人は1人では生きられない:人は孤独過ぎると寂しさでおかしくなる

孤独感と社会からの孤立は、肥満よりも深刻な公衆衛生上の危険である可能性があり、その社会的インパクトは増大の一途をたどり、今後も増大し続けるだろうことを、第125回アメリカ心理学会年次大会においてプレゼンされた研究が示唆しています。人が孤独でいることは良くないし、社会からの孤立などはもってのほかです。何故なら、人はみな1人では生きていけないものだからです。

孤独、人が一人でいるのはまじで精神的にやばい
Psychological Science誌に掲載された新たな研究によると、人間は自分を気にかけてくれる近しい人の存在を知ることで、自分が社会的につながっているということを実感する手段として、物を擬人化する傾向に歯止めをかけることができるということです。本研究は、孤独を感じる人間が孤独でない人間に比べて、無生物を人間のように思い込んでしまう可能性が高いことを示す過去の知見を再現し、さらにその知見を広げています。
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他者との社会的つながりは必須

So lonely I could die

“Being connected to others socially is widely considered a fundamental human need–crucial to both well-being and survival. Extreme examples show infants in custodial care who lack human contact fail to thrive and often die, and indeed, social isolation or solitary confinement has been used as a form of punishment,” said Julianne Holt-Lunstad, PhD, professor of psychology at Brigham Young University. “Yet an increasing portion of the U.S. population now experiences isolation regularly.”

“社会的に他者とつながっていることは、基本的な人の欲求と広く考えられていて、健康と生存の両方に不可欠です。極端な例が、人との接触が乏しい擁護ケアを受ける乳幼児は、成長阻害を起こしたり死亡しやすくなったり、実際に、社会的隔離や独房監禁が刑罰の一形態として使われてきています。”と、ブリガム・ヤング大学心理学教授のジュリアン・ホルトランスタッド博士は言いました。”それでも、日常的に孤独を感じる人達が現在の米国では増え続けています。”

アメリカでは、銃乱射犯の多くがlonerと言われている人達で、lonerとは1人でいるのが好きな一匹狼のことですが、彼等がそこに至る過程には、いじめや疎外感からlonerになってしまうケースが多々あるようです。

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孤独は伝染する

“There is robust evidence that social isolation and loneliness significantly increase risk for premature mortality, and the magnitude of the risk exceeds that of many leading health indicators,” said Holt-Lunstad. “With an increasing aging population, the effect on public health is only anticipated to increase. Indeed, many nations around the world now suggest we are facing a ‘loneliness epidemic.’ The challenge we face now is what can be done about it.”

”社会的孤立と孤独が早世リスクを有意に増加させ、そのリスクの大きさが多くの主要健康指標のリスクより大きいことを示す確かな論拠が存在します。”と、博士は言います。”高齢化人口が増え続ける中、国民健康に対する影響が増大することだけが予想されています。実際問題として、世界中の多くの国々が、我々が現在、孤独伝染病に直面していることを示唆しています。現在我々が直面する問題は、それにどう対処できるかということです。”

孤独感が人を自己中にし、身勝手さが人を孤独にする負のループ
10年以上にわたって行われた研究が、孤独感が身勝手さを増し、程度はそれよりは低いのですが、その身勝手さが同時に孤独感を増していることを示唆しています。シカゴ大学の研究者等によるこの発見が、そういった資質が、この2つの習性の間に正のフィードバック・ループを作り出していることを示しています。つまり、孤独感が増すと身勝手さが増し、その事が翻って孤独感をさらに増してしまうという、悪循環を形成してしまうことになります。

