この種のマウスモデルでは増加する酸化ストレスと神経炎症のレベルを抑制しただけではなく、ネズミの記憶と不安レベルを改善しています。研究者達は、彼らの発見が、ダークチョコを食べる人達に見られる記憶にへの好影響を説明する助けになるかもしれないと言っています。

エピカテキンと言えば、緑茶が有名ですが、エピガロカテキンとは違うみたいです。カテキンにもいろんな種類があるみたいで、頭がよくなるというエピガロカテキンガレート(EGCG)については前回書いていますが頭がよくなるというエピガロカテキンガレート(EGCG)については前回書いていますが、ダークチョコでもカテキンパワーを摂取可能なようです。

シナモンはSirt-1を活性化する

Insights into how cinnamon lowers blood sugar

Studies have shown that cinnamon decreases blood sugar levels in people with type 2 diabetes, but scientists don’t fully understand the biological mechanisms responsible for this effect. In a new study, researchers from Ohio Northern University found that compounds in cinnamon likely act on Sirtuin-1 (Sirt-1), an enzyme active in insulin signaling. For the analysis, the researchers examined how strongly several cinnamon phenols interacted with Sirt-1 and compared that with Sirt-1’s affinity for resveratrol, a phenol found in wine that is not present in cinnamon but known to activate Sirt-1. Results showed that compared with resveratrol, the cinnamon compounds had similar and sometimes stronger interactions with Sirt-1, suggesting that cinnamon activates this enzyme.

いくつかの研究が、シナモンが2型糖尿病を患う人々の血糖値を下げる働きがあることを明らかにしていますが、科学者達は、この血糖値降下作用を可能にしている生物学的メカニズムに関しては、まだ完全には理解していません。新しい研究の中で、オハイオ・ノーザン大学の研究者達は、シナモンに含まれている化合物が、インスリンのシグナル伝達に関与している酵素である、サーチュイン1に作用しているらしいことを発見しています。この事の分析に、研究者たちは、数種のシナモンフェノールが、どのくらいの強さでSirt-1と相互に作用し、シナモンには存在しないのですが、Sirt-1を活性化することで知られている、ワインに含まれているフェノールのレスベラトロールに対するSirt-1の親和力と比較しています。結果は、レスベラトロールと比較した場合、シナモン化合物は、同等か、時としてより強くSirt-1と相互作用することを示していて、シナモンが、この酵素を活性化させることを示唆しています。

シナモンは、レスベラトロールと同等か、それ以上のSirt1活性化作用を持っているようです。なので、シナモンにも抗老化効果が期待できるかもしれません。血糖値を下げるので、やたら甘くしたシナモン紅茶は、甘党には効果的かもしれません。シナモンコーヒー牛乳など、とにかく、やたら甘ったるい飲料にシナモンを入れるのは効果的なような気がします。シナモンの効果については前回も書いているので、何かの参考になるかもしれません。

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