景気拡大局面入り、オリンピックバブルの陰で廃墟が激増

少なくとも自分の近所を見る限り、明らかに景気は良くなっているように見えます。2008年の世界大不況時以降、全く埋まらなかった空きテナントが埋まったり、2020年の東京オリンピックのための、駅前の再開発や新道路開発も急ピッチで進められ、新しい高層マンション、団地やアパート、戸建て住宅の建設も猛烈な勢いで押し進められています。人口が減り続け、若年人口も今後どんどん減り続けるのに、こんなに住宅を建設する必要があるのかと、考えさせられてしまうのですが、金はあるところにはあるんだなと、感心させられもします。

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街中を歩くと廃虚が目立つ

自宅の近所を散歩すると、廃墟の多さに改めて気付かされます。空き家が激増していると度々問題視されていますが、家の近所でも、戸建住宅だけではなく、アパートや団地の廃墟がかなり目立ち、治安的にもどうなのかと、かなり心配になってきます。しかし、そういった廃墟の直ぐ側で、貴重な雑木林や竹林を伐採して、そこに戸建て新築物件やアパートが乱立している異様な光景に、思わず目を疑ってしまいました。まともに考えれば、荒れ放題に荒れまくっている廃墟を取り壊して、そこに新しい家やアパートを建てて、貴重な森林・竹林は保存しておくべきなのですが、それができないところに、世の中の矛盾を痛感させられます。

今後ますます廃墟は増え続ける事が予想されていて、それにもかかわらず、都心に近い都下にあっては超貴重な森林や竹林が、宅地開発のために次々と伐採されていくことに、怒りを覚えざるを得ません。以前はカッコーがいた近所の森も、今では住宅地と化してしまい、風情もクソもあったもんじゃありません。その一方で、空き家は増え続けているわけです。

(自然)豊かな街作りが必要

人口が減り続ける日本での豊かな街作りは、自然との共存に尽きます。無理(無謀)な宅地造成をして自然を破壊するのではなく、先ず、空き家(廃墟)問題を何とかして、そこに新しい物件を建築していく必要があります。緑が多いと、人は優しくなるという研究結果がある程、森林は人間にとって重要で、さらに、近所に鳥が多いと、鬱病になりにくいという研究結果まであります。それだけ自然は、人間にはなくてはならない存在だという事のようです。自然を破壊することは簡単ですが、それを回復するのは至難の業です。破壊してしまった自然を完全に回復させる事は、今の技術をもってしてもほぼ不可能なので、貴重な自然を安易に破壊することは慎むべきなのです。豊かな街とは、緑が多く、そこに数多くの動植物が存在し、森林浴や植物鑑賞、バードウォッチングなどを楽しむことができる街の事ではないでしょうか。

オリンピックバブル崩壊の悪夢

オリンピックバブルは、衰退没落国家の日本の最後の打ち上げ花火になるだろうと言われていますが、バブル崩壊後の日本は、相当悲惨なことになるとも予想されています。オリンピックバブルの建築ラッシュで建てられた物件の多くが、オリンピック終了後のバブル崩壊による経済恐慌で、ローン破産者が続出して空き家になるだろうと、一部の人達が予測しています。それが4年以内に起こる可能性があるわけですから、本当に恐ろしいことです。しかし、2004年の9月に、その4年後にリーマン・ブラザーズが破綻すると誰が予想したでしょうか?誰も予想し得なかったはずです。4年で転落人生を歩んだのは、何もリーマンだけの話ではなく、かつては飛ぶ鳥を落とす勢いだったホリエモンこと堀江貴文氏は、2005年、そのリーマン・ブラザーズから軍資金を用立ててもらって、フジテレビ買収を目論んで、日本のメディアを震撼させたわけですが、そのホリエモン氏も、その僅か1年後には転落人生を歩むことになります。

個人にしても、企業にしても、落ちる時はあっという間です。所詮は、その個人と企業の集合体でしか無い国家も、落ちる時はあっという間に没落します。今から4年後に、日本に何が起こるかなんて、誰も想像すらできないでしょう。4年後どころか、今年中に、どこぞの国から核攻撃される可能性さえ存在し、4年も待つことなしに、最悪の場合、今年中に国として臨終を迎えてしまう危険性さえあると言った、かなり悲観的な意見もネット上でちらほら散見されます。

家どころか家族も持てない若者達

日本がアホな所は、不動産バブル崩壊が氷河期世代を作り出し、それが絶望的な少子化をもたらしたのにもかかわらず、オリンピックを餌に、また同じ愚を繰り返してしまっているということだと、一部の識者達が痛烈に批判しています。日本がやらなくてはならないことは、不動産バブルを演出して、あたかも景気が良いように見せるのではなく、その愚の骨頂の不動産バブルの犠牲にさせられた氷河期世代の救済と、結婚どころか恋人すらも持てない若年貧困層の支援にあると指摘されています。もちろん、今更何をやっても遅いのですが、少なくとも、最終的な悲劇を遅延させる事くらいはできるみたいです。better late than neverとも言われているように、手遅れだと分かっていても、何もやらないよりはましだということです。

廃虚(空き家)が増え続けている日本ですが、心が廃墟と化している日本人も同時に増えているように見受けられるのが、かなり心配だと言っている人達もいます。心が荒廃した人間だけにはなりたくないものですが、日本という国家が荒廃していく中で、そこに住む日本人が荒廃するのも当然で、日本人が荒廃するから国が荒廃するのか、どっちが先なのかは分かりません。

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