ドローンに蜂と鳥を学習させて完全自律飛行させる

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

drone(ドローン、リモコン・ラジコン飛行機)がすっかり人気ですが、ラジコンヘリなどはかなり昔からありましたが、自律飛行という点で、ドローンが人気を博しているようです。

ドローンという言い方を好まない人もいます。軍用ドローンを連想させるのと、drone=lazyという理由からのようで、UAV(unmanned aerial vehicle)、あるいは、UAS(unmanned aerial system)という略語を使った方がいいという考え方のようです。

droneがlazyとsynonymなのは、drone (bee)が怠け者という語源があるそうです。droneは本来雄蜜蜂のことらしく、雄は雌の働き蜂と違って、何もしないので怠け者のレッテルを貼られてしまっているようです。

スポンサーリンク

鳥や昆虫のようなUAV

Teaching drones about the birds and the bees

Unmanned Aerial Vehicles (UAVs) of the future will be able to visually coordinate their flight and navigation just like birds and flying insects do, without needing human input, radar or even GPS satellite navigation.

「未来の無人航空機は、人間の入力、レーダー、GPS衛星ナビの必要なしに、まるで鳥や飛べる昆虫のように、飛行とナビを視覚的に調整することができるようになります。」

未来のUAVは勝手に鳥や昆虫のように飛ぶ事ができるようになるみたいです。電源をオンにしたら、勝手にどっかに飛んで行ってしまうんでしょうか?人工鳥や人工虫が空を飛び回っていたら鬱陶しいだけのような気もしますが、artificial pollinatorのような用途があるのかもしれませんし、空撮等にも利用可能なのかもしれません。

スポンサーリンク

脳は小さいが優れた飛行能力

At first glance, insects and birds have very different brains in terms of size and architecture, yet the visual processing in both animals is very effective at guiding their flight. “Bees’ brains weigh a tenth of a milligram and carry far fewer neurones than our own brains; yet the insects are capable of navigating accurately to food sources over 10 km away from their hive,”

「一見したところでは、昆虫と鳥は、サイズと構造に関して、とても異なる脳を有しているのですが、それにもかかわらず、両動物共に有する視覚処理は、彼等の飛行をガイドするのにとても効率的です。”蜂の脳は、重さ10分の1グラムで、人間の脳よりも遥かに少ない脳細胞を持っています。にもかかわらず、その昆虫は彼等の巣から10kmも離れた食料源へ正確に航行する能力を有しています。”」

小さい脳と少ない脳細胞で優れたナビ能力を備えた蜂を見倣って、UAVにも蜂の飛行能力を学習させることで、完全自律飛行を目指していくみたいです。drone技術とdeep learning技術の融合ですね。

スポンサーリンク

生物を模倣した技術

“The biologically-inspired principles we uncover will foster a new generation of fully autonomous UAVs that do not rely on external help such as GPS or radar. These UAVs could be incredibly useful for applications like surveillance, rescue operations, defence, and planetary exploration.”

「我々が発見した生物学的に感化を受けた方式が、GPSまたはレーダーのような外的補助に頼ること無く、完全自律飛行の新しい世代を育むのです。これらのUAVは、偵察、救出活動、防衛、惑星探査のような用途に対し、信じられないくらい威力を発揮してくれます。」

色々な用途があるようで、かなり期待のできる新技術かもしれません。太陽光発電技術との併用で航続距離も相当伸びるのではないでしょうか。

スポンサーリンク
スポンサーリンク