眼の健康:軸索再生で失明が治るかもしれない!?

スタンフォード大学医療センターによると、史上初、哺乳類(ネズミ)の視力回復に成功したという事です。7月11日にNature Neuroscience誌のサイトにオンライン掲載された研究論文中に記載されているネズミを使った実験で、眼から脳へ視覚情報を送る視神経ケーブルを、それが完全に切断された後で、うまく再生させたという事みたいです。視神経ケーブルが以前のルートをたどり直して、脳の適切な部品を使って通信を復旧する事を発見したらしいです。

ネズミの実験なので、人間に当てはまるのかは分かりませんが、ある種の失明が回復可能ならば、視力を失った人々にとっては、大変な朗報ではないでしょうか。以前にも飛蚊症で書きましたが、眼は本当に重要な感覚器なので、すごい発見だと思います。

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盲目の人に朗報

First-ever restoration of vision achieved in mice, Stanford researcher says

That unprecedented, if partial, restoration could pave the way to future work that enables blind people to see.

「この史上空前の、たとえ不完全でも、修復技法は、盲目の人々の視力回復の将来の研究への道を開くことになり得ます。」

今はまだ完璧ではないかもしれない、この新しい視力修復技法を叩き台にして、さらなる研究を進めていけば、多くの失明した人々へ希望を与えることができるようになるはずです。

緑内障と白内障が失明の最大の原因

The animals’ condition prior to the scientists’ efforts to regrow the eye-to brain-connections resembled glaucoma, the second-leading cause of blindness after cataracts. Cataracts can often be surgically removed, but there’s no cure for glaucoma,

「眼から脳への接続を再生するための科学者の試み以前のその動物の状態は、白内障の次に二番目に失明の原因になっている緑内障に似ていました。白内障はほとんど外科的に除去されますが、緑内障には治療法がありません。」

緑内障に治療法がないとか恐すぎです。周りに緑内障を患った人はいませんでしたが、白内障の方は相当数いるので、緑内障はそんなに罹りやすい病気ではないのかもしれません。

Glaucoma, caused by excessive pressure on the optic nerve, affects nearly 70 million people worldwide. Vision loss due to optic-nerve damage can also accrue from injuries, retinal detachment, pituitary tumors, various brain cancers and other sources.

「視神経への過剰な圧力で引き起こされる緑内障は、世界中で7000万人近くの人々に影響を与えています。視神経の損傷による視力喪失はまた、怪我、網膜剥離、下垂体腫瘍、各種の脳腫瘍、他の原因から生じる可能性があります。」

世界人口の1%弱が多いか、少ないかは分かりませんが、色々な原因で引き起こされる事を考えると、怖い眼の病気である事には変わりありません。

治療法はまだ不確実

Further progress, he suggested, will depend on boosting total numbers of retinal ganglion cell axons that successfully extend back to and establish former contact with their target structures, as well as finding ways to engage and assess most or all of the roughly 30 subtypes of retinal ganglion cells.

「さらなる進歩は、網膜神経節細胞の約30亜種の大部分、あるいは全てに関与して評価する方法を見つける事だけではなく、それらの目標構造を、うまく以前の状態に遡って戻して固定する網膜神経節細胞軸索の総数を増やすことにかかっています。」

視力が部分的に回復したとしても、より細かい視覚的弁別が要求されるテストには失敗するらしいので、さらなる研究の進展が必要なようです。何れにしても、研究者は次のステップに向けて研究を進めているみたいなので、最終的なゴール、視力の完全回復の可能性も視野に入って来ているような気がします。

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