ナノテクノロジー、曲がる、ウェアラブルデバイス(スマホ、タブレット)

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

かなり以前から折りたためるディスプレイの話題は存在していましたが、いつになったら製品化されるのかと心待ちにしていたら、来年にはいよいよブック感覚でパタンと閉じられるスマホやタブレットが発売されるようです。スマホやタブレットを折り曲げる事が出来るようになれば、さらに携帯性が増し、これで確実に時代は折りたたみ電子機器へと、大きな変革を迎える事になるはずです(レノボ、折り畳めるタブレットとブレスレットに変形するスマホ『CPlus』をデモ。曲がるディスプレイ採用のコンセプト品)。将来的に紙並に極薄で、ハンカチのように折りたためるノーパソが出てくれば、パソコン業界に産業革命並の革命を起こせるでしょう。ノートパソコンをズボンのポケットに入れて、出先でパソコンを使えるようになれば、少なくとも個人用ノートパソコンに限れば、全て折りたたみノートパソコンに取って代わられるはずだからです。スーパーキャパシタ技術との融合で、電池なし充電なしのゼロパワーデバイスとして、いつでもどこでも何時間でも使い続けられる、そんな夢の様な製品が誕生するのも、そんなに先の未来の話ではないのかもしれません。少なくとも15年後ぐらいには、それに近い製品が売り出されているかもしれません。

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折り曲げられて着用可能な電子機器

New nanomaterial offers promise in bendable, wearable electronic devices

An ultrathin film that is both transparent and highly conductive to electric current has been produced by a cheap and simple method devised by an international team of nanomaterials researchers from the University of Illinois at Chicago and Korea University.

The film — actually a mat of tangled nanofiber, electroplated to form a “self-junctioned copper nano-chicken wire” — is also bendable and stretchable, offering potential applications in roll-up touchscreen displays, wearable electronics, flexible solar cells and electronic skin.

「透明で電流に対し高伝導性の極薄膜が、イリノイ大学シカゴ校と韓国大学のナノマテリアル国際チームによって考案された安価で単純な方法で創り出された。そのフィルムは、実際には自然結合した銅金網を形成するために電気メッキを施したナノファイバーで編んだマット、折り曲げ可能、伸縮自在なので、巻き上げ式のディスプレイ、着用可能な電子機器、可塑性な太陽電池、電子皮膚への潜在的な用途を提供している。」

落としても割れない、壊れないディスプレイというのは大きいかもしれません。体や腕に巻ける電子機器とか、破損を気にせずに安心して持ち運べる電子機器は、誰にとってもありがたいはずです。時代も遂にここまで来たかと、かなり感慨深いものがあります。

The new film establishes a “world-record combination of high transparency and low electrical resistance,” the latter at least 10-fold greater than the previous existing record,

「新しいフィルムは、高透明性と低電気抵抗の世界記録的組み合わせで、特に後者に関しては、少なくとも現存している記録の10倍を超えています。」

新しいフィルムは、従来のものよりも10倍電気抵抗が少ないらしいです。つまり、発熱が極端に少ないということになるので、直接肌に身に付ける事も可能なので、電子皮膚のような使い方も出来るということみたいです。電気抵抗が少ないということは、電気の消費も少ないということにもなるので、ゼローパワーデバイスの開発も容易になるかもしれません。

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