ソーシャルメディアの世論形成者なる存在は所詮は受け売りでしかない

1ヶ月にわたる、30万アクティブユーザーのランダムサンプルのツイート追跡が、このソーシャル・メディアとソーシャルネットワーキングの際立つ一角が、ツイッターに対するポジティブな一般的な見方が、我々を信じさせているほど、公平でも民主的でもないことを浮き彫りにしています。事実、International Journal of Internet Marketing and Advertisingに掲載された今回の研究が、少数派ユーザーが、影響力の過半を独占している、2段階の情報の流れが存在することを暴露しています。世論形成者達は、他の世論形成者達をフォローし、広大なユーザーベース内にインフルエンサー(影響力のある人)のコミュニティーを効率的に形成し、彼等が流布する情報は、その後、多くの一般ユーザー達が、その情報を、シェア、リツイート、再利用することで、指数法則的にネット上に拡散していきます。

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ネットの口コミが消費者動向を決める

Secondhand opinions

Harsha Gangadharbatla of the Department of Advertising, Public Relations and Media Design, College of Media, Communication and Information, at the University of Colorado, Boulder, Colorado, and Masoud Valafar a software engineer at Twitter, in San Francisco, California, USA, explain that there are numerous theories about how information is disseminated and how “word-of-mouth” works to influence popular opinion and consumer decision making. There have also been many studies into how the media and social media influencing individuals and groups.

コロラド大学(ボウルダー)メディア・コミュニケーション・情報学部広告・広報・メディア・デザイン学科のHarsha Gangadharbatla氏と、ツイッター社(サンフランシスコ)のソフトウェアエンジニアMasoud Valafar氏は、情報がどのような方法で拡散し、口コミが、世論や消費者の意思決定に影響を与える仕組みに関する説が、五万とあると言っています。メディアとソーシャルメディアが、個人や集団に影響を与える仕組みに関する研究も多く存在します。

2段階情報拡散理論

One such theory is known as two-step flow theory. This says that most people form an opinion about a given subject when they are exposed to the views of opinion leaders. Those opinion leaders themselves are influenced by the mass media. This is in contrast to the one-step flow theory, colloquially known as the hypodermic needle, or magic bullet theory, in which people are directly influenced by mass media. Obviously, people are constantly exposed to the mass media at the individual level whether that is television, radio, newspapers or the web. But, the researchers suggest that opinions are actually more likely to be formed second hand in a two-step process. This is especially true of opinions shared on social media but might also apply to the influencers in traditional media – TV pundits, newspaper and magazine columnists, and the like.

1つのそういった理論が、2段階情報発信理論です。これは、殆どの人が、世論形成者達の物の見方にさらされる時に、与えられたテーマについての意見を立てると言っています。そのオピニオンリーダ達自身は、マスメディア(マスコミ)によって感化されています。これは、口語表現的に、人々が直にマスコミに影響される、皮下注射針、もしくは、即効理論として知られている、1段階情報発信理論と対照的です。明らかに、人々は、それが、テレビ、ラジオ、新聞やインターネットかにかかわらず、個人レベルで絶えずマスコミに触れています。しかし、研究者達は、オピニオンは、実際には、2段階過程で作り出された、受け売りである可能性が高いことを示唆しています。これは、特に、ソーシャルメディアでシェアされる意見に当てはまるのですが、TVの評論家、新聞・雑誌のコラムニストなどの旧来メディアの、大衆に大きな影響力を持つ人達にも当てはまるかもしれません。

情報発信の元祖は、大抵の場合マスコミで、ネットの情報発信者は、マスコミが流した情報に尾ひれをつけて広告費を稼いだり(クリックベイト、炎上商法)、ネット発の情報も確かにあることはあるのですが、ガセ、デマ、虚言、妄言、風説の流布なども多く、玉石混交としか言えない阿鼻叫喚状態なので、ネット発の情報を鵜呑みにするのはあまりにも危険です。マスコミが流す情報やニュースの中にも、確かに、フェイクニュースや誤報、嘘情報もあるにはあるのですが、しかし、エディターやチェッカーがいるので、そういったチェック機能が一切存在しないネット発の情報よりは、はるかに信憑性があると、そう言われている事は確かです。

マスコミが本当の世論形成媒体

It has been claimed that with the wave of new media in the form of Youtube, Twitter, Instagram, and other so-called Web 2.0 sites democratization of information and influence occurred. Gangadharbatla and Valafar suggest that this may not be the case, at least in the Twitter context. Social media is changing radically the way users and consumers receive information, news, opinion, but as with the old vanguard, there still exists the big influencers. These people or organizations, which might include information hubs and news outlets, pressure groups, and even celebrities, act as the primary source of information and opinion.