孤独は伝染するというのはその通りで、例えば、住んでいる隣近所が全て孤独であるならば、当然のことながら、そこに住んでいる人間も、その地域においては孤独ということになります。隣近所との付き合いが希薄になっていると言われ続けて早40年経ちますが、皆が孤独でいることを選べば、それが伝染病のように瞬く間に社会全体に孤独が広がっていってしまいます。その悪循環を断ち切るためには、一人一人が、社会、隣近所との関係を再認識、もしくは、再構築する必要があります。孤独な人間というのは、反社会的になりやすく、それが治安を悪化させ、自暴自棄になった人間が社会に対して反旗を翻さないように、社会自体が社会から孤独を一掃する必要があります。

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地域社会の変革が重要

Holt-Lunstad recommended a greater priority be placed on research and resources to tackle this public health threat from the societal to the individual level. For instance, greater emphasis could be placed on social skills training for children in schools and doctors should be encouraged to include social connectedness in medical screening, she said. Additionally, people should be preparing for retirement socially as well as financially, as many social ties are related to the workplace, she noted, adding that community planners should make sure to include shared social spaces that encourage gathering and interaction, such as recreation centers and community gardens.

ホルトランスタッド博士は、社会的レベルから個人レベルに至るまで、この公衆衛生への脅威に対処するための研究とリソースに優先権を与える事を推奨しています。例えば、学校での子供たちへの社会技能訓練に重点を置き、医師達は医療スクリーニングで社会的つながりを含むよう推奨されるべきであると、彼女は言っています。さらに、多くの社会的なつながりが仕事関係であることから、経済的にだけではなくて社会的にも、定年退職のための準備をする必要があると、彼女は言及していて、地域政策立案者たちは、レクリエーション・センターやコミュニティ・ガーデン等の、集会や相互交流を促進する共用社会空間を、確実に含めるようにする必要があると付け加えています。

地域社会が一致団結して孤独を排除するように努力する必要があるみたいです。日本でもだいぶ前から孤独死とかが問題視されているので、これから迎えるあまりにも異常で未曾有の超絶高齢化社会を乗り切るためにも、全ての個人が社会との密接なつながりを作る必要があります。助け合って生きるのが人間であって、困っている人がいたらその人の力になってあげたり、飢えている人がいたら食料を分け与え、寒さで凍えている人がいたら、衣服や暖かい場所を提供してあげるのが、本来の人としてあるべき姿です。地域社会ができないなら、国や地方政府がそれを率先して実践すべきです。

既婚者は未婚者に比べてストレスが溜まりにくいので健康的!
独身生活は、親が健在で健康問題の心配が少ない若いうちはいいとしても、加齢と共に体のあちこちにガタがきだして、親が他界して天涯孤独になったり、病気になった時が一番危険なようです。独身生活はどうしても不摂生になり勝ちで、特に独身男性の場合は、栄養失調、メタボ、成人病などになりやすいとも言われているので、結婚して健全なファミリーを構築するのが心身の健康には欠かせないと言えます。

人は、自分が赤ん坊だった時のことをたまに考えるべきで、赤ん坊は誰かの献身的な擁護がなければ1週間も生きられないし、そう考えれば、自分が今生きていられるのは誰かが自分のことを守って、養って、育ててくれたからだと自覚できるはずです。人は皆1人では生きてゆけないものだからとは、赤ん坊は絶対に1人では生きていけないということで、社会とのつながりを持つということは、社会に貢献できる人間になるという意味でもあります。何故なら、何らかの形で社会貢献していない人間と関わり合いになりたいと思う人間はいないからです。

人からファブられると自らが他者をファブるようになる負のループ
自分よりも電話を優先された(ファブられた)人達が、自分達もスマホやSNSを優先するようになることをベイラー大学ハンカマービジネススクールによる新たな研究が明らかにしています。ファビング(連れ合いよりも携帯機器を優先する行為)が人間関係を台無しにし、鬱症状を引き起こす可能性がある彼等の過去の研究を足掛かりに、研究者達はファビングの被害者達が、自分達もネットの仮想現実社会に逃避して、他者をファビングするようになることで悪循環の環を意図することなく、ほぼ完成させてしまうことを見出しています。
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