人工知能スタートアップ(ベンチャー)、日本は1社、アメリカは17社

CrunchBaseが発表した、人工知能ベンチャー企業資金調達トップ25社のうち、日本企業はたったの1社(7位)だけでした。アメリカは17社で、何とリストの7割を独占しています。1位が中国企業というのも、中国の勢いを感じざるを得ません。1位のicarbonxの調達資金額は7位のPreferred Networksの9倍に達しています。圧倒的世界最大の債権国家で、アメリカ、中国に次いで億万長者数の多い国だとは、とても思えない体たらくぶりです。これではどんどんジリ貧になって行っても仕方ありません。個人金融資産が1700兆円もあるわけだから、日本はもっとcrowd funding (クラウドファンディング)が流行るべきなのですが、眠った金は、眠ったままなのが現状のようです(クラウドファンディング成功のカギ握るサポートの実態)。タンス貯金だけでも、一説では日本には40兆円もあると言われています(タンス預金は隠し財産になる?)。これでは経済が回るはずもありません。金がごく一部の日本人が独占しまっているわけですから、ダムのように貯まりまくった金を、ダムを放水して下々に流す必要があります。

Preferred Networksというベンチャー企業

Benchmarking CrunchBase’s Top 25 Artificial Intelligence Startups

iCarbonX, Anki, CARMAT, Arago, CloudMinds, Zero Zero Robotics, Preferred Networks, Inc., CustomerMatrix, Ozlo, and Scaled Inference are the top 10 Artifical Intelligence startups based on an analysis of CrunchBase data today.

このForbesのサイトに載っていた preferred Networksというベンチャー企業が気になったのでちょっと調べてみました。創業者2人とCOO1人の3人と従業員も何人かいるみたいです。創業者の2人は東大卒のようです。このベンチャー企業は2014年に設立されたらしいのですが、かなり有望なベンチャーらしく、ネットでもかなり話題になっています(異才エンジニア、御社は見抜けますか?)。NTT、トヨタ、パナ、ファナックなんかと業務提携しているらしく、日本の人工知能の研究開発に貢献しているっぽい感じです。Deep learning (深層学習)を使った物体認識が得意なベンチャーということです。

AIベンチャーのプリファードネットワークス、Amazon Picking Challenge2016に参加

AIベンチャーのPreferred Networksは、6月29日から7月3日までドイツのライプツィヒで開催されるAmazon Picking Challenge 2016(http://amazonpickingchallenge.org/)に参加すると発表した。

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Preferred Networksは、IoT分野の変革に向けた深層学習関連技術の研究開発を続けており、今回のコンペティションもその成果の一つとなるとしている。

人材育成が鍵

今の日本には、「人工知能」に関する研究を社会実装につなげるエンジニアが必要

「画像解析」は、近年の「人工知能」と呼ばれる技術によって品質とスピードが著しく向上している分野の1つだ。画像解析エンジンを独自に開発し、生体認証をはじめとしたさまざまな分野に応用しようとしている日本のベンチャー企業にLiquidがある。

日本でも人工知能ベンチャーが注目され始めれば、もっと資金調達がしやすくなって、さらにベンチャーが増えていくという流れになって行くんでしょうけど、そうなるかどうかはメディアの力次第なのかもしれません。ベンチャーは眠っている人材の発掘という事だけでも非常に価値があり、多くのベンチャーが立ち上がれば立ち上がるほど、ダイヤの原石が見出される可能性が高く、それが経済社会に活力を与えていきます。その為には、クラウドファンディングがもっと市民権を得る必要が有るし、金融機関もブタ積みだけではなく、積極的にベンチャー投資すべきだし、政府・日銀もゾンビ企業ばかり救済・支援していないで、新しい技術分野での人材育成のために金を使うべきだし、企業も腐るほど有り余っている貯蓄を人材育成のために吐き出すべき時です。人工知能関連のベンチャー企業が、雨後の筍のようにボコボコ出てくることが、この分野で日本が国際競争力を確保できるかどうかがかかっているのではないでしょうか。日本には眠っている優秀な人材が相当いると思われるので、そういう人達にチャンスを与えることが、ジリ貧日本を復活させることにつながるような気がします。