not ~ becauseの2通りある訳は前後の文脈で見極める

not ~ becauseというイディオムには、2通りの意味が存在し、たとえば、She didn’t marry him because he was rich.は、彼女は彼が金持ちだから彼と結婚しなかった、または、彼女は彼が金持ちだから彼と結婚したのではないの2通りの訳が存在し、この両者の違いは、前後の文脈に沿って、正確に訳される必要があります。英文が複雑になると、前後の文脈をしっかり吟味しないと、当該英文を見ただけでは、何のことだか分からなくなってしまうので、かなりの注意が必要になってきます。

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The core of Chae Chan Ping‘s holding is that the federal government is free to exclude foreign nationals from the United States, even if doing so would ordinarily violate the Constitution. If “the government of the United States, through its legislative department, considers the presence of foreigners of a different race in this country, who will not assimilate with us, to be dangerous to its peace and security,” Field wrote, “their exclusion is not to be stayed because at the time there are no actual hostilities with the nation of which the foreigners are subjects.”

The racist legal doctrine that lets Donald Trump get away with being a loud-mouthed bigot.

ここで使われている、“their exclusion is not to be stayed because at the time there are no actual hostilities with the nation of which the foreigners are subjects.”は、彼らのアメリカ国内からの排斥は、排斥対象外国人が国籍を有する国と、その時点で敵対関係にないという理由で停止しないものとする、なのか、それとも、彼らの排斥は、彼らが国籍を有する国と敵対関係にないという理由で停止するものではない、なのか、迷いどころです。前者は、中国と敵対関係にないという理由で中国人排斥を止めるべきではない事を意味し、後者は、中国と敵対関係にないという理由で中国人排斥を止めるわけではないことを意味し、中国人排斥を停止する正当な理由が他に存在することを示唆しています。

全文を訳すと、「Chae Chan Ping判例の核心は、連邦政府が、たとえ、その行為が憲法違反に当たるものであったとしても、外国人をアメリカ国内から、政府の胸先三寸で自由に排除できるということです。”もし、アメリカ政府が、立法府を介して、アメリカへの同化を拒否する異人種外国人がこの国に存在する事が、我が国の平和と安全に対する脅威になり得ると見なした場合、その外国人が国籍を有する国と、その時点では敵対関係にないという理由で、彼らの国内排除を停止しないものとする。”と、フィールド連邦最高裁判事は書いています。」全文を訳すと、明らかに前者の訳である事が分かります。これは、1889年のChae Chan Ping v. U.S.における連邦最高裁の判決に対する、フィールド判事の法廷意見の一部です。

アメリカに同化しようとしない異人種外国人は、今のアメリカには相当数存在します。自国の文化を大事にするのは分かりますが、そんなに自国な文化が大事なら、アメリカから出ていけよという声もあります。自国を捨てて、アメリカにお世話になっておきながら、アメリカ文化を受け入れることを拒むとか、ふざけんな!と彼らは言います。異質異様な異文化に対する嫌悪感や、移民難民たちの恩知らずさに辟易しているアメリカ人は多く、彼らが、トランプ大統領誕生を可能にしたことも否めません。彼らが恐れるのは、自国文化圏をアメリカ国内に構築された場合、最終的に行き着く先は、自治権要求であり、例えば、カリフォルニア州は実質メキシコの一部のように言われており、今世紀中に、アメリカから分離独立して、メキシコに吸収合併されるだろうと言われています。恐らく、そのような結末を迎えるでしょう。それは何もカリフォルニアに限った話ではなく、テキサス、アリゾナ、ニューメキシコ、ネバダは確実にメキシコの一部になっているだろうと思われます。

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