一部の保守層の間で、スティーブ・バノン氏が、新しい保守層向けのニュースステーションを作るのではないかと囁かれています。もし、これが実現すれば、トップスターのビル・オライリー氏電撃解雇後、視聴率が超転落人生のフォックスニュースのfinal nail in the coffin(とどめの一撃)になることは間違いありません。共和党のメガドナー、ロバート・マーサー氏が、バノン氏が創設する新しいテレビ局のスポンサーになるのではないかと噂されています。
Bannon the Barbarian
フォックスニュースは、反トランプ以上に反バノンで、バノン氏に対する批判は度を越したものがあります。ルパート・マードック氏の2人の息子達は、フォックスニュースを反トランプメディアにしようと躍起になっていますが、フォックス潰しは、ある意味、バノン氏の最大の宿敵潰しでもあります。バノン氏の一番の目的は、Javanka(Jared & Ivanka)叩きにあると言われています。もちろん、マクマスター、パウエル、コーン叩きも、熾烈を極めることが予想されますが、ジャレッド・イヴァンカ(クシュナー夫妻)叩きは、壮絶なものになるのではないかと言われています。今回のバノン氏解任は、トランプ大統領の失脚を恐れた、イヴァンカの一存だとも言われていますが、多くのトランプ支持者達が、もし、トランプが、選挙公約を反故にした場合、全力でトランプ一家を叩くと宣言しています。トランプ大統領は、家族に対する報復を恐れて、バノン氏解任には消極的だったみたいですが、娘夫婦の強い要望で、解任せざるを得なかったようです。恐らく、この娘夫婦は、バノン氏解任を後悔することになるのではないでしょうか。とは言っても、バノン氏も、クシュナーみたいな無能の青二才といつまでも対等に張り合うのが馬鹿らしくなっていたとも伝えられているので(実際、バノン氏が辞表を叩きつけたとも伝えられている)、マクマスターとクシュナーの二人の熱烈なオバマ支持者を擁護するトランプ大統領にも辟易していたのだろうと、そう言っている保守派もいます。
何れにしても、バノン氏が戻ったBreitbart(ブライトバート)は、今まで以上に、Globalist(グローバリスト)、RINO(名前だけの共和党員)、リベラル達を糾弾するだろうし、仮に、新しい超保守派放送メディアが誕生すれば、アメリカの政治が変わる可能性さえあります。一部のトランプ支持者達は、ビル・オライリー氏が、新しい保守派メディアに参加することを期待していますが、オライリー氏がバノン氏を毛嫌いしている事を考えると、それはなさそうです。
参考サイトHere’s How Trump May Have Just Killed Fox News By Firing Steve Bannon