レム睡眠が短かったりレムまでの時間が長いと認知症になりやすい

REM(rapid eye movement=急速眼球運動)睡眠が短いことと、レム睡眠への入りに時間がかかることが、認知症発症リスク上昇と、個別に関係している可能性があることが、Neurology誌に掲載され、先月のロンドンでのアルツハイマー病協会国際会議でプレゼンされました。

レム睡眠が認知症に関係している

Lack of REM sleep may lead to higher risk for dementia

It is common for people with dementia to experience sleep disturbance. However, it is unclear if sleep disturbance occurs as a consequence of dementia or if disturbed sleep is associated with the risk of dementia in the future.

認知症患者が、睡眠障害を抱えていることは良く知られていますが、睡眠障害が、認知症の結果として生じるのか、睡眠障害が、将来の認知症リスクと関係しているのかどうかは、今のところははっきりしていません。

“Different stages of sleep may differentially affect key features of Alzheimer’s disease. Our findings implicate REM sleep mechanisms as predictors of dementia,” explained Matthew Pase, PhD, fellow in the department of neurology at BUSM and investigator at the FHS who presented the findings.

”睡眠の異なるステージが、アルツハイマー病の主要な特徴に影響している可能性があり、我々の発見は、レム睡眠機序を、認知症の予測因子と見なしています。”と、今回の発見をプレゼンした、ボストン大学医学部神経科フェローで、フラミンガム心臓研究の研究員マシュー・ペース博士が説明しています。

Earlier this year, Pase and his colleagues found that people who consistently sleep more than nine hours each night had double the risk of developing dementia in 10 years as compared to participants who slept for nine hours or less. Those findings were reported in the journal Neurology.

今年前半に、ペースと彼の同僚達は、毎晩常に9時間以上睡眠をとる人が、9時間以下の睡眠をとる参加者たちと比べ、10年で認知症発症リスクが倍増することを明らかにしています。これらの発見は、Neurology誌の中で発表されています。

According to the researchers future research is needed to determine whether REM sleep helps protect the brain from dementia or is sensitive to early brain changes that accompany dementia.

研究者達によると、レム睡眠が、認知症から脳を保護する役割があるのか、認知症に付随する早期の脳変化に敏感に反応しやすいのかどうかを判断するための研究が今後必要です。

毎日9時間以上寝れる成人は、年金生活者を除けば、無職か生活保護受給者だけでしょう。考えてみると、こういった人達は、生活も荒れているだろうし、将来的に認知症を患う確率が倍増するどころか、4~5倍になると言っても過言ではないような気もします。つまり、働けるのに働かない生活保護受給者、無職、ニート、ひきこもりが、将来的に認知症を患った馬合の社会的コストはあまりにも高過ぎるし、認知症以外にも、生活習慣病を患う可能性も非常に高いと思われるので、日本の医療保険制度の未来は絶望的に暗いとしか言えません。何てことはないと思いますが、何れにしても、認知症予防には、睡眠障害の早期治療が重要みたいです。