ダークチョコレートを適量食べて心房細動(不整脈)を予防しよう!

控えめな量のチョコレートを日常的に食べる事が、一般的で非常に危険な不整脈である、心房細動(atrial fibrillation, AF)と診断される危険性の大幅な低減と関係している事が、ハーバードT.H.チャン公衆衛生大学院とデンマークの研究者達主導の、デンマーク国内の男女の大規模な研究の中で明らかになっています。今回の研究は、Heart誌にオンライン掲載されています。

適量のチョコが不整脈予防になる

Eating chocolate may decrease risk of irregular heartbeat

“Our study adds to the accumulating evidence on the health benefits of moderate chocolate intake and highlights the importance of behavioral factors for potentially lowering the risk of arrhythmias,” said Elizabeth Mostofsky, instructor in the Department of Epidemiology at Harvard Chan School, a postdoctoral fellow at Beth Israel Deaconess Medical Center, and lead author of the study.

”私達の今回の研究が、中程度の量のチョコレートを摂取する事の健康効果に関する、ますます増え続ける裏付けを補強していて、不整脈のリスクを潜在的に低減するための行動要因の重要性を強調しています。”と、ハーバードチャン公衆衛生大学院疫学部の講師で、ベス・イスラエル・ディコネス・メディカルセンターの博士研究員、さらに、本研究の筆頭著者でもあるエリザベス・モストフスキー博士は言いました。

ココアが心臓に良い

Previous studies have suggested that cocoa and cocoa-containing foods–in particular, dark chocolate, which has a higher cocoa content than milk chocolate–confer cardiovascular benefits, perhaps because of their high content of flavanols, which may promote healthy blood vessel function. But there has been only limited research on the association between consuming chocolate and the occurrence of AF–which affects millions of people around the world and is linked with higher risk of stroke, heart failure, cognitive decline, dementia, and death.

過去の研究が、ココアとココアを含む食品(特に、ミルクチョコよりも多くのココアを含んでいるダークチョコ)が、たぶん、それらの健康的な血管機能を促進するフラバノールの高含有量の理由から、心血管の健康上の利益を与えていることを示唆しています。しかし、チョコレートの摂取とAF発生のつながりに関しては、限定された研究しか存在しません。AFは、世界中で数百万人に影響を与え、脳梗塞、心不全、認知減退、認知症の高リスクと関係しています。

ココアが心臓に良いなら、ダークチョコを食うよりも、ココアを飲んだ方が手っ取り早い気もするのですが、ココアだと砂糖やミルクを大量に入れるから、逆に心臓に良くない可能性があるのかもしれません。ダークチョコは甘くない純粋なチョコなので心臓にも優しいです。

適量摂取を厳守する

Diagnoses of AF were identified from the Danish National Patient Register. There were 3,346 cases of AF among the study participants over a 13.5-year follow-up period. Compared with those who ate a one-ounce serving of chocolate less than once per month, men and women who ate one to three servings per month had a 10% lower rate of AF; those who ate one serving per week had a 17% lower rate; and those who ate two to six servings per week had a 20% lower rate. The benefit leveled off slightly with greater amounts of chocolate consumption, with those eating one or more servings per day having a 16% lower AF rate. Results were similar for men and women.

AFの診断は、デンマーク全国患者登録から特定されました。13.5年に及ぶ追跡調査の間、研究参加者のAF症例は3346件ありました。1ヶ月に1回未満の1オンス(約28g)入りのチョコレートを食べる人と比べた場合、月に1~3オンスのチョコを食べた男女は、10%少ない率のAFを発症していて、週1で食べた人達は17%低い率で、週2~6で食べた人々は20%低率でした。それ以上のチョコレート摂取は効果が頭打ちになり、1日1オンス以上食べる人達は、16%低いAF発症率を有していました。結果は、男女間の差異はほとんど示しませんでした。

1日約30g食べるよりも、週60g~180gのチョコを食べるのが良いみたいです。週210gまでならOKと仮定した場合、毎日30gは食べられるので、90gの板チョコを、3日で食べきるみたいな形がベストなのかもしれません。経済的には、90gを10日で食べきるのがいいかもです。

あくまでもダークチョコレートなので、甘ったるいチョコや、アーモンド、ピーナッツ、マカデミアナッツ入りのチョコや、ホワイトチョコだと効果がないかもしれません。チョコの食べ過ぎもよくないので、やはり、10日で90gのダークチョコを消費するのがいいと思います。