庭の雑草、水、太陽、ニッケルからグリーンエネルギー(水素)

庭に生えている雑草からグリーンエネルギーを取り出す技術を開発したようです。グリーンエネルギー革命と言われて、もう20年近く経ちますが、なかなか革命は起こらず、未だに化石燃料が人類の主なエネルギー源になっています。化石燃料に頼らざるを得ない現実が、中東問題という地政学的問題を引き起こし、それが世界平和へ重大な脅威を与えてしまっています。

グリーンエネルギー革命成就こそが、人類の恒久平和への大きな第一歩を踏み出す原動力になるのではないでしょうか。グリーンエネルギー革命による化石燃料依存からの脱却は、地政学的問題だけではなく、地球の温暖化、貧困問題などの、人類にとって非常に重大な課題解決への突破口になる可能性があります。

庭の雑草でクリーンエネルギー

Scientists unlock ‘green’ energy from garden grass

Garden grass could become a source of cheap and clean renewable energy, scientists have claimed.

「庭の雑草が、安価でクリーンな再生可能エネルギーになり得ると、科学者達が主張しています。」

庭の雑草からグリーンエネルギーと言っても、たぶん実用化はされないんじゃないでしょうか。この手の研究成果が実用化されるのは極めて稀なような気がします。実用化されれば、例えば、業者か行政が雑草を買い取るかすれば、庭の雑草を抜いて換金できるので、庭の手入れが進み、荒れ放題の庭が減るだけでも意義があります。とは言っても、草が金になれば、違法にあらゆる場所の草を抜きまくる輩が必ず現れるので、環境破壊や生態系破壊を引き起こす可能性があるのも事実です。

光触媒、光改質

In their study, the team investigated the possibility of converting cellulose into hydrogen using sunlight and a simple catalyst — a substance which speeds up a chemical reaction without getting used up.

「彼等の研究において、チームは太陽光と単純な触媒(消耗することなしに化学反応を促進する物質)を使って、セルロースを水素に変換する可能性を調査しました。」

どうやら植物に含まれるセルロースから水素を作り出す研究のようです。

This process is called photoreforming or photocatalysis and involves the sunlight activating the catalyst which then gets to work on converting cellulose and water into hydrogen. The researchers studied the effectiveness of three metal-based catalysts — Palladium, Gold and Nickel.

「このプロセスは光改質、あるいは、光触媒と呼ばれ、日光が触媒を活性化させ、その後、セルロースと水を水素へ変換し始めます。研究者は、3つの金属(パラジウム、金、ニッケル)ベースの触媒の有効性を調べました。」

光改質とか初めて目にする単語ですが、光触媒のようなもんらしいです。パラジウムと金は高価すぎるので、チープな触媒とはとても言えません。

ニッケルは触媒として魅力

Nickel was of particular interest to the researchers, from a practical point of view, as it is a much more earth-abundant metal than the precious metals, and is more economical.

「ニッケルは、貴金属より遥かに豊富で安価な金属という実用的観点から、研究者が特に関心を持っています。」

金やパラジウムに比べれば遥かに地球上に豊富に存在し、安価なニッケルは研究者の興味を引くのは当然かもしれません。水、雑草、ニッケル、太陽光で水素が作る事ができれば、これは確かに凄いことなのかもしれません。

To test the practical applications of this reaction, the researchers repeated the experiment with fescue grass, which was obtained from a domestic garden.

「この反応の実用的なテストをするために、研究者は、家の庭から摘んできたウシノケグサを用いて何度も実験を繰り返しました。」

既に実用段階にあるようなので、後はこの方法を使って水素生産を試みる企業が現れるだけのようです。かなり将来性のあるメソッドのような気がします。