when all is said and done = 結局のところ、何と言っても、最後には、after all is said and done = 曲がりなりにも、結局のところ、とどのつまり、どうあろうと、といったような意味なのですが、all is said and doneならどういう意味になるのか?これが問題で、直訳すれば、全てが語られやり尽くされたとなります。
従って、
all is said and done = all said and done = ~が(完全に)終わる、程度の訳にしておけば良いかと思います。
“I do think it’s premature and I did see some very low-quality stocks lead the move up,” he said. “It seemed to me more machine-driven and not really capitulation-driven, so again I think more time is required before the ultimate shakeout is all said and done.”
The chart reader who called this stock-market selloff says it’s not over yet
“私は、火曜の反発がまだ時期尚早だと思うし、一部の屑低位株がきっかけになって、上昇基調になるのを目の当たりにもしている。私には、その動きが、売り方の買い戻しなどではなく、アルゴ主導であるように見えたので、セリクラを迎えるのは、まだかなり先だとも思っています。”
before the ultimate shakeout is all said and doneは、最終的な暴落(selling climax)が終わる前、セリング・クライマックスが完全に終わるまで、と言ったような意味になります。セリクラは、相場の総悲観状態を言い、相場の格言に、総悲観は買いというのがあって、投機には、時には、落ちてくるナイフを拾う勇気が必要だと言うことを言っています。
capitulation = 降伏、つまり、市場で降伏するという意味で、買い方なら絶望的な投げ売り、売り方なら絶望的な買い戻しを意味します。買い方が投げさせられる、もしくは、売り方が踏み上げられる場面では、株価は急反落、もしくは、急反発するのですが、今回のNYSEの下げは、こんなもんでは済まないだろうと言っていて、下手をすれば、22000ドル台まで下げて株価調整が終わるだろうと予想しています。ダウが22000ドルレベルまで下がれば、日経は15000円割れも視野に入れておく必要があるのですが、しかし、あくまでも、この人が言うようなレベルまでダウが下がればの話であって、現段階でその可能性はないともあるとも言えません。
イディオム、all said and doneは、全てが終わる、完全終了で、When it is all said and doneのような使われ方をすれば、全てが(完全に)終われば、最後には、結局のところ、
“I don’t think she did anything intentionally and I can say this: when this is all said and done, there’s gonna be a lot of red faces,”
Mother of murder victim blames detective charged with misconduct
“私は、彼女が意図的に何かをやったとは思っていないし、言えることは、全てのことが明らかになった暁には(最後には)、多くの人間が赤っ恥をかくことになるだろうということです。”
I don’t think she did anything intentionallyは、彼女は故意に何もしていないと思っているとも訳せます。
when this is all said and doneのthisは、これから行われる裁判のこと。裁判で全てが明らかになればという意味で、最後にはとも訳せます。つまり、この弁護士は、最後に笑うのは私のクライアントであるということを言ってます。