男女共にうつ病が長期的な寿命短縮リスクと密接にリンクしている

昨今、精神疾患への理解が高まっているにもかかわらず、うつ病は、依然として、寿命を大幅に縮めるリスクを抱え続けたまま放置されており、この鬱病短命リスクは、近年、女性において、特に顕著であることが、CMAJ(Canadian Medical Association Journal、カナダ医師会ジャーナル)に掲載された60年に及ぶスターリング郡調査の結果が明らかにしています。

鬱病が死亡リスクを高める

Depression strongly linked to higher long-term risk of early death for both women and men

“There is less stigma associated with depression, better treatments are available, but depression’s link to mortality still persists,” said Dr. Stephen Gilman of the Eunice Kennedy Shriver National Institute of Child Health and Human Development, part of the National Institutes of Health in Bethesda, Maryland. “At first, the association was limited to men, but in later years it was seen for women as well.”

”他の精神疾患と比べ、鬱病は症状が軽いので、より良い治療法が利用可能なのですが、鬱病の死亡率との関係は、依然根強いままです。”と、メリーランド州ベテスダにある、国立衛生研究所付属ユニス・ケネディ・シュライバー国立小児保健・人間発達研究所のステファン・ギルマン博士は言いました。”当初、その関係は男性限定でしたが、後年、女性にも見られるようになりました。”

長期的大規模調査

The Stirling County Study, begun in 1952 in Atlantic Canada, is well-known internationally as one of the first community-based studies on mental illness. A researcher from the original study, Dr. Jane Murphy with Massachusetts General Hospital and Harvard Medical School, Boston, Massachusetts, is a coauthor on this latest research study.

1952年に大西洋岸カナダで始まったスターリング郡調査は、国際的に有名な、精神病に関する最初の地域密着型研究の1つです。調査当初の研究者の、マサチューセッツ総合病院とハーバード大学医学部に所属するジェーン・マーフィー博士は、今回の調査研究の共著者の1人です。

女性の鬱病患者の増加

Though depression has also been linked with poorer diet, lack of exercise, smoking and alcohol consumption — all factors that can result in chronic health conditions — these did not explain the increased risk of death associated with depression in this study.

鬱病は、全ての要素が慢性健康障害の原因になり得る、偏食、運動不足、喫煙、飲酒と関連性があるのですが、これらは、本研究における鬱病に付随する死亡リスク増加を説明していません。

Societal change may help explain the emergent risk of death for women with depression.

社会的変化が、鬱病を患う女性達の、昨今の死亡リスクの高まりを説明できるかもしれません。

“During the last 20 years of the study in which women’s risk of death increased significantly, roles have changed dramatically both at home and in the workplace, and many women shoulder multiple responsibilities and expectations,” says Dr. Colman.

”女性の死亡リスクが顕著に増加している本調査の過去20年間、家庭と職場での女性の役割が劇的に変化し、多くの女性達が、多くの責任と期待を背負っています。”と、博士は言います。

今回の調査は、カナダ大西洋沿岸部で行われ、3410人が調査対象になっています。一番重要な研究結果は、1990年以降、女性のうつ病患者の死亡リスクが高まっていることで、これは、女性のうつ病患者が増加しているとも言えます。女性の社会進出や、より高い地位に就いたり、女性が世帯の稼ぎ頭であったり、ネットの登場で子育てが難しくなるなど、さまざまな原因が考えられます。カナダのような福祉が行き届いた社会でこうなのですから、弱者切り捨て、セーフティーネットがお粗末な日本においては、もっと悲惨な現状だと思われます。日本のシングルマザーの悲惨さは、子供の貧困に直結していて、その悲惨な現実を見て見ぬふりを決め込んで放置している日本政府は、世界中から猛烈な非難を浴びています。バブル崩壊後、若年世代を見捨てて超少子化を作り出し、ワープア世帯を切り捨てることで、超少子化にガソリンをぶっかけ、今度は、シングルマザーと子供の貧困を切り捨てることによって、日本を絶望的な格差社会に変質させてしまった、天下り官僚たちの罪は大きいと多くの人達が批判しています。公務員天国は、その公務員を支える薄給勤労世帯(一般庶民)の地獄ということを覚えておいた方がいいかもしれません。1億総鬱社会、1億総貧困社会で苦しむ国民達の犠牲の上に、2500万人の搾取階級が、この世の春を謳歌しているのが日本の実態のようです。