To know her is to like her / To know her is to love herの意味

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To know her is to like her.をググってみたところ、何と、ヒット件数がたったの32件しかありませんでした。高校時代のノートには、彼女と知り合いだということは、彼女を気に入っているということであるという訳になっています。これは、To see is to believe. 見ることは信じることであると同じ(不定詞の名詞的用法)なので、実際には、彼女を知ることは、彼女を気に入ることであると訳した方がよく、例えば、To see is to believeが、見れば信じるようになると訳せるように、彼女を知れば彼女を好きになる(気に入る)という訳につながります。

some, any, no, none 意味、違い、使い方、使い分け
indefinite quantifier (不定数量詞) some, any, no, none の意味、違い、用法、使い分け方で、例えば、I have money. I have some money. I don't have money. I don't have any money. I have no money. 不定数量詞を伴う英文と伴わない英文には意味(ニュアンス)の違いがあるのか?どういった時に使い分けるべきなのか?といったことについて調べてみました。
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To know her is to love her

ビートルズの歌に、To know her is to love herというのがあって、この歌の邦題が、会ったとたんに一目惚れという、(いい意味で)かなりぶっとんだ訳になっています。この邦題は、当たり前なのですが、オリジナルであるテディ・ベアーズのTo know him is to love himの邦題と全く同じものです。直訳すれば、彼女を知ったら彼女に惚れるは、意訳すれば、会った途端に一目惚れでも、一目会ったその日から恋の花咲くこともあるでも、何でもOKです。それが意訳の妙味というものです。

面白いのは、ピーター&ゴードンのTo know you is to love youの邦題が、会った途端に一目惚れではなく、つのる想いになっているということです。あなたを知れば知るほど、あなたにどんどん惚れていく(惹かれていく)とも訳せるので、つのる想いは名訳ではないかと思います。To know herを、知るとすぐにと訳すか、知れば知るほどと訳すのかの違いが、会った途端に一目惚れとつのる想いの違いになっています。

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To know her is to like her

To know her is to like her, even if you’re a Democrat. She’s funny, she’s unpretentious and she generally has a knack for cutting through the usual bull. No wonder galleries root for her.

She Deserves a Successful Campaign

知覚動詞 taste, smell, see, hear, feel 受動態 過去分詞 現在分詞 SVOC
知覚動詞と言えばSVOC(第5文型)と see, hear, feel, smell, tasteが有名どころですが、これ以外にも色々あります。今回は感覚動詞(sensory verb) = 知覚動詞(perception verb)について、知覚動詞と認識動詞(cognition verb)の違いについて焦点を当ててみたい思います。

ここで使われているTo know her is to like herは、彼女を知れば彼女を好きになるという意味で使われています。たとえ、あなたが民主党支持者であったとしても、彼女のことを知れば彼女のことを好きになるはずです。直訳は、彼女を知るということは、彼女を好きになるということです。直訳でも、たとえ、民主党支持者であっても、彼女を知るということは、彼女を好きになるということですとなり、一応意味は通じますが、しっくりきません。

perfect infinitive 完了不定詞 expected, intended to have 過去分詞
perfect infinitive (完了不定詞)は非常に不思議で難解な文法だと思います (というか、これも受験には頻出するので当然覚えておかなければならない文法の一つ)。完了不定詞の前に、be+infinitive (be+to不定詞)の話をする必要があります。このbe+to不定詞も実は完了不定詞に負けず劣らず不思議で難解な文法だからです。ググッてもこの文法の説明がサイトによって言っている事がやや違っているからで、まずは下の例文を叩き台にして話を進めていきます。

この場合、彼女を知れば知るほど好きになると訳すのか、あるいは、彼女を知った途端に彼女を好きになるのか、どちらに訳すのが適当なのかという問題ですが、たとえあなたが民主党員だとしてもというくだりがあるので、彼女を知りさえすれば、彼女を知ったらすぐに程度に訳すのがいいのかもしれません。それだけ彼女が魅力的だということを言っています。

To know her is to like her.は、知ったら好きになるで、どのくらい知ったら好きになるのかについては曖昧です。上記の記事の場合は、彼女の事を少しでも知ればというニュアンスがかなり強いことだけは確かです。知れば好きになるはず的な要素が濃く、誰でも好きになるはずだという話者の強い主観が感じられます。例えば、To know me is to love meなら、俺のことを知れば俺のことを愛さずにはいられないといった意味合いに聞こえますが、私のことを知れば知るほど(私のことをよく知れば)、私という人間がどういう人間なのかを理解して愛せるようになる的な意味だと言っている人達もいます。何れにしても、知ってもらえれさえすれば愛せるようになるはず的な意味だと思っていれば間違いありません。

lie, lay, lie low, lay lowの意味、違い、覚え方
ネイティブも頭を悩ます、lie, lay, lie low, lay lowの意味と違いを考察します。基本的には、layが他動詞であることと、lie-lay-lain、lay-laid-laidの三つさえ押さえればばっちりです。手っ取り早く覚えるには、とりあえず下の表を頭に焼き付けて丸暗記してしまうのも手かもしれません。
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cut through the bull

She’s funny, she’s unpretentious and she generally has a knack for cutting through the usual bull. No wonder galleries root for her.

cut through the usual bull = cut through the BS = get straight to the point = 単刀直入に物を言うといった意味合いになります。have a knack forは、才覚がある、こつを心得ているという意味で、つまり、has a knack for cutting through the usual bullは、単刀直入にものを言えるという意味です。全部を訳すと、彼女は面白いし、気取らないし、ほぼ何時でも物事をずばりと言います。観衆が彼女を熱狂的に応援するのも無理はありません。

To know Trump is to love him.なら、(真実の)トランプ氏を知った途端に一目惚れが、まさにぴったりの訳で、出馬時のスピーチで、何千万ものアメリカ人のハートをガッチリと掴んだことがそのことを如実に証明しています。私の場合は、トランプ氏のことを知れば知るほど彼に対する偏見が解けたのですが、最初は、To know Trump is to hate him.でした。

a little, little, a few, few, lots of, a lot of, many, much の意味と違い
a little, little, a few, fewとa lot of, lots of, many, muchを使う時に気を付けることは、lots ofはインフォーマル過ぎるので会話以外ではあまり使わない。a lot ofも厳格なフォーマル英語が要求される場面では使用は避けた方がいい。それと、much, little, a little (不可算名詞)、many, few, a few(可算名詞)ということです。
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