細胞レベルでの若返りを可能にするmRNA療法が開発される

人は老化からは逃れられません。人類は、長い間、若返りや不老、それが無理ならせめて老化進行を遅くする事だけでもと、あれやこれやと試してきました。幾らかの技術的進歩を成し遂げてはいるのですが、細胞レベルでの本当の若返りは、達成困難なままです。しかし、従来とは異なる手法を用いることで、ヒューストンメソジストの研究者達は、ヒト細胞を若返らせる技術の開発につながる、驚くべき発見をしています。また、これは、老化が早まる早老症を患う少数の子供達にとっても、非常に重要な発見であると言えます。

スポンサーリンク

早老症患者のテロメアは短い

Researchers develop technology to make aged cells younger

John P. Cooke, M.D., Ph.D., department chair of cardiovascular sciences at Houston Methodist Research Institute, and his colleagues, describe their findings in a Research Letter titled “Telomerase mRNA Reverses Senescence in Progeria Cells,” appearing online July 31 and in print Aug. 8 in the Journal of the American College of Cardiology, a leading medical journal in the field of cardiovascular disease.

ヒューストンメソジスト研究所心臓血管科学部長ジョン・P・クック博士と彼の同僚達は、彼等の発見を、Journal of the American College of Cardiologyに掲載されている、”テロメラーゼmRNAが早老症細胞の老化を逆行させる”と題された研究レターの中に記載しています。

Cooke and his team focused on something called telomeres, which are the timekeepers of cells and very important for the function of our chromosomes. They are found at the tip of each chromosome, like the tip of a shoelace, holding the chromosome together. As we get older, the telomere gets shorter, ticking off the time we have left.

クック博士と彼のチームは、細胞のタイムキーパーで、ヒト染色体の機能にとって非常に重要である、テロメアと呼ばれる物に焦点を当てました。彼等は、各染色体の先端が、靴紐の先端のプラスチックキャップのように、染色体を束ねているを発見しました。私たちは、年齢を重ねるとともに、テロメアは短くなり、私達に残されている時間に印をつけていきます。

He and his colleagues saw the telomeres were shorter in children with progeria and thought if they could restore the telomere length, then perhaps they could improve the cell function and its ability to divide and respond to stress.

博士とチームは、早老症の子供達のテロメアが短いことを見つけ、もし、テロメアの長さを回復できれば、恐らく、細胞機能と分裂・ストレス対応能を向上できると考えました。

テロメラーゼでテロメアを長くする

To do this, the researchers used a technology called RNA therapeutics. They were able to get the cells to produce a protein, called telomerase, that can extend and lengthen the telomere. They did this by delivering RNA to the cells that encodes this protein. Essentially, they gave the cells the information they needed to extend the telomere via an RNA delivery system and let the cells do the rest.

この事を実現するために、研究者達は、細胞に、テロメアを長くできる、テロメラーゼと呼ばれるプロテインを産生するようにできる、RNA療法という技術を使いました。彼等は、このタンパク質をエンコードしている細胞に、RNAを送達する事でこのことを達成しました。基本的な流れは、RNA送達を介して、細胞がテロメアを長くするのに必要な情報を与え、残りのテロメアを長くするという作業は、全て細胞が行っています。

Having that protein expressed in a cell for just a few days was enough to have a substantial physiologically relevant and meaningful effect on the lifespan and function of the cells. Cooke said it was a surprise to have such an effect with one exposure to the RNA telomerase.

そのタンパク質を細胞内で数日間発現させるだけで、細胞の寿命と機能に対して、十分な生理的に適切かつ有意な効果を与えることができます。クック博士は、RNAテロメラーゼへの1回の暴露が、そのような効果を与えることは非常に驚きだと言っています。

The research team also compared their approach at the cellular level to the current therapies available, and Cooke said it was night and day.

また、研究チームは、細胞レベルで、彼等の手法を、現在利用可能な治療法と比較し、クック博士は、それが月とスッポンだったと言っています。

老化を減速させる

“We can at least stall or slow down accelerated aging, and that’s what we’re working toward,” he said. “Our next steps are to start moving this therapy toward clinical use. We plan to do so by improving existing cell therapies. I want to develop a therapy for these children. It’s an unmet need.”

”我々は、少なくとも、加速的老化を、失速させたり遅くすることが可能で、それが、我々が目指していることでもあります。”と、博士は語った。”我々の次の段階は、この療法を臨床用途に移行することで、我々は、既存の細胞療法を改良する事でそうする予定です。私は、早老症を患う子供たちのための、満たされないニーズである、治療法を開発したいのです。”

50代で20代前半くらいの若さを取り戻せれば、残りの人生が幸せになるだろうし、どっかの探偵ヲタの眼鏡小僧みたいに、頭脳は大人身体は子供になることは、人類にとっての永遠の夢かもしれません。アポトキシン4869みたいな薬が、やがては完成する可能性さえあります。

スポンサーリンク

フォローする