一流アスリートの腸内細菌叢から作った体力増進サプリメント

エリートアスリート達は、スポーツで頭角を現すために必死ですが、彼等の消化管に棲息するバクテリアから、生まれ持った強みを得ているかもしれません。今回、科学者達は、優れたランナーやボート選手の微生物叢にアクセスして、運動能力を高めている可能性がある、特定細菌を同定しています。今回の研究の目標は、プロアスリート、さらに、アマチュア運動愛好家たちを、きついトレーニングから回復させたり、もっと効率的に栄養素をエネルギーに変換するのに役立つ、善玉菌サプリメントを開発することにありました。

腸内細菌が運動能力を高めてくれる

No guts no glory: Harvesting the microbiome of athletes

“The bugs in our gut affect our energy metabolism, making it easier to break down carbohydrates, protein and fiber. They are also involved in inflammation and neurological function. So perhaps the microbiome could be relevant for applications in endurance, recovery and maybe even mental toughness.”

”我々の腸の中にいる微生物は、炭水化物、蛋白質、食物繊維を分解しやすくする事で、エネルギー代謝に影響を与えています。腸内細菌は、炎症や神経機能にも関与しています。そういうこともあって、恐らく、腸内微生物叢は、持久力、回復、さらに、精神的強さ(気力)の適応に関係している可能性があります。”

During intense exercise, the body produces more lactic acid than usual, which can lead to muscle fatigue and soreness. This bacteria could potentially help with that.

高強度運動の間、身体は、通常より多くの乳酸を産生し、筋肉疲労と筋肉痛を引き起こす可能性があります。今回発見された細菌は、それに対処できる可能性を秘めています。

In another set of experiments, the researchers are comparing the bacteria from ultramarathoners to those found in rowers training for the Olympics. They found a type of bacteria in ultramarathoners that can help break down carbohydrates and fiber — which is key during a 100-mile run — that wasn’t present in the rowers, suggesting that different sports may foster niche microbiomes.

もう1つの一連の実験で、研究者達は、ウルトラマラソン選手から採取した細菌と、ボート漕ぎのオリンピック強化選手からのとを比較しています。彼等は、ボート選手にはない、100マイル走の鍵になる、炭水化物と食物繊維の分解を促進するタイプの細菌を、ウルトラマラソン選手の中に発見し、スポーツに適した細菌が、腸内に宿っていることを示唆しています。

腸内細菌が運動能力を高めているとか、漫画かよ!と言いたくなりますが、腸内細菌は母親から受け継がれるらしいので、母親の運動能力が高いと、子供の運動能力も高くなるのかもしれません。何にせよ、スポーツ選手の糞便から採集した腸内細菌サプリを飲めば、素人でも運動能力が高まるらしいので、小中学生の運動音痴解消につながる可能性があります。マラソン大会で万年ビリから、多少は順位が上がるかもしれません。