心理:トラウマを抱えていると記憶力が低下するらしい

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trauma(トラウマ、深い心の傷)を抱えた人間は記憶力が低下するみたいです。貧困の連鎖と良く言われますが、それには明確な理由があったようです。貧困などが原因で劣悪な家庭環境で育った子供は、心に深い傷を負っているケースが多いのでは無いでしょうか?日本のように陰湿な社会だとなおさらだと思います。

いつの頃からか、日本人はエンパシーが著しく欠けしまい、同胞が貧困に苦しんでいても、自己責任や自業自得だと言って、知らん顔している輩がほとんどになってしまいました。昔私が住んでいた町では、貧しい家庭を周りで支えていくという、慈善活動のようなものが存在していたのですが、例えば、食料品や衣料品を寄付したり、スーパーより多少割高でも商店街で買い物をするとか、そういった助け合いのような事が普通に行われていました。

今は母子家庭の母親でさえも薄給使い捨てでこき使うような、そんなブラック企業ぐらいしか働く場がなく、儲かってる企業は、本来そういう人達をまともに生活ができる給与で雇用すべきなのですが(6時間労働で日給1万円)、それができないがために、日本が衰退しまくっている原因にもなっています。

人が助け合わなければ、もはや人とは言えず、犬畜生と何ら変わりません。犬に失礼かもしれませんが、今の日本人は救いようのないぐらいに、人間性を失ってしまっています。移民・難民を大量に受け入れろとは言いませんが、貧困に苦しむ同胞(日本人ワープア)を助けるくらいのことをしても、罰は当たらないのではないでしょうか?

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トラウマが学力低下の原因

Can We Learn How to Forget?

The finding provides further evidence that a memory-control mechanism exists and suggests that trying to actively forget a particular memory can negatively affect general memory. The researchers call the phenomenon an “amnesic shadow” because it apparently blocks recollection of unrelated events happening around the time of decreased hippocampal activity. The results may explain why some people who have experienced trauma (and then tried to forget it) have poor memory of everyday events, say experts not involved in the study.

「その発見は、メモリーコントロールメカニズムが存在するさらなる証拠を提供していて、特定の記憶を積極的に忘れようと試みる事が、全体的な記憶に悪影響を与える可能性がある事を示唆しています。研究者は、それが、低下した海馬活動の前後で起きた、無関係なイベントの回想を明らかにブロックしているので、その現象を健忘性の影と呼んでいます。研究成果が、何故、トラウマを経験した(その後それを忘れようと試みた)一部の人達が、日常の出来事の記憶力が悪いのかを説明しているかもしれません、と研究に従事していない専門家達が言っています。」

深い心の傷を負った子供達は、それを忘れようとして、日常生活にも支障を来してしまうみたいです。物事を忘れっぽくなり、当然学力も低下し(勉強どころではないケースが多い)、それが子供の健全な成長を妨げてしまっています。

このニュース記事は、嫌な記憶だけを忘れさせることは可能かどうかについて述べていて、そのことについては以前にも書いたのですが、トラウマ(思い出したくない不快な記憶)を消せれば、人間は幸せになれる事だけは確かです。過去を引きずる事は、精神的に良くないだけではなく、健康をも蝕んでしまいます。

貧困だけが子供の学力低下の原因ではありませんが、子供の学力や道徳性を高めることは、日本の将来の為でもあり、子供の健全な育成は親だけの責任ではなく、国や地域社会の責任、義務でもあります。とは言っても、プライバシー等の問題で、家庭の問題には行政は深く踏み込めない事も確かで、そこが最大のbottleneck(ネック)にもなっています。

負の連鎖を本当に止めたかったら、優しい心を持った人間を育てることです。優しさだけが人を救えるからです。優しくなければ人に非ずで、人に優しい社会作りこそが、今の日本に最も求められている事なのかもしれません。それを達成するには、子供に優しさの大切さと、親切心を培う以外に方法はありません。

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