流行語大賞問題に垣間見る日本人の異常性

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

流行語大賞が問題になっているようですが、確かに、あれはないわ、としか言えません。ネットの良心が問題点を指摘しているわけですが、擁護派がいる事に驚愕させられます。そんな言葉を使っていいわけがないのに、善悪の区別の付かない大人たちが本当に増えたと辟易させられます。子供が真似して使ったらとか考えないんですかね。

そもそも、言葉遣いに問題があって、本来なら日本最低!とか、日本最悪!程度にしておけばいいものを、過激にセンセーショナルにみたいな乗りで、公では使ってはいけない言葉を平然と使っていることに物凄い不快感を感じざるを得ません。悲しくなると言ったようなまともな意見が多く、中には、日本ではなく、当時の都知事に対して使うべきだったという意見もあり、実際には都政の問題でもあるので、それは確かにそうかもしれないと納得させられます。もちろん、個人に対して使うのはまずいのは言うまでもなく、そういうまずい言葉を使っていることがまずいということに気付かない人間が多過ぎます。

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言ったらダメな事がある

ネットを見ると、生活保護を受けられないで亡くなる日本人もいるのに、たかだか保育園に落ちただけであれはないだろ、というもっともな意見や、待機児童問題の深刻さを国に分からせた効果は大きいなど、色々な意見があります。ただ、子供が他の子供に大してあのような言葉遣いをしたら、それは即いじめにつながるし、人に対しては絶対に使ってはいけない言葉であることだけは確かです。国に対して使っていたとしても、それは結局は日本人全体に言っていることであって、何の言い訳にもなっていません。ブログ記事全文を読むと、ブログの中の人はどう見てもモンスターペアレントにしか見えないので、保育園の判断は賢明であったとしか言えないという、非常に面白い意見もあり、確かに言葉遣いは大事だし、それはたとえネットであっても、普段人と接するような口調で書く必要があると訴える人もいます。子供がいれば、なおさらではないでしょうか。

言っていいこと、あるいは、書いていいことの区別が付かない人が増えていると言われていますが、訪問者を増やすために刺激的なタイトルを使うことは、アフィブログ(そうではないブログも含めて)の常套手段なので、仕方ないという人もいますが、それでも限度があるはずです。ネットは私生活で溜まったストレスのガス抜き場なので、ついつい、言いたい放題言ってしまうという人達もいます。それでも、やはり限度はあるはずです。最低限度のマナーは守らないと、子供も見ているということを考えないと駄目です。

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大賞にノミネートの異常性

ああいう問題発言を大賞にノミネートしてしまうのは如何なものかという、ネットの良心が指摘してしますが、まさにその通りで、企業理念や企業倫理が問われています。子供に流行語としてあの言葉を使ってもらいたいと本気で考えていたら相当やばいし、あんな言葉を流行させる事自体が社会の害悪でしかありません。日本生きろ!とか、日本もっとがんばれ!!とか、そういう言葉が流行語大賞に選ばれて、子供達が、○○君、生きろ!と真似するなら救われますが、あれを真似られた日には目も当てられません。

今回の騒動が子供を中心にした話題なので、もっと子供の教育上のことを考えるべきなのではないでしょうか。企業責任やメディアの責任という観点から言っても、そういう常識的な物の見方ができない人間が本当に増えてきていると痛感させられます。よくこんな酷い言葉を流行語にノミネートしたなぁ、と呆れさせられるし、道徳的な概念はどこに行ったん?としか言えません。こういう倫理観のない、非常識極まりない人間達が、社会的な発言力を持っている事も信じられませんし、こういう人間達が日本という国を住みにくい国にしてしまっているんだろうと、そういった意見もネット上にはあります。芸能界が腐り切っているように、それを垂れ流すメディアも相当腐っているのかもしれません。

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気持ちは分かる?

言いたい気持ちは分かるという意見もかなり多く、そういう気持ちにさせる国の責任でもあると言った内容の発言を多々見受けます。確かに、若者を絶望に追い込み、恋愛離れを加速させ、超絶少子化に拍車を掛けていると、私自身も度々言っていますが、そういった視点に立てば、ああいった暴言も仕方ないとは思えますが、しかし、だからと言って、あれはないわ~としか言えません。せめて、日本逝ってよし!くらいに抑えておくべきだったという、かなり秀逸な意見もあり、ネラーパネーとしか言えません。

小島よしお氏の、そんなの関係ねぇ!が、2007年の流行語大賞に選ばれなかった事で、あの賞自体にかなりの疑問を抱いていましたが、やっぱりおかしかった事が証明されたようです。今年の流行語大賞は、誰がどう考えても、ポケGOだったのは言うまでもありません。さすがに、神ってるはねーわという意見が圧倒的に多かったです。

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