若年成人の収縮期高血圧は心臓病や脳卒中リスクを著しく高める

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新たな研究が、systolic blood pressure(最大血圧)が140以上の高い事を除けば健康な若い人達が、腎臓や脳に対する潜在的障害や脳卒中リスクの増加等に関係している動脈硬化の危険性が将来的に高まることを明らかにしています。isolated systolic hypertension(収縮期高血圧、ISH)と呼ばれているその症状は、収縮期血圧が140以上(最適値は120以下)である一方で、約80の正常な拡張期血圧を示す、18歳~49歳の人々に現れます。収縮期血圧は、血圧測定での最高値(最大血圧値)で、拡張期血圧は底値(最小値)を意味しています。

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若年成人の収縮期高血圧

Hypertension in young adults shows long-term heart risks

This study – the largest ever conducted in the U.S. looking at whether young, otherwise healthy ISH patients actually have a cardiovascular problem – suggests the common approach of ignoring higher systolic blood pressure levels in younger adults may be wrong, said study author Dr. Wanpen Vongpatanasin, Director of UT Southwestern Medical Center’s Hypertension Program.

ISHを除けば健康的な若い患者達が、心血管障害を持っているかどうかを調査している米国内で現在までに実施された中でも最大規模の今回の研究が、若い成人の収縮期血圧値が高いことを無視する今までの一般的なやり方が、誤りであるかもしれない可能性があることを示唆していると本研究著者で、テキサス大学サウスウェスタンメディカルセンター高血圧症プログラムディレクターのWanpen Vongpatanasin博士は語っている。

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収縮期高血圧放置は危険

“I think we should consider treating these patients sooner rather than later,” said Dr. Vongpatanasin, Professor of Internal Medicine in the Division of Cardiology at UT Southwestern Medical Center. “I’m concerned that not treating these individuals now will lead to more brain and kidney damage in the future. This condition is not going to get better. It’s going to get worse.”

”私は、私達が、こういった若いISHを患う患者達を今すぐにでも治療することを考慮すべきだと考えています。”と、テキサス大学サウスウェスタンメディカルセンター循環器科内科学教授のVongpatanasin博士は言います。”私は、こういう患者達を今治療しない事が、将来的により多くの脳や腎臓へのダメージをもたらすだろうことを危惧しています。この症状は、自然によくなることはありません。放っておけばどんどん悪化していくだけです。”

一般的に、高齢者に対しては治療が行われているこういった収縮期高血圧症も、若年成人においては、放っておけば勝手に治るだろうとか、こういった症状が、時々、高校生アスリート達に見受けられることから、心臓が丈夫な証拠とさえ考えられてきているようです。

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若年収縮期高血圧と肥満

The findings are important because although young people rarely have heart attacks or strokes, the incidence of isolated systolic hypertension in Americans 18 to 39 more than doubled over the last two decades and is now estimated to be about 5 percent, Dr. Vongpatanasin said. Researchers suspect the growing numbers may be related to increasing rates of obesity.

今回の発見は、若い人たちは、滅多に心臓発作や脳卒中を患わないのですが、18歳~39歳のアメリカ人の収縮期高血圧が、過去20年間で倍以上に増加し、現在は、約5%になっていると推定されているので、非常に重要な意義を持っていると、博士は言いました。研究者達は、この症状の昨今の増加が、肥満率の増加と関連しているかもしれないと疑っています。

18歳から39歳で、収縮期血圧が高い人は、将来的な、心臓病、脳卒中、腎臓病の発症リスクが高まるようです。なので、血圧測定でこういった症状が疑われた場合は、即座に高血圧治療を受けた方がいいみたいです。肥満と関係があるらしいので、アメリカ人に多くても、肥満が少ない日本人には関係が薄い可能性もありますが、注意するに越したことはないでしょう。健康というのは失くしてから気遣っても手遅れなので若い頃からのメンテが重要です。

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