待った無しの食糧問題、2050年に世界人口は90億人!

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

最近やたらと2050年までに世界人口が90億人を超えているので、食糧問題が深刻化するという内容の話をネット上で見掛けるようになりました。今より16億人口が増えただけで、食糧問題が深刻化するわけがないのですが、実際は、今でも食糧問題は深刻らしく、先進国の人間が気付かないだけとも言われています。

旅行中に旅館の料理が食べられずにほとんど残してしまった事を考えると、物凄く心苦しくなってしまいます。食べられない人達が、未だに世界中に相当数存在している事を考えると、飽食の日本人は恵まれ過ぎているのかもしれません。

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毎年16兆円の食料が無駄に

America Wastes $160 Billion in Food Every Year But Is Too Busy to Stop

More than half the respondents in a new national survey said they are aware of the scale of this $160 billion (PDF) problem. Almost 80 percent said they feel guilty when throwing food away, but 51 percent said it would be difficult to reduce household food waste. And 42 percent said they don’t have enough time to worry about it.

「新し国民調査で半数を越える回答者は、この16兆円問題の規模に気付いていると回答しました。ほぼ80%が食べ物を捨てる時に罪悪感を感じると言いましたが、51%は食品の無駄を減らすのは難しいと回答しました。そして42%がその問題について気を配る十分な時間がないと言いました。」

アメリカだけで毎年16兆円もの食品が無駄に廃棄されてしまっているそうです。あまりにも酷い話です。飢えに苦しんでいる人達がいる一方で、飽食で食料を浪費している人間が存在している、その矛盾は人類の罪以外の何物でもありません。

16兆円分の食料があれば、世界から飢えを無くすこともできます。しかし、資本主義経済という歪な経済構造がそれを許さないのです。捨てる食品を安く売れば、その食品しか買わなくなる人が増え、商売が成り立たなくなってしまいます。

賞味期限(消費期限)問題も食料廃棄に拍車をかけていると指摘されていますが、食の安全性を考えれば、それは仕方のない問題であり、安全第一優先は消費者も譲れないでしょう。

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食料浪費は環境悪化をもたらす

Here’s Why Americans Waste 80 Billion Pounds Of Food A Year

When we throw away food, most of us feel bad—but we also recognize that food waste is a necessary evil of the modern kitchen. But even as wealthier Americans gleefully waste 80 billion pounds of food per year, 48.1 million of their less privileged peers are living in food-insecure households. Meanwhile, landfills are filling up with waste that degrades into harmful greenhouses gases, exacerbating the effects of manmade climate change.

「我々が食品を捨てる時、ほとんどの人が罪悪感を感じます。しかし、食料の無駄は近代的なキッチンの必要悪であるとも認識しています。しかし、裕福なアメリカ人が毎年800億ポンド(3630万トン)の食料を楽しく浪費しているのに、4810万人もの恵まれない同輩が食べ物を満足に買えない家庭で暮らしています。その一方で、ゴミ廃棄場は、有害な温室効果ガスに分解するゴミで埋め尽くされ、人為的な気候変動(温暖化)の影響を悪化させています。」

廃棄された食品は当然ゴミとなってゴミ処理場で処分され、焼却処分なら大量の有毒ガスを排出するし、埋め立てられれば、メタン等の有毒ガスは放出し、悪臭を放ち、食品添加物等が土壌を汚染し、環境汚染の原因にもなってしまうみたいです。痛ましいことです。

アメリカには第三世界からの合法・不法移民や難民が、過去50年間で8000万人以上いると言われているので、アメリカの貧困問題は、ほぼ全てがこの第三世界からの移民・難民達の問題であるとも言われています。アメリカ経済自体が彼等によって疲弊させられ、やがては沈没すると予想されています。その絶望感が、昨今のトランプ革命の原動力になっているのも事実です。第三世界からの移民・難民を減らす必要があるし、不法移民問題も何とかする必要があるのですが、人道的にそれが許されないというジレンマを抱えてしまっています。

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食料の無駄を減らすアプリ

“I DON’T WASTE FOOD” APP LAUNCHED

A recently launched food-sharing app has been launched in Spain allowing people to exchange or to get hold of food at no cost. With approximately 8 million tons of food wasted in Spain every year the country is the seventh highest food waster in the EU, 42% of which is from people’s households,

「最近ローンチされたフードシェアリングアプリが、人々が食料品を交換したり、タダで食料品を手に入れ事ができるように、スペインで立ち上げられました。スペインでは毎年約800万トンの食料品が無駄にされていて、EU内で7番目に高い食品浪費国家であり、その廃棄食品の42%は一般世帯からの物です。」

スペインも食品の無駄が酷いようです。そこで、食料の無駄を少しでも減らすアプリが開発されたみたいですが、食料品の交換や、寄付は安全性の問題を考えると、あまり流行らないのではないかと思えるのですが、必要のない食料を買わないようにする事が肝心で、そういうアプリや、人工知能を使った家電製品が開発される必要があるのかもしれません。例えば、人工知能冷蔵庫が、買い物中の消費者に、必要な食品だけを詳細に知らせてくれるとか、消費期限が短い冷蔵商品は特にそういったIoTが必要なのかもしれません。

食糧危機や食糧問題は、先進国の飽食を改めることで簡単に解決するし、資本主義という経済思想がもはや通用しなくなっていることを如実に物語っています。20%の富裕層のためだけの経済体制は打破されて当然だし、世界中の人々の健康と安全を考えた、もっと健全で人道的な無駄の少ない新しい経済システムが求められています。

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