品詞 – 準動詞 (不定詞 動名詞 分詞) – 意味 使い分け

準動詞(verbal)というのは動詞(verb)が、不定詞(infinitive)、動名詞(gerund)、分詞(participle)の形で使われていて、名詞(noun)、形容詞(adjective)、副詞(adverb)の働きをするという一風変わった品詞です。準動詞は入試問題に頻出するので、高校、大学受験には必須です。例えば、He decided to go to Hawaii. の例文の decided は述語動詞で、名詞句 to go は不定詞の準動詞という事になります。準動詞を扱った問題は意外と難解な物があるので、今回は受験によく出て間違いやすいその手の問題に焦点を当ててみる事にしました。

準動詞 – 動名詞

1a. It is worth while to see that statue.
1b. That statue is worth seeing.
その像は一見する価値があります。

2a. She denied that she had stolen his heart.
2b. She denied having stolen his heart.
彼女は彼のハートを盗んだ事を否定した。

3a. I am ashamed that I have done so little for them.
3b. I am ashamed of having done so little for them.
私は彼らの為にほとんど何も出来ない事を恥ずかしく思う

4a. She joined the firm with the intention of becoming an analyst.
4b. She joined the firm with a view to becoming an analyst.
彼女はアナリストになる目的でその企業に加入した

1a. worth while to see から 1b. worth seeing への書き換えは受験英語の定番

2a. 過去完了形が使われている事と、2b. 書き換え時に不定詞は使えない事に注意

3a. 現在完了形が使われている事と、3b. 書き換え時にof + 完了動名詞 に注意

4a. with the intention of + 動名詞 = 4b. with a view to + 動名詞

準動詞 – 不定詞

1. I would prefer to go for a walk (rather) than (to) watch TV.
2. (I would prefer going for a walk (rather) than watching TV.)
3. I would rather go for a walk than watch TV.
私はテレビを見るより散歩がしたい。
1はto不定詞、2は動名詞、3は原形不定詞
参考サイト Prefer/ Would prefer / Would rather
参考サイト I’d rather/I’d prefer/I’d rather prefer

1. I believe (that) she is innocent.
2. I believe her (to be) innocent.
私は彼女が無実である事を信じています。
1と2のニュアンス的な違いは、1は客観、主観の両義であるが、2は主観的要素が強いという事で、1が世間一般で言われているように私も彼女が無実だと信じている、という意味に対し、2は世間がどうであろうと私は彼女の無実を信じている、と言ったニュアンスに解釈出来る。1から2へ書き換えられない場合もある事は知っておく必要がある。例えば、I believe (that) he will arrive tomorrow. は I believe him to arrive tomorrow. には書き換えられない。基本的に1から2への書き換えは状態を表す時のみ可能であると考えておいた方が無難である。
To make matters worse, they completely forget about him.
さらに悪い事に、彼らは彼の事をすっかり忘れていた。
独立不定詞も受験には必須です。To tell the truth, To be honest 等色々あります。
参考サイトI believe Mary to arrive tomorrow. (ungrammatical)
参考サイトI know (that he is, him to be) an honest man.

準動詞 – 分詞

1. The man (who is) lying on the table is my father.
テーブルの上で横になっている男は私の父です。
2. The man (who was) taken to hospital is my father.
病院へ運ばれた男は私の父です。
1は現在分詞、2は過去分詞

準動詞 – 分詞構文

absolute participial construction(独立分詞構文= 主節の主語と異なる)の受験に良く出る例として、such being the case (そんな訳で), other things being equal(他の条件が同じなら), weather permitting(お天気なら), all things considered(よく考えてみると)など他にも色々あります。独立不定詞と合わせてまとめて覚えてしまうのが手っ取り早いです。

1. When the sun had set, we left for home.
2. The sun having set, we left for home.
日が沈んだので家に帰った。

3. When the mountain is seen from a distance, it looks like a painting.
4. (Being) seen from a distance, the mountain looks like a painting.
遠くから見ると、その山は絵のように見える。

1を2の分詞構文に書き換える時は、従属節の主語(the sun)と主節の主語(we)が違うので、分詞構文の主語を残す必要があるのと、従属節と主節の時制も違うので、完了分詞(having set)を使う必要がある。3から4への書き換えも入試頻出です。