フタル酸エステルが男性の健康に重大な影響を与える可能性がある

日常的に使われているプラスチック製品に含まれる化学物質が、男性の心臓病、2型糖尿病、高血圧症に関わっている事を、オーストラリアの研究者達が発見しています。アデレード大学と南オーストラリア健康医学研究所(SAHMRI)の研究者達は、男性の慢性疾患とフタル酸エステルとして知られている、潜在的に有害な化学物質の濃度の間の独立関連性を調査しています。

本研究の結果は、現在、国際的な科学専門雑誌Environmental Research誌に掲載中です。

フタル酸エステル

Everyday chemicals linked to chronic disease in men

Phthalates are a group of chemicals widely used in common consumer products, such as food packaging and wrappings, toys, medications, and even medical devices.

フタル酸エステル類は、食品包装材・ラッピング、おもちゃ、医薬品、さらには、医療機器などの、一般的な消費財に広く使われている化学物質の類です。

フタル酸が内分泌系に影響

“While we still don’t understand the exact reasons why phthalates are independently linked to disease, we do know the chemicals impact on the human endocrine system, which controls hormone release that regulate the body’s growth, metabolism, and sexual development and function.

”私たちは、何故、フタル酸エステル類が、病気に対して単独で関係しているのかの正確な理由については、まだよく分かってはいないのですが、人体の成長、代謝、生殖関係の発育と機能を調節する、ホルモン放出をコントロールしているヒト内分泌系に対して、その化学物質が影響を与えることは熟知しています。”

高濃度フタル酸が炎症を引き起こす

“In addition to chronic diseases, higher phthalate levels were associated with increased levels of a range of inflammatory biomarkers in the body,” he says.

”慢性疾患に加えて、高フタル酸濃度が、体内のさまざまな炎症バイオマーカー値上昇と関連していました”と、研究者は言っています。

今回の研究は男性を対象としていますが、女性に対しても、恐らく、同じことが言えるみたいです。フタル酸類に対する暴露を極力減らして、食生活を含む、健康的な生活改善を心掛けることが、こういった慢性疾患の予防につながるみたいな感じです。