海外サイトのニュースサイトやフォーラムなんかを見ていると、頻繁に意味の分からない英単語やイディオムと出くわすのですが、ググっても的を射ないケースが多く、ホトホト困り果ててしまうことが多々有ります。ただで得られる情報には限界があるのは当然なのですが、あるいは、限界があって然るべきなのですが、英語がそんなに得意ではない私のような英語学習者にとっては、英文を読むのが苦痛に、もしくは、頭痛になるというか、ある意味、拷問に近いものがあります。
all that to say の意味
How Converting between Addition and Multiplication Makes Math Easier
I think about mathematical shapes as if they are made of clay, not graphed using precise formulas. All that to say I still feel a little intimidated when someone shows me an equation and I’m supposed to know what it will look like if you graph it, or when I’m supposed to make the picture I see using equations.
「私は、数学的形状を、それらが緻密な数式を使って図示されているのではなく、粘土細工みたいに考えます。そうは言っても、誰かが私に方程式を見せて、それを図示するとどのように見えるか知っていなければならない時、あるいは、私が見ている図を方程式を使って作成しなければならない時、依然として少しおどおどしてしまいます。」
ここでのall that to sayの訳し方は、図形を見た時ただの粘土細工程度に考えると言っておきながら、その後に、ちょっと焦るみたいな事を言っているので、but的な意味合いがある事だけは間違いありません。しかし、と訳すよりも、とは言ってはみたものの、あるいは、そうは言っても、と訳した方が意味が通りやすいかもしれません。などと勝手に考えつつググッてみたら、これはイディオムではない事が判明しました。
Do you perhaps mean ‘all that is left to say’, meaning ‘this is the only thing that remains to be said’?
「あなたは恐らく、言い残しているのはこれだけですを意味する、‘all that is left to say’と言いたいのではないですか?」
色々調べてみた結果、all that to sayは、そうは言っても、最後に言っておくと、言いたい事は、つまり(that is to say)みたいな意味合いにも取れるので、イディオムというよりは、文脈に合わせて訳すしかないようです。と適当な事を言っておきます。
You got me の意味
Addition is for numbers. What does it mean to add shapes? You got me. The word I should really use here is union.
「足し算は数字用です。形を足すとはどんな意味なんでしょうか?そうです。私がここで本当に使うべき言葉は和集合です。」
you got me.は実に単純な英文ですが、色々な意味に解釈できるので訳すのが非常に困難な文章でもあります。誰かにひっかけられて一本取られた(やられた)、みたいな意味にも訳せるし、問題が分からなくて降参(参った)みたいにも訳せるし、あるいは、議論中に相手がいいところを付いてきた時に、分かったよみたいな訳し方もできます。
では、上記の英文の場合はどう訳すかということになると、これは英語力だけを試されているのではなく、日本語力を試されているとも言え、日本語力の貧弱な私にとっては、訳すのが非常に困難であるだけではなく、ワケワカメ状態でもあります。
ここでは、そうです、を使いましたが、これは志村けんの変なおじさんからヒントを得た訳し方で、つまり、”You got me. I am ~”「そうです、私が~」という事です。と訳の分からない勝手な戯言を言っておきます。私が変なおじさんや~。
英文和訳には日本語力が重要
英文和訳には高度な日本語力が要求されます。英語を日本語に変換するのは辞書に頼ることなく独自に日本語に訳せる日本語力が必要であるとも言えます。辞書的な訳には、ちょっと待て的な訳も多々見受けられるので、もっとまともな訳を考案出来るだけの卓越した日本語力が要求されるというわけです。日本語に訳されていない学術関連の単語が相当数存在するだけに自分の訳の方が素敵やんと思えるような翻訳ができるだけの日本語力を培う事が要求されています。