アンチエイジング、グルタチオンとアミノ酸の重要性

グルタチオンは3種のアミノ酸、グリシン、システイン、グルタミン酸から成るトリペプチドです。アミノ酸が体の中で非常に重要な役割を果たしていることはかなり以前から指摘されています。健康食品としてのアミノ酸サプリだけでなく、健康ドリンクとしてアミノ酸飲料なども、一時期大ブームになったこともありました。薬局やコンビニなんかで売られている精力剤なんかに含まれているアルギニンというアミノ酸が一番有名なのではないでしょうか。今流行の熟成肉にしても、肉を発酵させることで旨味成分のアミノ酸を増やしているのだそうです。旨味成分のアミノ酸といえば、旨味三兄弟、グルタミン酸(野菜や昆布)、イノシン酸(魚や肉)、グアニル酸(きのこ)が有名ですが、その中でも特にグルタミン酸が有名だと思われます。グルタミン酸ナトリウムという化学調味料が一時期やたらと目の敵にされていた時期があったからです(未だに世界中で目の敵にされているような気もしますが)。いわゆる世に言う‘Chinese Restaurant Syndrome’ というやつで、MSG(monosodium glutamate)が原因とされたために、アメリカの中華料理屋へ行くと、NO MSGという張り紙が貼ってある事に気付くかと思います。しかし、MSGは実際には毒性はないらしく、その安全性は既に証明されているようです。以下はJust how much truth is there in the MSG hype? ← このサイトからの引用です。

Clinical studies in humans have failed to confirm an involvement of MSG in ‘Chinese Restaurant Syndrome’ or other idiosyncratic intolerance and the JECFA allocated an ‘acceptable daily intake (ADI) not specified’, ie, no upper ADI limit is set. No additional risk to infants was indicated.

「人間を使った臨床試験においても、MSGが中華料理店症候群や他の特異な過敏症に関与していることは証明できなかったし、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議は、一日当たりの許容摂取量を規定しませんでした。言い換えれば、一日当たりの許容摂取量の上限を設けなかったということです。付加的な乳児への危険性も指摘されませんでした。」

グルタミン酸ナトリウムは旨味を増すだけでなく、塩分の摂取量も抑えられるので、一石二鳥の神調味料とも言えるでしょう。このサイトにMSGの詳細が載っています。もちろん、化学調味料の中には危険な物が存在する事も確かですが、一概に全てが危険なような風潮は如何なものかと言わざるを得ません。塩や砂糖の摂り過ぎも健康を害しますし、水さえも飲み過ぎれば命に関わります(水中毒)。要は何でも摂り過ぎなければ良いのではないでしょうか。

グルタチオンの効果

グルタチオンは健康に良いみたいなのです。Why glutathione is important to us ← このサイトによると、

It turns out that glutathione serves as an antioxidant and detoxifier that protects cells from free radicals and oxidative stress, thus, improving the immune system.

「グルタチオンは、活性酸素や酸化ストレスから細胞を保護する抗酸化物質と解毒物質としての役目を果たすことで、免疫システムを強化していることが分かっています。」

But glutathione levels in human cells begin to decline after you turn 20. In order to produce more glutathione, supplementation of L-cysteine is recommended.

「しかし、グルタチオンの水準は20歳を過ぎると減り始めます。より多くのグルタチオンを生産するために、システインの補食が推奨されています。」

グルタチオンは細胞内で抗酸化作用を発揮する唯一の物質のようです。グルタチオンを摂取することで、アルツハイマー、パーキンソン病、心臓病、がん、躁鬱病、統合失調症、うつ病などに効果があるみたいです。

どうやって摂取するの?

This amino acid should be taken together with selenium, zinc and magnesium, in order to maximise the oxidative effects.

「このアミノ酸は、抗酸化作用を最大限に引き出すために、セレニウム、亜鉛、マグネシウムと一緒に摂取されるべきです。」

Many foods contain these minerals, but they can be found in high amounts in vegetables that contain high amounts of sulphur, such as cabbage, broccoli, garlic, kale and cauliflower.

The only problem is that many of the vitamins and minerals in these vegetables are killed when they are cooked, so try to eat them raw wherever possible.

「多くの食品がこれらのミネラルを含んでいますが、キャベツ、ブロッコリー、ガーリック、ケール、カリフラワーなどの硫黄を多く含む野菜から豊富に摂取できます。唯一の問題が、これらの野菜に含まれるビタミンとミネラルの多くが、加熱調理すると破壊されてしまうということで、従って、可能な限り生で食べるようにしましょう。」

緑黄色野菜をふんだんに生で食べればよいみたいです。ブロッコリーやカリフラワーの生食は日本人にはちょっとっていう感じですけど、アメリカ人なんかはほうれん草とかも生で食べるんですよね。高価な野菜を毎日ふんだんに食べるのは非現実的なので、個人的に、栄養補助食品(サプリメント)の摂取が推奨します。体内でのグルタチオン生産を増やすために、NAC(N-acetylcysteine) = N-アセチルシステインというprecursor (前駆物質)を摂取するのが良いみたいです。ビタミンCサプリも良いみたいです。マルチビタミン・ミネラルサプリが良さ気な気がします。とは言っても、基本はあくまでも、日々の規則正しい食生活と適度な運動だということです。

グルタチオンの弊害

グルタチオンの弊害に関する面白いサイトがあります。還元型グルタチオンを枯渇してがん幹細胞を死滅させるケトン食と2-DGとスルファサラジン ← このサイトによると、グルタチオンは抗酸化作用ががん治療の弊害になっているらしいのです。

一方、抗がん剤や放射線治療を行っているときは、グルタチオンの濃度が高いと、がん細胞が死ににくくなります
がん細胞の抗がん剤耐性や放射線耐性の原因の一つとして、がん細胞ではグルタチオンの産生が増えているためという報告があります。つまり、がん細胞は抗が ん剤や放射線治療を受けると、それらによる細胞傷害に抵抗する手段としてグルタチオンの合成を増やしているのです。したがって、がん細胞のグルタチオンの産生を妨げると、抗がん剤や放射線治療の効果が高まることになります。

非常に興味深い事が書いてあるサイトです。グルタチオンにはそれだけ強力な抗酸化作用や解毒作用があるということでもあるので、改めてグルタチオンの凄さを認識させられた感じがします。