トランプ革命、トランプ大統領の意味すること

トランプ大統領、あるいは、トランプ政権が何を意味するのか?これは世界の人々にとっての一番の懸念事項になっています。トランプ次期大統領は、アメリカファーストを掲げ、アメリカさえ良ければ、世界がどうなろうが、一切知ったこっちゃないという、孤立主義的なスタンスを取っています。その一方で、世界最強のアメリカが舐められている事に憤慨していて、俺が大統領になったらアメリカを世界から恐れられる国にすると宣言していて、どの国もアメリカに対して舐めた態度を取れなくすると、強いアメリカの復活を標榜しています。

日本の置かれる状況

日本に対しても、今までのような舐めた事は一切許さないと息巻いています。日本がアメリカの富を奪って豊かになっている事を言っていて、意訳すれば、トランプ大統領はこの富を取り返して、その分日本を貧しくすると言っています。なので、トランプ氏が公約を守った場合、日本は今までのような高価な商品をアメリカに売り付けて、安い食品等を買い付けるような事はできなくなります。恐らくトランプ氏は大統領権限で、日本からの輸入品に高関税を課し、日本製品をアメリカから締め出すつもりです。そうなった場合、日本の輸出企業は部品等も含め、アメリカへの輸出分の全ての製造工程をアメリカに移すしかありません。アメリカは日本の2割の輸出を賄っているので、これはかなりの痛手になります。

もちろん、いきなりスーパー301条を発動することはないでしょうが、交渉が決裂した場合は、すんなり発動して日本製品を締め出すと思われます。トランプ氏は、アメリカが高価な車を大量に買って、日本が何を買っているかと言えば、小麦粉に牛肉だと嘲笑しているので、日本との貿易を完全に停止する可能性さえ有り得ます。

在日米軍と核の傘下

在日米軍問題にしても、日本は金持ちなんだから自国防衛ができるはずだと言っていて、今まで通りアメリカが守ってやる場合は、用心棒代をしっかり請求すると、高らかに宣言しています。トランプ氏を本気で怒らせた場合、日米に深刻な亀裂が生じ、日本にとっては致命的になるので、トランプ氏の要求は全て飲むつもりで事に当たらないと、第二次大戦前の大日本帝国のような悲惨な状況に追い込まれるかもしれません(基本的にハル・ノートさえ受け入れていれば良かった)。今の日本はかなり調子に乗っている部分もあり、それがトランプ氏を怒らせてもいるのですが、今までのようにアメリカを舐めて、ふざけた態度を取った場合、取り返しのつかないことになるということだけは肝に銘じておくべきです。

アメリカなしで、北朝鮮、中国、ロシアの脅威に対抗することは無理ゲーです。北朝鮮から毎日のようにミサイルが飛んでくる生活とか考えられますか?ロシアの核ミサイル1発で日本は滅亡します。そういう状況を考えて行動しないと、まじで国を滅ぼします。

コペルニクス的転回

日本の官僚や政治家が、トランプ政権を、フォード政権以降の政権と同じつもりで考えていたら、相当痛い目に遭います。トランプ政権は保護貿易主義・孤立主義を標榜すると予想されているので、そこを注意しないと、日本はかなりやばい状況に追い込まれます。トランプ政権にとっては、日本は金魚の糞くらいの価値しかないと思っておくべきで、金魚の糞として立ち回らないと、悲劇的な結果を招きます。日本はアメリカに莫大な資産を保有し、1兆ドルを超える米国債を保有しているから、アメリカは日本には大きな顔はできないとか、世間知らずの餓鬼じみた世迷い言を宣う脳天気な輩もいるみたいですが、そんなもんは、トランプ大統領が在米日本資産を凍結すれば一瞬にして消え去ります。

発想の転換ができないと、第二次大戦のような悲劇を再び繰り返す事になります。トランプ大統領が誕生したのは、トランプ大統領に投票した多くのアメリカ人が、自国が、日本のような国々に舐められ、搾取され、愚弄されていると感じ、トランプ氏は、俺が大統領になったらこういう国にふざけた態度は取らせないと言って大統領に当選したので、そこをよく考えて行動しないと、本当にとんでもないことになります。

NeverTrump(反トランプ)を掲げるアメリカ人が最も恐れているのは、トランプ氏が次にどういう行動を取るのかが全く予想不可能だからのようです。気分屋で切れやすいので、扱いがかなり難しいというのもありますが、白人優位主義的な傾向も多々見受けられるので、日本人は特に注意が必要です。日本に対しては相当な(異常な)敵対意識を持っているので、扱いを間違えると命取りになり兼ねません。

日本は試練の時を迎える

何れにしても、トランプ政権は、日本にとってはかなりの重荷になることだけは間違いありません。その重みに耐えきれずに、日本が崩壊する可能性さえ十二分に有り得ます。そうならないために、日本は歳出削減に真剣に取り組む必要があります。国がどんどん貧しくなるのに、いつまでも公務員の分不相応な生活を支えるために、消費税を増税したり、借金を積み重ねたり、そんな愚の骨頂を続けていけば、この国は本当に破綻します。

不要な公務員の大幅削減+超大幅な給与カットは必須で、これなくして日本の未来は存在しません。トランプ政権誕生で、日本が”The party is over.”だと言うことだけは自覚しなければなりません。戦後のアメリカと日本の関係が一旦リセットされ、トランプ大統領との再交渉を経て、これまでとは全く異なる新たな日米関係が構築されていきます。その過程で、日本も国内のムダを省く事で歳出を限界まで削減し、薄給勤労者の納税負担を少しでも減らす努力をしていく必要があります。アメリカで起きたトランプ革命は、日本に対しても、革命が必要なことを暗示しているのかもしれません。