IQが低いと右寄りな差別主義者になりやすい?

IQが低いとracist(人種差別主義者)になる傾向があると言われて久しいですが、本当にそんな相関関係があるのでしょうか?差別は自分よりも劣ると思われる人間に対する蔑視ですが、逆に劣っている人間が自分を高めるための手段にもなっています。相手を貶めることで優越感を感じるわけです。人種差別者が特殊なのは、自分よりもはるかに優秀な人間に対してでさえ、差別心や偏見を持つという理不尽さです。もちろん、人を能力、容姿、思想、性別、経済力などを理由にして差別する行為は当然許されるべきではありませんが、人種差別者は特に許し難い存在だと言えます。人種差別者を低IQと蔑む行為自体が、差別行為だと宣う人達も確かにいますが、卑劣な差別主義者が差別されるのは当然という意見もあります。

保守的思想がレイシズム?

Does IQ Determine If You’re Prejudiced? It’s Complicated

There’s a long-standing and somewhat uncomfortable finding in psychology: that low IQ, conservative social beliefs and prejudice — including anti-gay attitudes and racism — are all linked. Many studies have found this relationship — so much so that a 2015 meta-analysis of the research suggested that researchers who conduct studies of people’s ideology and prejudice should take participants’ cognitive ability into account.

「心理学にはかなり以前から幾分不愉快な発見が存在しています。それは、マイノリティーに対する態度や人種差別主義を含めた、低IQ、保守的な社会信念、偏見(先入観)は全てリンクされているという事です。多くの調査研究がこの関係を見い出しています。そういう訳で、2015年のその研究に関するメタ分析が、人々のイデオロギーと偏見の研究を行う研究者は、参加者達の認識能力を考慮に入れるべきであると推奨しているほどです。」

保守的な社会信念と低IQに相関性があるとは到底思えませんが、リベラルの中にも人種差別者は存在するし、むしろリベラルの方が人種差別思想が強いという説さえ存在します。アメリカの例を見ても、民主党政権はマイノリティーをただの票田としか考えていないし、トランプ氏が言うように、リベラルは質の悪い隠れた人種偏見主義者なのかもしれません。1つ確実に言えるのは、保守的思想を持つ人が低IQで、人種差別主義者では必ずしもないという事です。

人間は生粋の差別主義者?

New research, though, suggests that there’s more to the story. When the definition of prejudice is expanded beyond its usual meaning — that is, holding negative attitudes toward historically powerless minority groups — it turns out that people all along the IQ spectrum show prejudiced attitudes.

「とは言っても、新しい研究がその話には続きがあることを示唆しています。偏見の定義が通常の意味におさまらない時、つまり、歴史的に無力なマイノリティグループ(少数派集団)に対し否定的な態度を持つという、人々のIQスペクトラム(知能指数分布帯)の端から端まで、差別的な態度を見せる事が判明しています。」

人間は生まれながらにして差別主義者なのかもしれません。赤ん坊でさえも、顔で人間を判断するそうなので、つまりそれは、容姿で人を差別しているとも取れるという事です。

IQで差別の対象が異なる

In other words, intelligence doesn’t determine if you’re prejudiced, but rather the target of that prejudice, the study found. Both the smart and the dumb have biases, but those biases are toward different groups of people, according to the new study, published in the journal Social Psychological and Personality Science. [Fight, Fight, Fight: The History of Human Aggression]

「換言すれば、知能(知性)があなたが偏見を持っているかどうかを決定するのではなく、正しくは、その偏見の対象を決定しています、と研究が示しています。Social Psychological and Personality Science誌に掲載されている新しい研究によると、利口と馬鹿の両方がバイアス(偏見)を持っていますが、その偏見は異なる人間集団へ向けられているという事です。」

People in the study with lower intellectual abilities tended to dislike minorities they perceived as liberal. People higher on the IQ scale exhibited more prejudice toward conservative groups such as religious fundamentalists.

「研究の中で、低い知力を持つ人々は、彼等がリベラルと見なしているマイノリティを嫌う傾向がありました。IQスケールが高い人々は宗教的原理主義者(敬虔なクリスチャン)などの保守派の集団に対する偏見がより大きいことを示しました。」

本当にIQが高い人間が反キリストだとは到底思えませんが、彼等の敬虔なキリスト教徒に対する偏見は、クリスチャンが偽善者だからだと言われていて、それはイエスキリストが敬虔なユダヤ教徒というか律法主義者だったパリサイ人(ファリサイ派)を偽善者として忌み嫌ったのに似ているという人もいますが、それは言い過ぎなような気もします。

And the results have been quite consistent: Low IQ, measured in many different ways, is associated with right-wing social ideology and prejudice, according to the 2015 meta-analysis of studies published in the European Journal of Personality. (These results are for social conservatism particularly, not for fiscal or economic conservatism.)

「そして、研究結果は非常に首尾一貫しています。つまり、あらゆる方法で測られたIQが低い人達が、右派(保守的)の社会的観念と偏見と関係付けられる、と2015にEuropean Journal of Personality誌に掲載された研究論文のメタ分析が指摘しています。(これらの研究成果は特に社会的保守主義の事で、財政、あるいは、経済的保守主義の事ではありません。)」

IQが低いと保守派になりやすいのか?研究結果は明らかにそうだと言っているようですが、個人的には納得がいきません。そういうレッテルを貼るのは如何なものかと思われるし、IQが低いと思われたくなかったら左翼になれみたいな感じもします。注意しなければいけないのは、欧米の研究機関の研究員や教授や学者の類は圧倒的にリベラルが多いという事です。彼等が保守派を軽蔑している事は広く知られている事なので、そういう事も考慮に入れて、こういった研究結果や分析結果を検討する必要があるのは言うまでもありません。

IQが低い人が差別主義者になりやすいという事自体が、低IQの人を貶める差別行為でもあるということも決して忘れてはいけません。差別をしないでキャベツを食べよう!