日本人の知恵の結晶、藻塩、海藻塩が塩の代わりになる?

日本人の知恵の結晶とも言える藻塩ですが、日本では何故か主流にはなっていません。相当古くから日本では海藻から塩を作っていたらしく、何故廃れてしまったのか、非常に残念に思えてなりません。普通の塩よりも遥かに健康的で栄養があって、海藻の風味が効いて天然の出汁塩のような調味料でもあるような気がします。使った事が一度もないので、勝手に想像で書いているだけですが、今度是非試してみたいと思っています。今日は海藻を塩の代用品として使えないものかというニュース記事があったので、日本の藻塩の事を思い出して、この記事が藻塩の事を言っているのかと思ったのですが、そうではなく、海藻粉末のことだったので、ちょっとがっかりしてしまいました。

海藻塩、藻塩

Replacing dietary salt with seaweed

Consuming too much sodium puts strain on the heart, stomach and kidneys. Fraunhofer researchers show how seaweed, which has a naturally salty taste, has the potential to replace salt.

「塩分過剰摂取は心臓、胃、腎臓に負担をかけます。フラウンホーファーの研究者は、どのようにすれば、天然塩味の海藻が塩に取って代わる可能性がある事を明らかにしています。」

海藻から塩が作れるならそれにこした事はないでしょう。味気ない塩と違って、藻塩はミネラルも豊富なので、栄養満点だし、旨味も増すので、言うことなしです。

塩の過剰摂取は危険

around 77 percent of our comes from industrially processed foods. Heading the list are bread, cheese, snacks, ready meals and cold meats and sausage products. The biggest problem is the sodium that salt contains, which can contribute to high blood pressure and heart disease. Other conditions related to excessive sodium are kidney ailments, osteoporosis or even stomach cancer.

「我々の塩分摂取の77%は工業的に加工された食品由来です。代表的な品目は、パン、チーズ、スナック類、出来合いの食事、冷肉とソーセージ製品です。最も大きな問題は、塩の成分のナトリウムが高血圧と心臓病の原因になるということです。ナトリウム過剰に関連する他の疾患に、腎臓病、骨粗しょう症、胃がんさえあります。」

塩を取っていないつもりでも加工品や菓子、インスタントラーメン、レトルト食品、冷凍食品などの出来合いの食事をとっていれば、知らない間に塩分を過剰摂取してしまっている事になります。それが成人病の原因の要因の1つである事は、まず間違いないでしょうね。

海水藻から塩

Saltwater algae taste naturally salty and contain minerals such as potassium and magnesium, as well as trace elements. The researchers conclude that brown algae could be used as a salt substitute and help to reduce the salt content of industrially processed foods.

「海水藻は天然塩味で、微量元素に加えて、カリウムやマグネシウムのようなミネラルも含んでいます。研究者は、褐藻類が塩の代用品として使え、工業的な加工食品の塩分含有量を減らす助けになり得ると結論付けています。」

海水藻である褐藻類を塩の代用品として使おうという試みのようです。日本の藻塩は、微量元素のヨウ素以外に、大量のミネラルを含んでいるので、体には本当に良いみたいです。旨味成分のアミノ酸も豊富なので、言うことなしです。ただ、このニュース記事の藻塩は日本の藻塩とは製法が全然違い、海藻を乾燥させて粉末にしたり、酵素処理した物を粉末状にした、本当の意味での海藻粉末(塩?)のようです。使われている海藻は、Saccharina latissima(カラフトコンブ)、Ascophyllum nodosum(褐藻)の2種類のようです。Ascophyllum nodosumは、あの有名なフコイダンを含有しているらしいです。

海藻で暑い夏を乗り切れ 塩分うまく調整、胃腸守る

海藻を刻むと出る粘り成分の正体は食物繊維だ。特にアルギン酸はコレステロール値の改善や血圧上昇抑制、重金属排出作用があるとされる。同じく粘り成分フコイダンには、がんやアレルギーを抑えたり、血液を流れやすくしたりする働きがあると分かっている。

藻塩と海藻粉末を融合

Their conclusion: the brownish-green color of the seaweed powder is still apparent after baking and the salty taste is not as strong as with salt. But it’s easy to process and can help to reduce the content. “Salt can’t be replaced entirely: as a functional baking ingredient, there’s nothing quite like it,”

「研究者達の結論:海藻粉末の茶緑色はパンを燒いた後でも健在で、塩味は塩ほど強くはありません。しかし、加工は簡単だし、塩分量を減らすのに役立ちます。”塩を完全に代替することは不可能です。機能的な製パン材料として、塩の代わりに使える物は存在しません。”」

色が気持ち悪いのと、燒いても色が残ってしまい、さらに塩気がないので、事実上、この海藻粉末は失敗作のようです。とても塩の代用品と言えるものではないらしく、なので、この海藻粉末と日本の藻塩を上手く配分すれば、低ナトリウムで塩辛い、栄養満点の塩の代替え品が完成するはずです。