心理:How to be a good person 人が善人に生まれ変わる方法

多くの人間が良い人間になりたいと思っているはずです(全ての人間と言えないところに人間の悲しさが存在しています)。少なくとも潜在意識の中でそのような心理を持っている人が多いはずです。私は祖母から、自分の子供(私の父や叔父達)が良い人間に育つ事を願って精一杯育てたという話を何度か聞かされた記憶が残っています。祖母の口癖は「とにかく社会の迷惑になる人間にだけはなるな」という事でした。社会に迷惑をかける人間ではなく、社会に貢献する人間になれという、明治生まれの人間らしい至極真っ当な意見だったと思います。戦争が原因で祖父がいなくなった後は、女手1つで男兄弟4人を育て上げた祖母だけのことはある台詞だと思います。「あんな馬鹿げた戦争をした日本は馬鹿だ」ともよく言っていました。愛国心に駆られて行かないでいい戦地へ赴いた祖父のことも、家族を顧みない大馬鹿者扱いしていました。祖父は祖父で国を守ることは愛する家族を守ることと一緒と思って志願したのかもしれません。今考えると、祖母の孫に対する唯一の願いは、経済的にどんなに貧しくても心までは貧しくなるなという事だったんだと思います。

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良い人間が何もしないと悪が蔓延る

‘The only thing necessary for the triumph of evil is for good men to do nothing.’ これはEdmund Burke (エドマンド・バーク)の名言なのですが、悪人が栄えるのは善人が何もしないからだという事を言っています。日本人は勧善懲悪の時代劇が大好きだったのですが、今ではその手の時代劇がすっかりなくなってしまいました。その手のドラマでは最後で必ず悪人が成敗されるわけですが、それが痛快なのはやはり多くの人が善人だからではないでしょうか。世の中に悪の栄えた試しなし、正義は最後に必ず勝つ、と世間では言われていますが、国が悪に手を染める時、それを止められる人間は一人もいないという事を、人は決して忘れてはいけないと思います。2003年のイラク侵攻がその事を如実に物語っていると言えます。世界中の人々が猛烈に反対しましたが、ジョージ・W・ブッシュの暴走を止める事は結局出来ませんでした。例え数千万人もの良い人間達が行動を起こしたとしても、たった一人の人間の悪行さえも人は止められないのです。アル・ゴアが大統領になっていたら、状況は180度違っていたと思われますが、アメリカ国民はアル・ゴアを選んだのですが、アメリカの選挙システムと司法システムがブッシュを大統領に選出してしまいました。つまり、アメリカ国民の意思に反した選挙結果が、悲劇を生んでしまったとも言えなくもありません。2000年の大統領選挙が、popular vote (民意)がいかに大切なのかという事を我々に教えてくれています。

良い人間になるためにすべきこと

7 Lessons My Kids Learned (and Could Teach Trump)

  1. If you can’t say anything nice, don’t say anything at all.
  2. The golden rule: Do unto others, as you would have them do unto you.
  3. Two wrongs don’t make a right.
  4. Don’t judge a book by its cover.
  5. Mind your manners.
  6. Sticks and stones may break your bones, but words can never hurt you.
  7. Don’t brag.
  1. 何も良い事を言うことが出来ない時は、何も言わないようにしなさい。
  2. 黄金律:あなたが他人からしてもらいたい事を、他人にもしなさい。
  3. 仕返しをしてはいけません。
  4. 人を外見で判断してはいけません。
  5. 礼儀正しく振る舞いなさい。
  6. 何を言われても気にしない。
  7. 自慢をしない。

2に関しては、社会的常識の範囲内、道徳的でモラルに反しない限りという注意書きが必要になるかもしれません。良い人間になるためには、つまらないプライドは捨てる(ブライドで飯は食えません)、怒りを抑える(怒りは怒りを呼びます)、貪欲は罪と知る(何でも独り占めにしない)、人を妬まない(嫉妬は最低です)、良く働く(怠惰は人をダメにします)← これに関しては Idleness is the root of all evil. (小人閑居して不善をなす)という非常に良い諺があります。怠惰は本当に全ての悪の根源であるとも言えます。10人の人間がいて誰も何もせずに一日ゴロゴロしていたらどうなると思いますか?そんな社会が成り立つと思いますか?誰がどう考えても怠惰な人間だらけな社会が成立しないことが分かるはずです。”The one who is unwilling to work shall not eat.” 2 Thessalonians 3:10(働かざるもの食うべからず。テサロニケ人への第二の手紙、3章10節)とは良く言ったものです。もちろん、この聖句が健康で働ける人間に対しての忠言であることは言うまでもありません。eye for an eye (目には目を)ではなく、”If someone slaps you on one cheek, turn to them the other also. ” Luke 6:29(もし誰かに頬を叩れたら、もう一方の頬を向けなさい。ルカによる福音書、6章29節)、これはつまり、仕返しをしてはいけないという事です。仕返しはさらなる仕返しを生み出す危険性があるからです。プライドが邪魔をして仕返しをせずにはいられないかもしれませんが、つまらないプライドなどは溝にでも捨てた方がいいでしょう。やられたらやり返すなどという短絡思考は、人間が啓蒙されていない証拠です。人を外見で判断せずに、誰に対しても同じ態度で礼儀正しく振る舞いましょう。何を言われても気にせずに、聞き流しましょう。良い人間になるためには、自分が絶対に争いの火種にならない事とも言えます。

一日一善

一日一膳ではありません。一日一膳でもいいかもしれませんが、さすがにそれだと体力的に持たないかと思います。英語だと、Do a good deed every day. になります。Deeds, not words. (不言実行)です。何故なら、Talk is cheap. = Easier said than done. (言うは易し)だからです。世の中には天邪鬼もいて、No good deed goes unpunished. (正直者が馬鹿を見る)という人もいますが、”More than that, we rejoice in our sufferings, knowing that suffering produces endurance,” Romans 5:3(それだけではなく、患難をも喜んでいる、なぜなら、患難が忍耐を生み出し、ローマ人への手紙5章3節)で、善い行いをして、それによって馬鹿を見たり酷い目に遭ったとしても、逆境は人を強くするので、それを喜んで受け入れれば良いのです。逆境を経験した人間だけが本当に人に優しくなれるとも言います。善行は見返りのためにするのではなく、良い人間になるためにするのであって、良い人間は他人に優しい人間でもあるので、逆境を経験する必要があるとも言えるのではないでしょうか。確かに Life is not that easy. (世の中そんなに甘くない)かもしれませんが、良い人間になるための努力は惜しまずすべきだと思います。シェイクスピアのベニスの商人に、”How far that little candle throws his beams! So shines a good deed in a naughty world.” (あんなに小さなロウソクがこんなに遠くまで照らしています!同じように、1つの善行が邪悪な世界を照らすのです。)たった1本の小さなろうそくが真っ暗な部屋を明るく照らすように、たった1つの善行でもどす黒い世界では光り輝くという意味です。世界中の人々の善行が暗黒な世界を明るくすることができるという意味にもとれます。一人が一日一善を行えば、世界中で毎日何十億もの善行が行われることになり、それは本当に凄いことで、現世が天国のようになる可能性があります。まさにJohn LennonのImagineの世界です。

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