ユーツベ、ツイッター、インスタグラムや、他のいわゆるウェブ2.0サイトのような、新しいメディアの波によって、情報と影響力の民主化が起きたと主張されています。前述の2人は、少なくとも、ツイッターに関してはその限りではないと言っています。ソーシャルメディアは、利用者と消費者が、情報、ニュース、意見の受け取り方を、根本的に変えていますが、かつての前衛がそうであるように、巨大なインフルエンサーが未だに存在しています。こういった影響力を持つ人達、もしくは、情報ハブ、報道機関、圧力団体、さらには有名人を含む、組織そのものが、情報と意見の主要な供給源の役目を果たしています。

ソーシャルメディアやネットのオピニオンリーダーは、マスコミの受け売りでしかなく、マスコミが発信する情報に、自己の歪んだ補正をかけることで、波長が一致する多くのネットユーザーを味方に付け(コメント欄にレスさせる)、そういった偏狭的なオピニオンを垂れ流し続けることで、一般社会ではマイノリティ(爪弾き者)な集団を引き寄せ、一種のコミュニティを形成することで生計を立てている輩(アフィ厨)もいると指摘されています。

オピニオンリーダーは胡散臭い

“Our study suggests that the way information propagates on social media is not all that different from that of traditional media. In other words, even on supposedly democratic and gatekeeper-less environments like Twitter and Instagram, information propagates mostly through opinion leaders, and, more so, these opinion leaders are all connected to other opinion leaders on the medium resulting in a virtual community of opinion leaders that yield a strong influence on how and how fast information spreads on social media,” the team reports. In the business context, the team adds that their, “results suggest that targeting this virtual community of opinion leaders will be a more effective use of advertising dollars than reaching the masses on Twitter.”

”我々の研究は、ソーシャルメディアでの情報拡散の仕方が、従来のメディアとそれほど違わないことを示唆しています。言い換えれば、ツイッターやインスタグラムのような、建前上は民主的でゲートキーパーレスな環境においてでさえも、情報は、ほとんど、扇動者達を通して伝わっていき、もっと言えば、こういったオピニオンリーダ達は全て、メディア上の他のオピニオンリーダ達とつながり、情報がソーシャルメディアをどのようにして拡散し、どのくらいの速度で拡散していくのかに強い影響力をもたらす、世論形成者達のための仮想共同体を生み出している。”と、チームは報告しています。ビジネスという背景で、本研究チームは、彼等の研究結果が、オピニオンリーダ達のこのバーチャルコミュニティを標的にする事が、ツイッター上の無名の一般大衆に手を差し伸べるよりも、賢い広告費の使い方である事を示唆していると付け加えています。

オピニオンリーダなんていう輩は、胡散臭過ぎるという声も聞かれます。SNSの本場であるアメリカでは、ツイッターよりもブログの方が、情報拡散能力が遥かに高く、例えば、政治の分野の有名ブロガー達は、党大会に招待されて、そこからブログを発信したりしていて、日本ではまず考えられないぐらいの政治的な影響力を持っています。しかし、オピニオンリーダーというよりも、むしろ扇動者としての側面が強く、こういったブロガー達が、今のアメリカ政治を極限まで分断させていて、民主党・共和党両党を、完全なる水と油にしてしまっていると批判されてもいます。驚くべきことは、有名ブロガーが、フォックスニュースのコメンテーターになっていることで、そういった意味では、ソーシャルメディアは、オールドメディアへの登竜門になっているとも言え、ソーシャルメディアでは超有名でも、所詮は世間では無名であることを鑑みれば、ソーシャルメディアは踏み台でしかないのかもしれません。1つ確実に言えることは、ネットで有名と世間で有名とは、全くの別物だということです。ネットの影響力などというものは、井の中の蛙でしかなく、テレビという媒体が持つ強大な影響力の前には、ミジンコほどの存在でしかないと、そんなことを言う人達もいます。何の才能もコネも根性もない人間がテレビに出るのは大変ですが、そういう人間でも、ネットでは、自由に情報を発信できることが、ネットを民主的にしていますが、それでも、発信した情報は、誰の眼にも止まることがないのがほとんどで、ネットでも、有名人にならなければ、金も稼げないし、誰からも相手にされないので、結局は才能とコネと根性がない人間は、何をやってもダメということのようです。ソーシャルメディアもオールドメディアも、根っこは一緒だという事みたいです。

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