引っ越し(転校)が子供に悪影響を与えるのは当たり前

今日は子供の心の健康にスポットを当ててみたいと思います。引っ越し(転校)は子供に対して、大人の想像を絶する精神的・肉体的負担を与えます。基本的に転校生は新しい学校に馴染むのが大変という大問題が発生します。もちろん子供にもよりますが、スポーツが得意で喧嘩が強い子供以外は、まず、いじめの対象になると考えておくべきかもしれません。新天地で友達がゼロになるだけならまだしも、クラスに馴染めないことは子供にとっては耐え難い精神的・肉体的負担になってしまいます。私も小学生の時に転校を経験しましたが、見事にいじめの対象になりました。かなり酷い嫌がらせを受けましたが、ギリギリかろうじて耐えることができたのは、偏に他学級に自分よりさらに過酷な状況に陥っていた心優しい児童のおかげでもあります。「彼に比べれば俺なんかまだまだ全然ましなはずだ」と自分に何百回も言い聞かせて何とか苦難を乗り切ることができたのです。それまでのバラ色の小学校生活から針のむしろの小学校生活への転落人生は、精神的・肉体的苦痛をもたらしただけではなく、学業の大幅悪化をもたらしたことは言うまでもありません。転校前は学校へ行くのが楽しくて仕方がなかったのに、転校後は学校へ行くのが拷問のように感じられました。子供を転校させるくらいなら、単身赴任を選択するか、あるいは、家族と一緒にいたい場合、転職を考えるべきなのかもしれません。家族を幸せにするために働いているのですから、家族、特に子供を最優先にしてあげるべきなのではないでしょうか。

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引っ越しはあなたの健康と幸福を害します

今日はMoving can be hazardous to your health and wellbeingというニュース記事から引用させてもらうことにします。

Adverse effects for adults linked to residence changes during childhood, according to a new study in the American Journal of Preventive Medicine

「American Journal of Preventive Medicine誌の中の新しい研究によると、子供の頃に引っ越しを経験すると大人になってから悪影響が出る」ようです。

その悪影響の内容があまりにも衝撃的なので割愛させてもらいますが、とにかく子供を引っ越しさせることは絶対に止めた方がいいと言えます。子供の人生を台無しにするだけではなく、親自身の人生まで台無しになる可能性があるからです。

Across all adverse outcomes studied, the highest risks were among individuals who moved frequently during early adolescence.

「全ての不運な結末を一通り調査したところ、最も高いリスクは、思春期に頻繁に引っ越しを経験した個人の間にありました。」

思春期に頻繁に引っ越しとかどんな家庭状況なのか想像してしまいます。父親の仕事の関係なんでしょうけど、しかし、foster familyを転々という事も考えられるので、何とも言えません。例え一度しか引っ越しを経験していなくてもリスクは確実に存在するので、引っ越しが子供に良くないことだけは確かです。子供の頃の環境の劇的な変化と、転校による精神的負担から子供が受ける心理的ダメージは相当なものなので、大人になってからのflashbackにより、辛い結果をもたらしてしまうのかもしれません。子供の頃に受けた心の傷が大人になっても癒えないのは身を以て経験しているだけに、安易に子供を転校させることだけは止めた方がいいと、声を大にして言わざるを得ません。将来的にその代償を誰かが支払わされる可能性さえあるからです。

小学校・中学校の転校

小学生や中学生の子供を持つ親は、転校がいかに子供にとって負担となる行為であるかをよく考えた方がいいのかもしれません。子供が大人になってからでさえ、転校の悪影響が出てしまうということも考慮に入れるべきです。社会問題化しているニートや引きこもりの問題も、多くのケースで、子供時代の転校が原因になっているかもしれません。転校が原因で不安神経症を患ってしまう子供もいるでしょうし、大人になってから深刻な神経症を患う可能性さえあります。とにかく転校は百害あって一利なしなので、可能な限り避けた方がいい行為だと思っておいた方がいいでしょう。個人的に悲惨な子供時代を経験しているだけに、子供に転校という選択を押し付けることだけは極力控えるようにしたいところです。いじめに遭って転校した子供を知っていますが、結局転校先でもいじめられていたそうです。いじめは深刻な問題ですが、根本的な解決策は未だ見つかっていません。

学校の対応が必要

転校生に対する学校側の対応が非常に重要になってきます。校内カウンセラーによる定期的なカウンセリングは当然として、担任も生徒の言動に注意する必要があります。子供が安心して安全に学校生活を送れる環境を作ることは、学校の責任だということを肝に命じておくべきです。そのために子を持つ納税者は高い税金を払って、高給で教師を雇っているわけですから当たり前です。賃金に見合った仕事をしない教師があまりにも多過ぎるとか、聖職者による子供を食い物にするニュースが多発し過ぎると言った、世論の声にも耳を傾けた方が良いかもしれません。

Health and social services, schools, and other public agencies should be vigilant of the psychological needs of relocated adolescents, including those from affluent as well as deprived families.

「保健や社会サービス、学校、他の公共機関は貧困家庭だけではなく、裕福な家庭の子供も含め、転校生への心理的なニーズに対し気を配る必要があります。」

困窮家庭の子供達だけではなく、比較的裕福な家庭出身の子供達にも、転校による弊害が見受けられるみたいなのです。子供達が受ける転校の悪影響は、親の地位や収入は一切関係ないということのようです。デンマークの例なので、必ずしも日本に当てはまるかどうか分かりませんが、個人的経験から言えば、転校が子供に与える悪影響は大人には想像する事は無理だろうし(自分が転校を経験でもしていない限り)、大人になってからも色々な弊害が出てくることも確かです。引っ込み思案になったり、やたらビビリになったりします。最悪のケースだと、agoraphobiaになって登校拒否から引きこもりになってしまう可能性さえあります。

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